6月11日質問項目1
1.島根原発
○山陰中央新報:山陰中央新報の曽田です。よろしくお願いいたします。
まず、島根原発についてお伺いいたします。
2号機の再稼働から半年が過ぎました。中国電力は安定した運転ができているとの見解を示す一方で、再稼働後に設備をめぐるトラブルが相次いで発生しておりまして、地域住民の不安は残っております。運転員の教育など、安全に動かすための組織体制の在り方が問われ続けていると感じますが、2号機をめぐる現状や中電に求めることなどについて、知事の所感をお願いいたします。
○丸山知事:これまで一貫して申し上げておりますとおり、中国電力には島根原子力発電所の設置者、管理者として、安全を最優先に島根原発を運転してもらう必要があります。中国電力には、新規制基準に基づきまして新しい設備が導入され、ある意味、いろんな施設が多重化されているということでありますので、そういう新しい設備に沿った新しい保安規定に従って保安教育や訓練などを適切に行い、安全に向けた能力の向上に努めてもらう必要があります。そういったことを折に触れて求めていきたいと思っておりますし、これまでも求めているところでございます。万が一トラブルが発生した場合には、その内容を速やかに公表し、原因を究明した上で必要な改善、再発防止策を重ねてもらうということを徹底をしてもらうということも必要であります。
また、そういった事業者の取組を、規制当局としての原子力規制委員会が日常の規制検査や教育訓練など、人的な確認を含めて厳格に行ってもらうということも求めているところでございます。県では、安全協定に基づいて立入り等もできますので、そういった協定上の権限も行使しながら、中国電力に対して求めていくこと、規制当局であります規制庁に対して求めていくこと、また県でできることを組み合わせて、中国電力によります島根原発の安全運転に最大限の努力をしていきたいというふうに考えております。
○山陰中央新報:分かりました。
お問い合わせ先
広聴広報課
島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp