3月10日質問項目9

9.公立学校教員不足

○山陰中央テレビ:TSK、宍道です。

 教育関係の話なんですが、先日、文科省が発表した公立小学校の教員不足という数字の中で、島根県の不足が33.3%という数字が出ていますが、これについての受け止めと、今後の対応についてお聞かせください。

 

○丸山知事:皆さん本当に、数字を取り出して、何か悪い数字があると一生懸命やってくれるんで私も勉強になりますけど、島根県の場合は、人口が少ないので様々な、教員定数の一般ルールにプラスして、加配の定数というのをつけてもらっています。どうしてもそういう定数を使って教育を回していくということになっていますけども、その加配の部分が非常に多いので、そこの部分が足りてないという学校が多い。それはなぜかというと、小さな学校ほど加配に頼ってるから。加配なしで回せる学校が少ないわけなので、校数としての比率は多くなるということです。

 それは、加配だから定数が足りなくていいということじゃないので、そこまで含めて教育全体を成り立たせるために配置を認めてもらってますから、それは定員が満たされるように、採用がうまくいくようにしなきゃいけませんけど、これだって、学校の先生の教職調整額だって少ししか上がらないし、だからやりがいが伝わってないからとかっていって話をごまかそうとしてるけど、やりがいか伝わってないんじゃなくて、仕事の中身がブラックだからだと知れ渡ってしまっているからこうなっているんで、仕事の中身を改善させなきゃいけないし、だから、これは採用活動ではなくて、はっきり言いますけど、学校の先生が自分の子どもに先生になりなさいって言えるような状況でなくなってるという状況を早く直さないと、それは応募者増えないでしょう。

 昔は、学校の先生はやりがいのある仕事で、ある意味、誇りを持って、また、周りも敬意を持って接してくれる、立派な仕事だというふうに胸を張って言えてましたよ。それがそうじゃなくなってるということです。それは、採用活動を頑張るとか、島根県で何か工夫するとかってレベルの話じゃなくて、何かもう分かんないけど、三観点評価とか、何かもう一人一人の通知表をつけるのにもくたくたになるような、そんな文科省の役人がやったこともない、そんなことをやるべきだと言った大学の先生もやったこともないことを、これもやったほうがいい、あれもやったほうがいいとかって言って、あれこれもうじゃんじゃん継ぎ足してきて、総合的な学習の時間みたいなことをばんばん入れて、総合的な学習って、結局何か、最後は発表してもらって、言葉悪いけど、自分の考えをきちんと発表できたり議論できるのが立派だというふうな教育をしておきながらですよ、しておきながら、この期に及んで理系人材を確保。今の総合的学習の時間というのは、最後のところは国語なんですよ。極めて文系的なことをこれだけ一生懸命やらせておいて、挙げ句の果てに今、理系人材を増やさなきゃいけないって、もう本当に何か、自分の政策の失敗を認めずに、何か勝手に右、左行ってしまっている、そこに現場がもう疲弊してしまっているという状況でしょう。だから、ここの問題じゃなくて、霞が関の何丁目の世界なのよ。そんなことを認めてきた与党も含めて、国の政策全体を考えなきゃ駄目。

 私が先ほど申し上げたように、市町村の教育長を兼ねたいと言ってるのは、県の教育長だって兼ねてもいいんだけど、要するに全部、中教審とか文科省とかというラインで下ろす相手が教育委員会、教育長、つまり政治家じゃないわけですよ。政治家じゃないから強く反論してこない、できない。それに唯々諾々と従ってきた結果がこんなことになってるということですよ。だから、教育を充実してほしいというのは有権者の気持ちですよ。だから政治家がまともに受け止めてやらないと、文科省の言いなりなんかになってると、もう、ろくでもない結果になってるんだから、教育を文部科学省の手から県民とか市民の手に取り戻さないといけないということですよ。

 教育というのは、大幅に変えるのは駄目なの。少しずつ変えなきゃ駄目。失敗したら終わりなんだから。ともかく、本当、総合的学習って極めて文系的なのよ。いろんな議論をして、多面的に考えてとか。で、自分の意見を言えるようにするとか。そんなことにむちゃくちゃ時間と労力を割いてきて、挙げ句の果てに今や理系人材、大学の入学定員を文理半々にしましょうとかって言ってるけど、こんだけ総合的学習に力を入れて、算数ができないようにしておいた教育関係者が言えることなのかと。この算数の惨状をつくっておいた人たちが、理系人材を半分にしましょうって、もうちゃんちゃらおかしいっていうか、顔を洗って出直してこいって、本当に。ようもまあ、そんな、そんなことがよく言えますなと。この算数の現状をこうやって変えますって言ってから言えと、本当に。算数できなくて、理数系でしょう。理数系って、数学が基本なのよ。数学って、数学になる前は算数なのよ。算数できないのに数学できるわけもないし、数学できないのに、特に理科、化学、物理なんかできないよ。理系人材の大本をぼろぼろにしておいてさ、理系人材を育てましょう、高校の定数とか大学の定数を変えましょうって、小・中学校をちゃんと直してから言えよと。何様なんだと、本当に。こんな算数の惨状をつくっといて、どの口が言えるんだと、本当に。羞恥心がないのかと。正直言って、島根県民、そんな恥ずかしいこと、よう言わんけど、何か霞が関とかに行くと、そんな恥ずかしいことがよく言えるねと、本当に。だから東京は恐ろしいまちだね、本当に。島根県でそんなこと言ったら信用されなくなるよ、本当。

 ちょっと話がずれましたけど、でも、ずれてないですよ、本当に。本当にそういうことです。まず一つのメルクマールは、学校の先生が自分のお子さんに先生になりなさいってみんなが言うような状況にならなきゃいけないんだと思いますよ、実際。それは、制度もそう、あとは生徒、親もそう。学校の先生、算数の問題を解く力が仮に同じでも、数学の解く力が同じであっても、それをどう解くかというふうに教える能力というのは別なんだから。分からない子どもに分からないことを教えるということにかけてのプロに対する敬意を保護者も、親も持たなきゃ駄目ですよ。それが学校現場を疲弊させてる一番の原因で、単なるサービス、教育というか、学校の先生はサービス業の職員じゃない。そこから直さなきゃ駄目だと思いますよ。そうしないと増えないですよ、こんなね。何かお金を、サービス業の店員さんみたいな扱いで、というふうに接する接し方というのは、教育を受ける側の態度じゃないと思います。教育を受けるというのは、やっぱり教育を受けるんです、授かるんですよね。だから、その授かる姿勢がなければ身につかない。多分結局のところ、子どものためにならないでしょう。教えてもらうんです。教えてもらわなかったら、お金を出して、授業料を出したり、義務教育として、権利として受けてるうちはいいけど、社会に出た瞬間に誰も教えてくれなくなりますよ、そんな人に。

 ちょっと話がどんどん脱線してるからやめときますけど、そんな感じで、いろんなことを直していきながら、学校の先生を志望してもらう。志望してもらって、実際に仕事してもらって、やっぱりなってよかったって思ってもらえるような教育環境をちゃんとつくっていかなきゃ、そういう状況に、より改善していかなきゃいけないというふうに思います。

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