6月11日質問項目5

5.准看護師養成所学生向け奨学金制度

○読売新聞:読売新聞の小松です。お願いします。

 6月の補正予算のことで伺います。

 准看護師養成所の学生向け奨学金制度を今回新たに制度創設されたということで、先日、浜田准看護学校の廃校も決定をしていますが、県内の看護師不足が不安視される中、今回のこの制度創設にはどんな意味があるんでしょうか。

 

○丸山知事:現在、看護師不足を理由とした病床の削減、停止、まあ休床と言いますけどね、完全になくさないので。稼働を止めるということが起こっておりまして、地域医療体制に大きな影響を与えている。医師が不足して入院がさせられないのではなくて、看護師さんが不足していて入院させられないという状況が発生しているわけです。したがいまして、准看護師資格を持つ方が入学して、看護師資格を取ることができる松江高等看護学院、これは県立の施設でありますけども、その進学を前提として、その准看護師養成所に入学される方々などを支援することによりまして、准看護師養成所を卒業して准看護師の資格を取られる。准看護師として仕事をしながら定時制の松江高等看護学院で3年間学ばれて、准看護師から看護師の資格を取られるというプロセスで、県内での看護師養成を図っていきたいということであります。

 県立の松江高等看護学院は、県内就職率が非常に高いです。ということで、しかも、この松江高等看護学院の入学生のほとんどは准看護師養成所であります松江看護高等専修学校からの入学者がほとんどでありますので、松江高看のもう一つ前段階のところから支援をしていくということを通じて、松江高等看護学院の入学生、卒業生を増やして県内で定着をしていただくというルートを太くしていきたいという考えであります。

 つまり、通常は、通常というか、一番メジャーなルートというのは、高校を卒業されて、高校卒業後の進学先として大学だったり、益田にあります石見高等看護学院というのは、これは全日制の、定時制じゃない学校でありますから、こういうところで、いわゆる純然たる学生として看護師を目指されるという方が一番多いですけども、働きながら准看護師の資格を取って看護師、准看護師として働きながら看護師になるという、その養成ルートを県としては持っておりますので、幸い。恐らく当初、18歳の時点で看護師になろうとは思われてなかった方々も含めて、そういうルートで入っていただくということも可能になりますので、松江の看護高等専修学校、それから松江高等看護学院、いずれも働きながら資格が取れるという学校でありますので、そういう全日制のコースで看護師になるというコース以外の方々に対する支援をきちんとすることで、そういうルートからの看護師定着の流れを太くしていきたいという考えであります。

(補足)

○丸山知事:准看護師を養成する松江高等専修学校が2年コースです。それから、その後、准看護師の資格を持たないと入れない松江高等看護学院、これも2年課程の3年修業であります。それを、最初の2年制の入学時のときの修学資金としての奨学金貸与をして、その条件として看護師を目指していただくっていうことを条件として、高等看護学院に進学をしていただく。その後、一定期間の県内就業をしていただくということで、それで返済は免除していくということを通じて看護師を養成していく、そして県内に定着していただくということを図っていきたいということです。

 

○読売新聞:ありがとうございます。

 

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