12月11日質問項目7
7.人口戦略フォーラム
○時事通信:時事通信の勝又です。よろしくお願いします。
先月末に鳥取市で開催された人口戦略フォーラムについてお聞きします。
知事も御出席されて、他県の知事ですとか政府関係者などと人口減少問題について意見交換をしたことと思います。そのときの議論を受けての御所感ですとか、政府側の主張を聞いての御感想をお聞かせください。
あわせて、その人口戦略フォーラムで東京一極集中是正に向けたとっとり宣言がされましたけども、地方創生に向けて政府に求めること、期待することなど、改めてお願いします。
○丸山知事:当初、計画をされたり御案内をいただいたときには、多分、岸田総理時代だったというのもありましたけど、つまり、総理が御出席になるということについては本当に当初想定をしておりませんでしたけれども、総理からこのフォーラムに駆けつけていただいて、地方から人も金も首都に集めるというのは明治以来、国家がやってきたことだから、こういう国家が人為的につくった政策というのは、国家が人為的に変えていかなければいけないというふうに明言をいただいたところでございます。そういった明確な問題意識を持っていただいて、そういう、これは東京一極集中是正というよりは、中央集権だったり東京一極集中是正、2つの意味合いがあると思いますけども、今生じてる東京とそれ以外の地域の格差、私からすると大都市と地方の格差といったものを是正していかなければいけないという認識を総理から示していただいたということが最大の成果ではないかというふうに私は思っているところであります。
私自身はいつもどおり、好き放題言わせていただきましたので、ともかく大事なことは、出生率が1.2とかというので仕方がないって言っている人たちは、人口が2分の1になり4分の1になるということを、それでいいと言ってるというか、いいと思ってるんでしょうけど、そんな覚悟を持って言ってもないだろうから、合計特殊出生率1.2とか、0.99とかということの意味するところを真面目に考えて、真面目に仕事をすべきだというのが私の基本認識でありまして、人口が50年で半分になり、100年たつと4分の1になるというふうな国がG20に入っておれるわけもないし、サミットに呼ばれるわけもないし、日米首脳会談も日中首脳会談も開いてもらえなくなると。だったら、もう今のうちから海外援助なんかやめてしまって、大使館も、アフリカはもうエジプトと南アフリカに2つぐらい置いといて、あと全部、その2国の大使が半分ずつ兼務して、行事があったら出かければいいと。大使館なんて、もう10個ぐらい置いとけばいいんじゃないかと、そういう貧国だと、もう貧国になる、貧しい国になる、一小国になっていくということを本当に覚悟してんのかと。この1.2とかっていうのを放置するっていうんだったら、もうそれなりの身支度とか身じまいをしなさいよと。何を、世界第3位、第2位の経済大国の感覚でまだやってるような気がするけど、どんどんどんどん国際的地位が低下しているのに、インバウンドはたくさん人が来るけど、日本人が行こうにも行けないという、もうかつての発展途上国型の経済になってると。そういうことを食い止めていかないといけないということだと思いますので、我が国のエスタブリッシュメントの認識を一新しなければいけないというのが私の基本的な考え方でありまして、そういう、島根県知事ごときが何を偉そうなことを言ってんだというふうに常に思われてると思いますけど、何を思われてたって別に知りませんから、言うべきことは言っていくということであります。
日米首脳会談とか、もう自分たち、私があの世に行く頃には、もう開かれてないと思いますよ。開いてくれてないですよ。日米首脳会談、5年に1回やりますかみたいな感じ。だって、価値がないんだもん、そんな国。人口が半減していくような国。だって、サンフランシスコ講和条約結びに行った総理大臣みたいな扱いを受ける時代が来るってことですよ、こんな状況を放置してたら。それは、自分たちがそうならないからというふうな単視眼的な認識じゃなくて、我々の孫、子がそういう国で幸せに生きていけるだろうかというふうに思いを致して今の政治をしなければいけないっていうことだと、政治とか経済とか社会をつくっていかなければいけない、変えていかなければいけないってことだと思います。余計なことを言いました。
○時事通信:とんでもないです。ありがとうございました。
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