平成27年(2015年)県政の主な動き
「竹島の日」条例制定10周年【2月】
平成17年に「竹島の日を定める条例」が制定されて以来、2月で10回目の「竹島の日」を迎えた。この間、県では、県議会や関係団体と連携しながら、国への働きかけや啓発・調査研究など様々な活動を行ってきた。
10年目の節目にあたり、こうした県の取り組みや県内外の動きなどをまとめた『「竹島の日」条例制定10周年記念誌』を発刊した。
〔写真〕第10回「竹島の日」記念式典。主催者としてあいさつする知事
〔写真〕「竹島の日」条例制定10周年記念誌
再生可能エネルギー及び省エネルギーの推進【2月、9月】
再生可能エネルギーの導入についての理解を深め、推進することを目的に、2月に「島根県再生可能エネルギーの導入の推進に関する条例」を制定、9月には条例に基づく「再生可能エネルギー及び省エネルギーの推進に関する基本計画」を策定した。
こうした中、県内2カ所における木質バイオマス発電所の稼働により燃料チップの供給が始まるなど、地域資源を活用した再生可能エネルギーの導入に取り組んだ。
〔写真〕江津市で稼働した木質バイオマスを燃料とする発電所
尾道松江線が全線開通、山陰道の2区間が開通【3月】
3月22日、中国横断自動車道尾道松江線(愛称:中国やまなみ街道)世羅ー吉舎間の開通により、尾道松江線は全線開通となった。山陰と山陽、さらには瀬戸内しまなみ海道を通じて四国が一本の高速道路でつながり、四国、山陽方向からの観光客増につながった。
山陰道については、3月14日に仁摩温泉津道路が全線開通、浜田三隅道路の原井ー西村間が開通するなど、着々と整備が進んた。
〔写真〕中国横断自動車道尾道松江線開通式の様子
〔写真〕山陰道仁摩温泉津道路仁摩・石見銀山IC付近
溝口県政3期目スタート、新県議決定【4月】
4月12日投開票の島根県知事選挙で現職の溝口知事が3期目の当選をした。
また、県議会議員選挙では、新人9人を含む37人が当選した。
溝口知事は、「「住みやすく活力あるしまね」、「地方の先進県しまね」、「地方をリードするしまね」を目指して全力で県政運営に取り組んでいく」と述べ、3期目の県政がスタートした。
〔写真〕知事3期目初登庁日のあいさつ(県庁)
「ご縁の国しまね」プロモーションスタート【4月】
劇団EXILEの青柳翔(あおやぎしょう)さんなど若い人に人気のあるEXILEグループの3名をイメージキャラクターに平成27年度から2ヵ年にわたって展開する「ご縁の国しまね」プロモーションがスタートした。
○キャッチコピー『島根には本物がある。』
○イメージキャラクター
出雲地域担当:小林直己(EXILE/三代目JSoulBrothers)
石見地域担当:EXILEAKIRA
隠岐地域担当:青柳翔(劇団EXILE)
○主なPR内容
プレス発表会、「ご縁の国しまね」プロモーションサイト開設、プロモーション映像・ポスター制作、交通広告、首都圏イベント「居酒屋えぐさいる」の実施
〔写真〕「ご縁の国しまね」プロモーションプレス発表会の様子
〔写真〕「ご縁の国しまね」プロモーションメインポスター(菅谷高殿)
島根原発1号機の運転終了【4月】
4月30日をもって島根原発1号機の運転が終了した。
今後、島根原発1号機については、原子炉等規制法に基づく廃止措置が中国電力により進められていくこととなった。
〔写真〕島根原発1号機
島根県のシジミ漁獲量4年ぶりに全国首位【4月】
平成26年の島根県のシジミ漁獲量は3,622トンとなり(農林水産省公表漁業・養殖業生産統計速報値)、青森県を抜いて4年ぶりに全国1位の座に返り咲いた。
漁獲量が増加した要因は、県内漁獲量の大部分を占める宍道湖において、餌などの生息環境が改善し、シジミ資源量が大幅に回復したと考えられる。
〔写真〕宍道湖のシジミ漁の様子
松江城天守国宝に指定【7月】
5月に開催された国の文化審議会の答申を経て、7月8日に、松江城天守が国宝に指定された。この国宝指定を受けて、県は松江市と共同で国宝松江城天守の歴史的価値と魅力を情報発信するため、東京、大阪の2会場で国宝指定記念シンポジウムを開催した。
〔写真〕国宝松江城天守
〔写真〕国宝指定記念シンポジウム(11月28日東京会場)の様子
しまねソフト研究開発センター開設【10月】
10月、しまねソフト研究開発センターを開所した。今後は、しまね産業振興財団と一体となり、県内企業が人々の求める新たな商品、サービスを創出することを支援し、新たな時代に必要とされるIT分野での基盤技術の研究と開発を行う。
〔写真〕しまねソフト研究開発センター
まち・ひと・しごと創生島根県総合戦略策定【10月】
10月、人口減少に歯止めをかけ、島根の地方創生を目指す戦略として「まち・ひと・しごと創生島根県総合戦略」を策定した。総合戦略に4つの基本目標と関連施策を掲げ、市町村との連携をさらに進めながら、県民の総力を結集し、「子育てしやすく活力ある地方の先進県しまね」の実現に向け、全力で取り組んでいくこととした。
〔写真〕島根県総合戦略策定にあたり7月9日に開催した第2回県内各界の意見等を聴く会
〔写真〕島根県総合戦略策定にあたり9月7日に開催した第3回県内各界の意見等を聴く会
中海・宍道湖ラムサール条約登録10周年【11月】
日本における最大の汽水域である「中海・宍道湖」は、平成17年11月8日にラムサール条約湿地に登録され、10年の節目を迎えた。これを記念し、島根県、鳥取県の両県では、ラムサール条約の趣旨である中海・宍道湖の保全とワイズユースの普及啓発を進めるため、記念イベントを開催した。
〔写真〕記念シンポジウムディスカッションの様子
〔写真〕ラムサールフェア「中海・宍道湖の生き物」の切り絵が完成
しまね縁結びサポートセンター設置【11月】
未婚・晩婚化の進行に対応し、結婚を希望する男女の願いを叶えるため、「しまね縁結びサポートセンター」を11月に設置した。結婚に関する相談をはじめ、縁結びボランティア「はぴこ」による広域マッチング、婚活イベント情報の提供などを行い、結婚希望者への支援を強化する。
〔写真〕11月27日に開設したしまね縁結びサポートセンター開設式の様子
〔写真〕結婚を願う男女を支援するために設置した「しまね縁結びサポートセンター」
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