12月11日質問項目2
2.参議院議員選挙合区解消
○山陰中央新報(原):来年夏の参院選に関して、合区の解消が難しくなったということが分かりました。知事もこれまで様々な場面で、その解消というのを訴え続けてこられたと思いますが、合区解消に向けた議論がこれまでしっかり進んでいると見られるのかどうか、また、衆院で過半数割れした自民からは、優先的に当選できる特定枠についての反発の声も聞かれますが、この点の受け止めをお願いします。
○丸山知事:十分に進んでたら結果が出るはずですから、十分じゃないっていうことでしょう。我々が十分かどうかというのは、それは合区が解消されるかどうかというのが基準ですから、結果主義でいけば、十分じゃなかったから改善ができないという状況になってるということだと思いますけども、誰のせいとかっていう話じゃないので、一生懸命頑張ってもらったけどここに至ったという評価の仕方もあるかもしれませんけど、また残念な事態が続くんですねというふうに県民の皆さんは思われるんでしょうから、十分な議論をしてもらったって評価するわけにはいかないでしょう。議論するかどうかじゃなくて、求めてることははっきりしてますので、それが実現しないという状況というのは残念な状況、我々が期待してる姿じゃないということで、それはもう明白だというふうに思います。
すみません、どこからどういう声が上がってるんでしたっけ、その特定枠に。誰から、どんな声が上がってるんでしたっけ。
誰からどんな声が上がってるかは、昨日、山陰中央新報さんの記事で、報道で拝見をしたんですけど、誰がどういうことを言っているのかというのは、はっきり記事でも書かれていないので、主語がはっきりしないことだし、それは自民党の執行部が言われているのか、参議院自民党の皆さんが言われているのか、それとも衆議院の方々が言われているのか、よく分かりませんけども、普通に考えると、個人名を書かれずに投票するという仕組みはほかにもありますよね。衆議院議員、比例ブロックの単独の候補、これは自民党だけじゃなくて、野党だって、ほかの政党だっておられるでしょうし。逆に、特定枠の方というのは、いろんな活動をしてはいけないというふうに制約をされてるというわけですから、何か制度論としてやるんであれば、その特定枠の話だけなのかと。
これは公選法の話というよりは、政党としての候補者の擁立の仕方という、政党としての候補者選定のやり方ってことなんだというふうには思いますけれども、理由が何かそういう、言われているような話なのであれば、それは特定枠だけの話なのか。衆議院の比例はどうするんですか、ブロック比例はどうするんですか。天下の自民党さんであれば、比例ブロックの単独1位は、もう当確ですよね。同じような制度はほかにもありますけどということ。なので、衆議院で負けたから参議院がどうだこうだって、それ何の関係があるんですかということです。
我々からすると、もう一つ言うと、これは、今のは何か一般論ということになりますけれども、衆議院選挙が厳しかった、参議院選挙も厳しいだろうというふうにおっしゃるのであれば、そういう厳しい選挙、合区ですから、その選挙期間中に候補者が回ることが難しい、名前の浸透とか、実際に有権者の前で街頭演説をするとか、地区を回るとかっていうのが一番難しい選挙区にですよ、わざわざ地方区という意味での新人を立てろというふうに、選挙で勝とうという人たちがおっしゃる意味がよく分からない。わざわざ難しい選挙をしなさいって言われてるんだとすると、参議院選挙、勝つ気あるんですかと。何か選挙が大変だからって、大変な選挙で、大変な選挙を両県の県連に強いるって、何か言ってることが本末転倒なんだと思います。だから、人間の感情としてそういう感情を持たれる方がおられてもおかしくないとは思いますけど、事これに関しては、恐らく政党として参議院選挙にいかに臨むかという戦略論で考えられるべき話だと思いますので、そういう何か、言葉は悪いですけど、やっかみみたいな話で、わざわざ議席を危うくするような、または地方組織にしなくていい苦労を強いるようなことを党本部なり、どこか分かりませんよ、誰が言われてるか分からないからあれですけど、そういうことを強いるって、誰のためになるんでしょうかって。有権者のためになるのか、党本部のためになるのか、県連のためになるのか、各支部、職域、組織の誰のためになるのか。何か誰も得しないことを何で計画されてるのかというのが、私は政党としての選挙をしたことはありませんからよく分かりませんけど、はたから見てると、何で全体的に、まさに衆議院選挙が厳しかったってことは、まさに地元選出の衆議院における自民党の国会議員さんがやはり、かつてと違って4選挙区全て自民党というわけじゃなくなってる。そういう意味で、日頃の活動量の差とかっていう意味で差が縮まってるという状況になってるから、それは客観的に、前回選挙に比べれば、3年前の選挙に比べれば情勢としては厳しいと思いますし、そういった中で、さらに自ら選択できる範囲内で、より厳しい、何か駆けっこをわざわざ逆立ちしてやれっていうふうなことを何で言うんだろうと。何でわざわざやりにくい、勝ちにくくなる選挙を何で、勝つことを目指しておられる自民党の中からそういうことを提案されるのかというのは、はた目で見てると摩訶不思議な現象だなというふうに思いますよね。
実態を申し上げると、私は、三浦先生も藤井先生も存じ上げてます。これは両県連の決め事だと思いますけども、合区選出の参議院の先生は、たしか両県の県連に加盟、県連のメンバーになられてますよね。両県の県連のメンバーになられてる。でも、三浦先生と藤井先生は、藤井先生は鳥取、三浦先生は島根というふうに、きれいに合区と紛らわしくしないということだと思うんですけど、それぞれの出身、地元の県連のみの所属ということで、日頃の活動もそういう、ある意味、線を引いてやられてこられてるはずなので、そういう合区対象県の隣の県に行くことを控えられる活動をされてた方を、わざわざ選ばないといけないっていうふうに、それでも勝てるから大丈夫だっていうことなのかもしれませんけど、普通に考えれば、余計労力の要る、同じ票を取るにしたって労力の要る選挙の仕方をするっていうのは不思議な光景だなと。何のために、誰が得するんだろうか。だから、留飲が下がるとか、何かこう、嫉妬心が抑えられるとか、多分そんなことのために選挙してるんですかって。勝つために選挙されてるんじゃ、選挙で1票でも多く票を取って、1票差でも勝つんだっていう選挙、それが選挙ですからね。大差で勝てるだろうから多少やりにくい選挙しても大丈夫だろうっていうふうな慢心でもない限りは、そんな案は出てこないんじゃないかと思いますけど、それは、そういう姿というのはやっぱり有権者に見透かされると思うので、あまり得策じゃないんじゃないかというのが、報道を見ただけの感想であります。
○山陰中央新報:ありがとうございました。
○丸山知事:なので、できれば、どなたが、どういう組織がそんなことを言われているのかという追加報道を期待しております。他社でも結構ですよ。
なので、自民党の中でそんな議論がなされてるとかっていう前振りの報道があったわけでもなく、いきなり両県の候補者選定の場面でそういうマクロの議論が出てくるっていうのの出方も唐突ですしね、何か背景説明がない中で、何が起きてるのかなというふうに普通は受け止めると思いますけどね。
はい、すみません、以上です。
すみません、ちなみに、私は党外になりますので、一切何の、関係者として説明を聞いていませんので、まさに一読者としての感想であります。
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