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12月11日質問項目4

4.島根原発
○NHK:NHKの内野と申します。

 すみません、改めてにはなってしまうんですけれども、先日、島根原発が再稼働したというところでして、改めて受け止めのほうと、今考えられる県としての課題をお聞かせください。

 

○丸山知事:再稼働……。マスメディアの皆さんの通例は、原子炉で臨界状態になるということは再起動だっていう捉え方をされるのが一般ですけど、原子力の規制上は、営業運転の開始をしていいかどうか、それが全て検査として、使用前検査というのが全て終わらないと営業運転できないということになってますので、それまでは様々な検査をするという、そういう安全規制です。したがいまして、営業運転に移行するまでは様々な確認検査をしてもらわなければいけないという規制上の話と、実際に十数年間運転をしてきていないというブランクをきちんと解消していかなければいけないということを含めて、慎重に対応してもらう。つまり安全上の問題が確認されれば、その原因を調査して是正措置を講じていく。そのために、予定されていた手順があるとしても、それは後ろずらしして物事を進めていくという意味で、慎重に様々な、まだ残っている検査をやってもらうということを、昨日も中国電力の中川社長に要請をしたところでありますけども、そういったことを徹底していただいて、安全を最優先にして、立ち止まる必要があれば立ち止まって、スケジュールありきでない対応をしてもらうということだというふうに思ってます。

 課題につきましては、そういった発電をされる側、中国電力側の様々な課題をきちんとクリアしてもらうということを安全協定に基づいて我々が持っております権限も使いながら確認をし、規制庁にきちんとした厳正なる検査を、日々の日常の原子力規制を厳格に行ってもらうということを求めていくということ。そして、避難については、様々な御指摘をいただいている分についての課題解決を、避難訓練の実施ですとか、様々な研修会の実施など、また、様々な広報の実施などを通じて避難計画の実効性を向上していくということに努めていくこと、そういった事柄、また、政府に対して様々に求めております、改善を求めている事項というものを、改善を求めていくと。核燃料サイクルの確立といったことも含めて、そういった働きかけをしていくということになろうかというふうに思います。

 

○NHK:改めてにはなるんですけれども、以前、中国電力と県、原子力関係に関する業務での人件費の話もありましたけれども、そういったことの費用の負担についても、今後も求めていくということでよろしかったでしょうか。

 

○丸山知事:今回、中国電力に負担をしていただく分というのは、島根県や松江市、それから出雲市、安来市、雲南市と、これは鳥取県の2市もそうですけども、そういったところに対しての財源措置を政府においてされるということが本来、第一義的にあるべき姿であるという考えには変わりはありませんので、中国電力に第二義的に原因者として負担をしていただくということについて、今回、御理解をいただきましたけども、本来の姿で政府に負担してもらうということについては、引き続き強く求めていくという考えであります。

 

○NHK:分かりました。ありがとうございます。

 


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