7月2日質問項目2
2.一畑電車
○山陰中央新報:先日、一畑電車に関して、鉄道事業の再構築実施計画のほうが認可を受けたということがありまして、これに対する受け止めをいただきたいんですけれども、あそこ、ずっとみなし上下分離方式ということで県と市で事業費を持っておりますけれども、それを踏まえた受け止めと、今後どのようにして、より成果が求められる状況だと思いますけれども、補助金の在り方とか、その辺りのお考えをお願いいたします。
○丸山知事:今回の国の認定をもらうことで社会資本整備交付金の活用が可能になるということで、これまで補助率は3分の1の補助しかなかったんですけども、2分の1の交付金を活用できるようになるということで、政府の支援をより受けられるようになったという意味で、一歩前進だというふうに思っております。
施設・設備に関する費用は国の補助金、交付金を活用しながら、国と沿線の松江、出雲市、両市、3者で負担をしていくという形で今、佐々木記者がおっしゃったみなし上下分離という形でやっておりますので、投資の内容というのを安全性、安全運行ということを基本に、なおかつ観光路線でもありますので、誘客ということも加味しながら、適切な水準というものを見極めながら、一畑電車の施設の老朽化の状況ですとかいう状況を踏まえて、投資の計画、お金をかけていく計画というのを、10年間の計画を3者ですね、一畑電車さん、島根県、出雲市・松江市という間で協議をして、これを国に認めていただいたというふうな理解であります。これを使って安全運行と乗客数の確保、また観光路線としての活性化ということを行っていきたいというふうに思っております。
○山陰中央新報:ありがとうございます。
そもそもなんですけれども、このみなし上下分離方式って、10年間はこれ続けることになってますけれども、ちょっと長期的な視点に立ったときに、それで20年、30年以降の考えとして、持続性とか今後の在り方というのはどのように思われますか。
○丸山知事:普通に考えて、今、この時期で上下分離をしないといけない経営路線が、20年後には上下分離じゃなくて、設備投資も含めて鉄道会社ができるようになってるというふうにはなかなか考えにくいので、何とかそういう公と私の役割分担でこれをやっていくことで、この事業継続を図っていくということが基本になってくるんじゃないかというふうに思います。
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