4月24日質問項目3
3.NHK連続テレビ小説「ばけばけ」放送終了後の取組
○山陰中央新報(岸本):もう一つ大きなテーマで、違う観点から伺うんですけども、NHKの連続テレビ小説「ばけばけ」がこのたび終了しました。この注目を浴びた島根や松江の観光について、その「ばけばけ」の効果を持続させて波及させていくことが重要だと思いますけども、今後の課題や対策についてはどのように考えられますでしょうか。
○丸山知事:県としてカラコロ工房でやっております「ばけばけ」展については、ゴールデンウイーク明けまで継続してます。それをほぼ引き継ぐような形で、松江市役所の多目的ホールにおいて、ドラマ展、ドラマ館かな、多目的ホールの空間に撮影で使われたセットと同じものを再現して展示されるというふうな予定だというふうに伺ってますので、そういった松江市の取組と連携して、取り組んでいきたいというふうに思っています。
客観的に言うと、もう一つ前の「だんだん」と「ばけばけ」の違いは、大きな違いがあって、やはり「だんだん」がある意味、完全なフィクションだったのに対して、「ばけばけ」の場合は小泉八雲先生とセツさんという実在の方をモデルとしたドラマでありましたので、そういったモデルになった方の、まさに旧居だったりゆかりの場所が厳然として松江市内にたくさん残ってると。それから西田千太郎さんの話もありますしね。そういった登場人物のモデルの方々のゆかりの地があるわけでありますので、そういった意味で、今ある観光資源をきちんとPRしていくことで、「ばけばけ」につなげて、連想していただくことはできる環境が既にありますので、そういった強みを生かして、半年にわたって、私は正直言って、半年の放送期間の中で何か月間ぐらいやっていただけるんだろうかと、ちょっと不安ではあったんですけども、大変長い期間、また、一度熊本に出られた後も、戸籍の関係で戻ってきていただいた期間もありますし、そういった意味では、本当に長い期間、松江を舞台にドラマが展開された。これは朝昼2回、松江が舞台の全国放送がされるというのは、本当に我々が普通にCMとか打つことを考えたら、とても我々ではできないPRをしていただいたという、非常に大変ありがたい立ち位置なり遺産をいただいていると思ってますので、これだけの効果を、やはり終わってしまって、程なくして前に戻ったという形じゃなくて、やはり平成25年の出雲大社の大遷宮のように、その年の数字を維持するのは難しいですけど、それ以前と比べて底上げがされたっていうふうに持っていくというのが一番理想的な形だと。私たちも松江市さんも同じ認識でありますので、県の観光連盟だったり松江市の観光協会だったり、関係の皆さんと協力しながら、そういったいろんな課題を解決しながら、多くの方々に、やはり今年の放送期間は、なかなかナンバーとして見たことがないエリアからも、車のナンバーね、こんなところから来られてんだっていう、たくさん本当に遠方から来られてるっていう感じでありましたので、これは車もそうですし、空路も含めて、鉄道も含めて、多くの方々にお越しいただけるように、関係者と連携して取り組んでいきたいというふうに考えております。
○山陰中央新報:ありがとうございます。
関連でお尋ねします。小泉八雲やセツが見た風景を見たりですとか、関連する施設に来てもらったりする観光というのはもちろん大事だというふうに思うんですけれども、例えば「怪談」などに代表されるような、知的好奇心の高い層に訴求する、より文化的なアプローチというのも必要なんではないかというふうに思います。例えば島根県内には世界遺産の石見銀山があったりですとか、知的好奇心をくすぐるような素材というのがいろいろあるんじゃないかというふうに思います。県内で観光を絡めながら文化度を高めていくような取組というのは、考えておられることはございますでしょうか。
○丸山知事:いや、それはなかなかストライクゾーン狭いと思いますよ。わざわざそこと「ばけばけ」をくっつけなくてもいいんじゃないのって感じ。それはそれで、その素材自体が文化的なので、出雲大社だったり、建築物としての、国宝として出雲大社だったり出雲神話の舞台となった、まさに場所もいっぱいありますので、「ばけばけ」と絡めてというのはちょっと、何か変化球が難し過ぎてって感じがしますけど、でも、小泉八雲先生がやられた業績をたどっていただくと、そういう日本人の江戸期からの、昔からの気持ちの持ち方というか、心象風景、日本人らしい、日本人が何を恐れるかとか、どういうことを幻想として持つかということを世界に紹介された先生でありますので、そういった意味で、小泉八雲先生自体の業績を振り返るっていうこと自体が文化的だというふうに思いますし、それぞれの、「飴を買う女」だったり「耳なし芳一」だったり、それぞれ人情というか、母親の情だったり、いろんな人の感情の混じった、ちょっと太古のっていう古代じゃないですけど、室町以降って感じですかね、室町以降の日本人の心の持ちようみたいなところを振り返っていただける素材としていろんなものが、「怪談」があったりしますので、ちょっとそこまでハイレベルに考えてなかったです。すみません。
○山陰中央新報:いえ、ありがとうございます。
松江市との連携というお話もありましたけども、今後、松江市との連携による取組ですとか、松江市に期待する取組というのはどういうものがあるのかというのを伺いたいと思います。
○丸山知事:やはり松江市がまさに主な、県内いろんなゆかりの地ありますけども、やはりメイン中のメインですので、「ばけばけ」の関連の誘客については、松江市が主導していただくというのが一番自然な形だというふうに思いますので、県としても十分にサポートしながら連携して取り組んでいきたいと思ってます。
それから、先ほど申し上げたように、特に遠方から来られた方というのは、まさに松江のお城の周辺を見て、そのまま回れ右して帰っていくというよりは、せっかく来たことのないとこに来たんだからといって、もうほぼ、ほとんどの方が周遊されると思うんです。松江で終わってではなくて、当然出雲大社、行ってみようとなるでしょうし、足立美術館とか石見銀山とかって形で、なかなか来れないとこだから、せっかく来たんだからといって回っていただけると、これは鳥取も含めて、そういう松江のためだけにやってるということではなくて、松江に来ていただくということがやはり自動的に周遊につながっていく、周辺への波及効果というのは確実にあると思いますので、そういった意味で、松江城とか「ばけばけ」を牽引役として県内の観光を盛り上げていただくという、トップランナー、セカンドランナーとしての役割を担っていただけるように、今回の我々のカラコロ工房の後をきちんと引き継いで、次の新しい企画を実施をしていただいてますので、そういったもの、それ以外のものも含めて、一緒に連携して取り組んでいきたいというふうに思っております。
○山陰中央新報:一旦以上です。ありがとうございます。
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