6月11日質問項目8

8.政局

○山陰中央新報:参院選に向けて各党が公約づくり進めておりますけども、与党は物価高騰対策のための給付っていうところを盛り込んでおられます。また、以前、消費税の減税には懸念を示されて、知事、おられますけども、この給付案への所感をお願いします。

 

○丸山知事:給付案自体はそれほど、参議院選において私が一番大事だと思うのは、何をやるかっていうことよりも、何をやらないかです。消費税の増税、政権を取るまたは政権に残るときに、消費税の増税とかって考えるんですか。減税しない、減税するって言ってるとこはしないでしょうけど、減税しないと言ってる政党は、増税を考えるのかっていうことは問われるべきですね。

 なおかつ、もう一つ言うと、もう何度も口酸っぱく言ってますけど、高額療養費を撤回をするのか、つまり、この前の政府案を見直すのか。政府案を撤回して、現行制度をベースに制度を考えるのか。前のことを、高額療養費をどういうふうに捉えるのか。今回の政府案を間違ってたというふうにちゃんと整理するのかどうか。それから国立大学の授業料を3倍にするとかっていうふうに言っている人がいますけど、そんなことに賛成するんですか。つまり国民がやってほしくないということをやるのか、やらないのか。国民がやってほしくないということをやらないのか、そっちを問うべきですよ。何をやるかを問うだけじゃ駄目。何を、問うだけだと、駄目なのは、本当、高額療養費と国立大学の授業料で明らかになってるわけでしょう、私からすると。県政記者クラブではね。

 だから私もう本当ね、増税するの、減税しないという政党は増税するのかと。減税しない、減税はするけど、その後、増税を考えたりするのか。要するに増税するのかっていうこと。それから国立大学の授業料を3倍にするのか。高額療養費みたいなことをするのか。要するに国民のやってほしくないということをするのかどうかということも同時に聞かないと、何か、これやります、あれやりますっていうのは、手品の手法なんですよね。左手だけじゃなくて右手をちゃんと、右手はどうすんだと、やることとやらないのかと、やらないんですねっていうことと、両方やっぱり問われないと、この間、私は高額療養費の話と、まだ現在進行形ですけど、国立大学の授業料、国民がやってほしくないと思っていることを本当にやるつもりあるんですか。そういうことが私は大事だと思うんです。

 1万円の給付、何万円か知りませんけど、給付も大事ですけど、国立大学の授業料3倍で、もうやるといったら、もうすごい影響ですよ。何万円かの給付をやるかやらないかなんかよりもはるかに社会に与える影響は大きい。高額療養費だってね。だから、私は政党がやるっていうことだけに注目するっていうメディア報道はやめてほしいと。この間、問題になった事柄を、国民が大反発したことをやらないっていうふうに約束するのかどうかっていうことをちゃんと問うてほしいと、私はマスメディアの皆さんに要望させていただきます。

 国立大学の授業料3倍に賛成ですか反対ですかって、ぜひ候補者アンケートに入れてほしいと思いますよ。もう伏してお願いします。高額療養費は何か、みんな終わった感があると思ってるけど、国立大学の授業料3倍っていう話がありますけど、それは賛成ですか反対ですかって党首にも聞いてほしいし、全候補者に聞いてほしいですよ。こんなこと本当にやるんですかと。国民がやってほしくないということをやらない政党なのかどうかということが問われてると思いますよ、どっちかというと。やるっていうことを評価するだけじゃなくて、何をやらないのかをちゃんと問うて、問わないと言われませんから、それで、そこまで含めて政策として評価をするというのが大事だと思います。

 すみません、事実上、定額給付にはコメントしませんけども、擦れ違いということでよろしくお願いします。
 

お問い合わせ先

広聴広報課

島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp