11月8日質問項目4
4.島根原発
○NHK(内野):島根原発についてなんですけれども、先日、同じ型のBWRのほうで、女川原発のほうで原子炉が起動しました。ただ、起動してから発電に行くまでの間に中性子の測定の関連する機械のほうでトラブルがありまして原子炉が停止するという事態になりました。同じ型の原発をこれから起動する立場にある、島根原発がある島根県にとって、この事態をどう見てるのかということと、あと、こういったことを踏まえて、中国電力さんのほうに求めたいことがあればお願いします。
○丸山知事:女川原発については、機器の異常があった、それが原子炉内の測定器のサブというんですかね、補正するサブの測定器の出し入れがうまくいかなくなったということが原子炉内で発生したということで、その原因を究明するために原子炉を停止して不具合の原因を確認するという手順というふうに東北電力も発表されていますので、そういった意味では、一つ一つやっていく手順の中で、問題があればそれを改善していくということのために原子炉を止めて問題点の確認をされたということなので、それは適切な対応だったというふうに思いますし、原子炉を一度再稼働してしまったので、炉を止めてまで原因究明しないというふうな不適切な判断をされなかったということだと思ってます。したがいまして、私も繰り返し申し上げておりますとおり、再稼働の前までには、これまで、今、まだやらなければいけない手順がありますし、仮に再稼働したとしても、そこで想定外の不具合があれば、それは原子炉を止めてでも、止めなくていい場合に止める必要はないですけど、点検のために必要なことというのは、安全を最優先でやっていくということで、ある意味、一旦立ち止まって、きちんと点検をして改善していくということを徹底してもらうということですから、中国電力にはスケジュールありきではなくて、一つ一つの手順で確認されたことの中で問題があれば、この手順を止めて、そこの確認をしていく、それを飛ばして次の手順に進まないということ、これは繰り返し申し上げておりますので、それを徹底していただきたいということを、安全協定を結んでいる立場として、求めているところでありますし、そういう対応をしてもらう必要があるという考えであります。
○NHK:分かりました。
○山陰ケーブルビジョン:山陰ケーブルビジョンの金子です。
今後、有事の際の避難訓練、行われると思うんですが、どういったところに重点を置いて行われるのかといったところが1点目と、その避難訓練、防災訓練など、県の体制としては万全と言えるのかといったところ、この2点、お伺いしたいです。
○丸山知事:避難訓練につきましては、11月16日に、雲南市さんがちょっと都合が悪いので、雲南市さん以外のところが参加して、後日、雲南市に参加していただいて訓練を実施する予定であります。
内容としましては、緊急速報メールを発信しての広報の訓練ですとか、実際に住民の皆さんに避難をしていただく、そして避難退域時検査、いわゆる昔でいうスクリーニングですかね、放射能の被ばくの調査を実施するといったことを行います。
今回の訓練では、地震災害との複合災害時における対応能力の向上というのを重点項目として取り組むことにいたしております。既に先月10月9日に実施済みの半島におきます、孤立が発生した地域を想定した船舶による避難訓練や、自宅の損壊などを想定した指定避難場所への屋内退避、そこからの避難を想定した訓練を行う予定であります。そういった訓練を実施する中で出てくる課題というものを改善して、避難の実効性の向上に努めていきたいという考えでありまして、実際の訓練と日頃の備えを行っていくことで、この避難計画の実効性の向上というものを不断に取り組んでいく考えであります。
○山陰ケーブルビジョン:ありがとうございます。
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