6月11日質問項目3

3.自転車競技場の整備

○山陰中央新報:島根かみあり国スポに向けた自転車競技場の整備についてお伺いします。

 出雲市の平成スポーツ公園野球場で整備を進める方針を明らかにされました。改めて整備の判断に至った理由についてお願いいたします。

 

○丸山知事:自転車競技場につきましては、当初は斐伊川放水路の残土処理場跡地、通称グリーンステップという言い方してますけども、この場所で新設を検討いたしておりましたが、当初25億円と見込んでおりました総事業費が、土地の造成などにかかる経費の増嵩によりまして、32億円程度に膨らむということが判明いたしましたので、これをどうするかということをいわゆる一回白紙に置き直して、再検討していたという状況であります。

 出雲市からは提案をいただいておりまして、平成町にあります平成スポーツ公園野球場、そして旧出雲エネルギーセンターの2か所について提案がありまして、旧エネルギーセンターのほうは敷地がちょっと狭隘で、競技場を建てるのにのり面の掘削、山を削るといったことが一部必要になるということが明らかでありましたので、この平成スポーツ公園を具体的に検討しまして、現時点で21億円程度の整備費ということが見込まれますので、現時点で財政見通しで想定しています25億円を下回る水準になるということ、また、32億円という数字からは、単純に差し引きしましても11億円、ある意味、十分な見直しの削減ができるということを踏まえまして、平成スポーツ公園で新設の具体的な検討を進めるという方針を固めたところでございます。

 当然、最初に整備を予定しておりましたグリーンステップの今後の利活用については、改めて地元の皆様と検討していく考えでありますし、現在の大田市の自転車競技場につきましては、この新しい競技場が建つまでの練習施設として活用をしますので、その後に解体をしていくということで、その経費も含めて21億円というふうに見積もっているところでございます。

 

○山陰中央新報:大会全体の整備費の上振れも懸念されている中ですが、全国知事会では、国へのさらなる財政支援を求めておられます。ただ、日本スポーツ協会の有識者会議の提言案では明確な結論が示されておりません。財政支援の在り方について、県として国や日本スポーツ協会にどういったことを求められるお考えでしょうか。

 

○丸山知事:基本的に3巡目の話ですから、検討は。ある意味1巡目、2巡目、そういう財政支援のない形で進みましたから、現実問題として、仮に財政支援というのが拡充されるとしても、基本3巡目ですよ。2巡目の途中で入っていくというのを期待するのは、正直言って、事実上不可能じゃないかと私は思ってますので、3巡目に向けた要望として、私は事実上捉えてます。ですので、正直2巡目の、47あって47、2回目やってる途中から大規模な財政支援が入りますというのは、財政支援が入らなかったところからすると不公平だってなるでしょうから、正直、2巡目の途中で財政支援が大幅に拡充されるというのはなかなか難しいだろうというふうに私は思ってます。

 ただ、これまで中央競技団体、または中央競技団体は多分地元の競技団体の意向を受けていろんな施設整備を求められてきましたけども、それは最後、視察という形で指摘を受けてやってましたけど、それは国スポを運営する上で必要最小限のものにしてほしいと。我々として納得できる範囲内でしか対応しないということを強く言ってきてますので、結果的に今、中央競技団体の視察終わってますけど、過度な内容は含まれていないという認識であります。

 そういった意味で、物性的な、造る整備水準としての過重な内容というのは、もう除去されていると思いますので、あとはもう、かかってしまう経費だというふうに認識せざるを得ない。そして、これまで申し上げてきた140億という数字は、ここ3、4年の人件費とか資材費の高騰が入る前の整備費ですから、当然140億から上振れをしていくということは避けられないというふうに考えております。

 そういったことで、整備内容は最小限に抑える。それでもなお出てくるものというのは、もう受け止めて対応していくというのが基本的な考え方であります。

 

○山陰中央新報:分かりました。

 

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