5月13日質問項目4
4.中央教育審議会算数・数学ワーキンググループの協議内容
○山陰放送:山陰放送の昌子と申します。よろしくお願いいたします。
現在、国のほうで学習指導要領の改訂の作業が行われておりますけども、知事はこれまでも、全国学力調査の正答率が低かったことに対して、現在の学習指導要領では基礎能力を身につける内容になってないんじゃないかという指摘をされたりだったりとか、国への要望もされてきたかと思います。なかなかこれ全般にわたると、すごく範囲が広がってしまうんですけども、算数・数学のワーキンググループでいうと、小・中・高一貫した学びだったりとか、社会とのつながりを意識した学習だったりとか、それから、学年を超えて学びの機会、学びの時間の確保といったことっていうのが方向性として上げられていて、この辺りは知事も指摘された部分につながるのじゃないかなとは思うんですけども、その辺り、今の把握されてる範囲で、協議内容への所感だったりとか、改めて新しい2030年代の学習指導要領に望むことなどをお聞かせいただけますでしょうか。
○丸山知事:新聞報道で名前をどうするかっていうのが載ってるのを見て、正直、唖然としました。箱の中身をどうするかっていう話を一生懸命やってるかと思ったら、箱の名前をどうするかみたいなことをやられてるので、さぞかしもう我々が求めてる授業内容の精選みたいなものは議論が進んでるだろうと思って見たら、全然進んでないと。下手すると、教科書会社に丸投げするんじゃないかという懸念すらある。繰り返しになりますけど、折り紙の問題、令和6年の全国学力・学習状況調査の小学校6年生の算数の大問1っていうのは、文章題ですけど、足し算を使うべきなのか、引き算を使うべきなのか、掛け算を使うべきなのか、割り算を使うべきなのかっていう非常にシンプルな選択肢、選択肢制の問題でした。その問題の正答率が全国平均で62%。つまり、単純な計算問題じゃないけども、生きる力を育むというんだったら、算数を文章問題、実生活で適用できるっていうのを目指してるはず、そういう教育を一生懸命やってきたはずなのに、四則演算の使い方の選択すら4割の子どもができてないという状況っていうのは、危機的だと思うんです、私、数学教育として。なおかつですよ、なおかつ、もう何か、ちょっとすみません、鳥取の皆さんはちょっと怒るかもしれないけど、鳥取砂丘に7層の天守閣でも築こうとするような、何か理系人材の育成とかっていう、何の土台もない、算数が、小学校6年生ですからね、小学校6年生で四則演算の使い方をマスターしてる子どもさんが、全国悉皆調査で6割しかいない、4割ができてないという、この惨たんたる状況にもかかわらず、理系人材を育成するんだっていう砂上の楼閣を造るんだということを言ってるだけでも、何かもうあきれて物が言えないんですけど、私。そんな状況なのに、石垣を積むつもりが全くなくて、算数がいいのか数学がいいのかを議論してる人たちが日本の教育内容を決めるって、ちょっと何か、瞬間冷凍庫に入った感じですよ。何かもう、寒々しくて死んじゃいそう。
ちょっと火事に例えると、私は、これは算数の成績が先進国の中で高くなるんだとか、そういう話じゃなくって、今の社会を生きていく子どもさんたちが、算数の四則演算をきちんと生活の中でどう使うかということを身につけずして、この社会、この人生を生きていかなきゃいけないっていうことを強いてる、この我が国の教育の状況は、もう家でいうと、古民家に火の手が上がってるような、母屋に火の手が上がってるような状況ですよ。そんな状況なのに、それを何とかしなきゃいけない消防士さんが、バケツに水くんで水をかけるんじゃなくて、何か言葉にすれば、あっち向いて、火の手が上がってる母屋のほうを見ずに水鉄砲で遊んでるような、本当に失格みたいな、こんな状況でそんなことするの。暇だったらやっていいけど、やること山とあるんじゃないのっていうことで、唖然といたしておりまして、何か本当に、算数か数学なんてもうどっちでもいいですよ。私からすると、もう数学を算数にしたっていいです、別にどっちでも。どっちでもいいです、はっきり言って。数学にしなきゃいけないわけでもないですよ。言葉の統一ならどっちでもいい。しなくてもいいと思うけど。抽象度が高いから、数字を用いるっていう実用的な学びの話ではなくて、抽象度を上げていくっていう意味において学というのをつけていくというのは、私は合理的だと思う。数字の使い方、算術みたいな話じゃなくて、物事を抽象的に捉えていくということなんですよね、数学って。文字とか関数とかっていうのはどんどん抽象化、高等になればなるほど物事は抽象化されていくわけでしょ。だからそれを数の学として捉えても別におかしくない。どっちでもいいんだけど。そんなことよりも先にやることがあるのに、そんな茶飲み話みたいな、いや、茶飲み話じゃないですよ、私からすると。火事が出てるのに消防士さんが何かお茶飲んでるみたいな、そんなことをやってる人たちが、私たちの税金から払われてる報酬もらって、立派な先生だといって、何だったか、ワーキングチームで、中央教育審議会の算数・数学ワーキングチームの委員さんとして、でんと座っておられるところに、すさまじい、ちょっと怒りと悲しみを両方覚えますよね。大丈夫なんですか。いや、大丈夫じゃないと私は思ってるからさんざん言ってるんだけど、これを言ってもなおこの程度だというところが、何かもう。
ちょっと年代が、これ分かれるんですけど、私、昭和45年生まれなんですけど、当時、東野英治郎さんの息子さんがお父さん役で、「あばれはっちゃく」っていうドラマがあったんですよ。それはわんぱくな子どもがいろんな騒動起こすんですけど、そのお父さんがわんぱくな子どもに向かって、もう父ちゃん情けなくて涙が出てくるわって言うんですよ。私からすると、情けなくて涙が出てくるって感じ、本当に。情けなくて涙出てくるよ。でも、泣いてちゃ駄目なんで、こんな状況で放置されたら困るのは国民ですから、子どもですからね。だから、やっぱりなお一層頑張んなきゃいけない。こういう茶飲み話をして物事を終わらせようとしてる人たちに、冷水ぶっかけて、熱い水ぶっかけて、蹴飛ばして、仕事してもらわなきゃいかん。
そんなこと、そういう段取りをしてる文科省の事務方の皆さんにも同じですよ。もう何をしてるんですかと。やる気がないんなら、委員なんか辞めてくださいよと、本当に。算数とか数学とかって、どっちでもいい。名前を統一するかどうかなんて、そんなこと議論せないかんのかと思いませんか。それよりも、百歩前にやることがある。それを適当にやっといて、こんなこと。何か教科書会社にコラムの欄は減らせとかページ数減らせとかっていって、丸投げするんじゃないかっていうことすら、精選とか言いながら、結局、教科書会社に丸投げするんじゃないかという私は疑念を改めて持ちましたんで、ちゃんと精選をするべきだというふうに。
秋に官邸で知事が集められて、1項目だけ大臣要望できます。私、3年連続この算数の問題やってます。もう4年目、これも決まり、確定。松本文部科学大臣の認識を伺いたいと、もう確定しました。こんなんで本当に精選できるんですか。こんな算数を数学にすべきかどうかみたいなことを議論するよりも前に、やんなきゃいけないことがあるんじゃないですかということを大臣に聞かなきゃいけない。ということで、まだまだ私自身の修養が足りないということで、もっと頑張んなきゃいけないなというふうに思ってるところであります。
○山陰放送:ありがとうございます。
関連してというか、同じ流れになるんですけども、今の学習指導要領となって10年のうちの半分が過ぎたというところなんですけども、算数・数学のワーキンググループの資料の中には、問題解決や探究がより一層重視されている、それに対応した指導方法が必要ですけれども、6年たってまだ学校現場に十分に浸透していないというような記載があるんですけども、その理由、国としてどういった責任があるというふうに、知事、お考えですか。
○丸山知事:私からすると、できもしないことをやれって言ってるだけなんじゃないですか。いや、みんな一生懸命やってる。学校の先生だって残業減らさなきゃいけないぐらい、新規採用職員の応募が少なくて困るぐらいブラック職場だって言われて、その改善に努めなきゃいけなくなってる。つまり、現場はあぐらかいてるわけじゃ全くない中で、その現場にいる人たちが一生懸命やっても結果が出ないってことは、仕組みがおかしいんでしょ。だから、できもしないことをやれって言ってて、それがうまくできてないというのは、それはやらせてることがおかしいというふうに、そういうふうに反省すべきなんですよ。何か浸透してないんじゃなくて、浸透しないものを浸透させようとしてるんじゃないかというふうに、自らに対して謙虚に反省してないからそんなことになるんじゃないですか。浸透してないのは浸透してない理由がある。ボリュームが多過ぎるか、もともと浸透しないものを、人に身につかないものを身につけろと言ってるのか、その年代でね。もっと後でやるべきことを前倒しし過ぎて子どもたちに浸透してないのか。
つまり、本当、先ほどの問題に戻るけど、すごく深刻なのは、足し算、引き算、割り算、掛け算を習ったときにできなかった状況が、小学校6年生までずっと継続してるってことなんですよ。そのできなかった穴を昔に戻って埋め戻すっていうことができずに、立派な教育だと言われてる新しい視点で何か、いろんな観点で人の能力を伸ばすと言われてる、4年生とか5年生とか6年生とかっていう項目を次から次から放り込んでいくんでしょうけど、結局、四則演算、足し算、引き算、掛け算、割り算の使い方も分からずに小学校を卒業していってしまうっていう状況を、恐ろしい状況になってるっていうことに対する何か畏怖感、何ていうのかな、痛点がないんでしょうね。痛点がないからだと思うな。痛点がないんだと思います。
なので、元には、浸透してないのは浸透してない理由があるから、浸透してない理由を分析して、改めるっていうことを考えるのがあなたたちの仕事だというふうに文部科学省の審議会の皆さんにはお説教したいぐらいですね。そんなことを言うんじゃなくて、浸透してない理由を分析をして、それに対する対策を打つ。今回の事故にしても、なぜその事故が起きたかとか、原発の話も、なぜそういうことが起きたのか。または、それがなぜ見過ごされてきたのかっていうことを確認して、そうならないようにするために何をすべきかって考えるってことなんだけど、そういう手法ができてない、PDCAが回ってないってことでしょ。PDCAなんて、だから、子どもに求めてることの10分の1も、学習指導要領の検討をしてる中央教育審議会の人たちが分かってないからでしょ。人にやれって言ってるけど、あなたら、できてねえじゃんって。客観的に自分がやってることの成果がどうなってるかっていうことを、我が身を振り返って、改めるべきところがどこにあるかということを客観的に冷静に分析して対策を講じるっていう単純なPDCAすらできてない人たちが、偉い教育議論だかなんだか知らんけど、どんなことを言ったところでらちが明かないってことなんでしょうね。人選の問題だったら、人を入れ替えればいい、やる気がないんだったら。辞めてもらえばいいと思いますよ、やる気がないんだったら、能力がないんだったら、と思います。
○山陰放送:ありがとうございました。
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