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11月8日質問項目2

2.衆議院議員総選挙

○山陰中央新報(高見):衆議院選挙の関係をお伺いさせていただきたいと思います。

 選挙が終わりまして、結果としては自公の過半数割れという結果になりました。島根の1区のほうでは、4月の補選に続いて立憲民主党の議員が議席を獲得しまして、保守王国と言われてきた島根でこういった結果になったことに対する受け止めと、全国的な結果を、受け止めをちょっと伺えますでしょうか。

 

○丸山知事:当選されました亀井亜紀子代議士は、やはり県内で参議院選挙から全県区での選挙、それから島根1区での選挙を何度も経験しておられますので、そういった意味で知名度というのは十分にある候補者であられましたのに対しまして、高階(高は正しくは、はしごだか)候補については、1区の候補者としての擁立というのは直前でありましたから、候補者名としての浸透というところが、やはり早期解散という事情も相まって、時間が間に合わなかったというふうなところというのは多分に影響しているんじゃないかというふうに思っているところであります。

 全体の状況というのは、あまり詳しく、1区、2区の選挙も詳しく見ているわけじゃありませんけども、新聞報道を拝見する限りは、やはり自民党が比例票を大きく減らされている、立憲民主党におかれては小選挙区で勝ち抜かれたというところはありますけども、比例票が大きく伸びているわけではない。一方で、国民民主党、れいわ新選組といった政党が比例得票数を大幅に伸ばされているというところを見ますと、2党に共通しているのは消費税の減税とか個人、家計の暮らし向きといいますか、国民生活の改善に直結するような、減税ですとか、そういった政策を中心に訴えられましたので、やはり政治とお金の問題というのが選挙報道の中では大変、いろんな出来事もあって、終始その話が主眼に置かれましたけれども、比例の得票数を見ても、やはり生活、実質賃金の低下ですよね、物価上昇に対して賃上げが十分に進まないということや、企業経営者からすると、最低賃金の引上げはなされるけれども、その引き上げる原資が経済活動の中で十分に確保できないという苦しさというところ、そういったところ、国民生活が年々厳しくなっているという状況がやはりベースですのでやっぱり関心のある事項は何かというと、やはりそういった経済政策だったり暮らしというのが一番というふうに上がっておりますとおり、やはり政治と金の問題というのが、国民生活が厳しくなっている中で露呈したということで、有権者の皆さんからすると、そういった対応に対する怒りというのはやっぱり大きく出てくるというふうになったんじゃないか。別個の話じゃなくて、この2つがセットになった結果と見るべきではないかというふうに、素人目には思っております。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 関連して、以前の会見のときにもおっしゃられたと思うんですけれども、石破首相に地方創生のところで通じるところがあるという、たしかお話があったかと思いますが、そこが今回の結果を踏まえて少数与党になったというところで停滞する懸念であるとか、そういったところはどういうふうに考えておられますでしょうか。

 

○丸山知事:やはり少数与党というのは、今の自民党、公明党の与党2党と、国民民主党の間で様々な政党間協議がなされているという状況を見ましても、また、国会の委員長ポストの問題を見ましても、政権を運営する難しさというのが、やはり選挙前に比べると格段に高くなっているというのは、客観的にはそういうことなんだというふうに思います。

 ただ、これも結局のところ民意の結果、選挙の結果でありますので、これまで多数、ある意味、圧倒的多数で押し切れていたところを、過半数の議決を得るために自公2党以外の意見を酌み取って政策の立案なり国会への提案なり、国会の運営なり、丁寧な対応が求められるという状況ではないかというふうに思いますので、石破総理の総理としてのマネジメントの難しさというのは大変なところがあると思いますけれども、決して今回の選挙の結果が地方創生というものを否定されたというふうな選挙制度ではなかったというふうに思っておりますし、島根県民の皆さん、鳥取県民の皆さん、やはり強い期待を持たれているというふうに思いますので、ぜひそういった地方の声を踏まえていただきまして、厳しい政権運営の中で強い国民の期待があるという確信を持っていただいて、いい政策をまた実行していただきたいというふうに期待をいたしております。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 

○毎日新聞:すみません、毎日新聞の目野です。

 丸山知事、前回の会見で、石破総理が地方のためにやろうと思われていた政策を十分実行させていただく環境が悪化している状況を見るにつけて、自分ができる範囲で改善していくことはできないかということで選挙戦終盤に自民党の候補さんのほうで、会合で支持を呼びかけられたということ、説明されたと思うんですけども、今回、御自身が応援されてた候補が当選しなかったということになると思うんですけど、それに対する所感等はありますでしょうか。

 

○丸山知事:これは有権者の皆さんの御判断ですので、それは結果として、有権者の皆さんの御判断ということで厳粛に受け止めなければいけないんだろうということです。

 

○毎日新聞:あと1点、すみません、丸山知事、2019年の知事選挙のほうで、自民候補の、自民党推薦の候補を保守分裂の選挙で破って勝利されたという経緯がございます。前回の知事選でも、自民党と立憲民主党も含めてですけれども、幅広く推薦を得られてますけども、今回、自民党さんの候補を応援されたということですけど、それに対する、今回、亀井さん、当選されましたけど、その亀井さんとか、立憲民主党とか、国民民主党と、その関係というのは何か変化というか、変わりとかあるんでしょうか。

 

○丸山知事:これは、亀井先生を支援された方々が私の行動をどう評価されるかっていうことの受け身の話なので、それは厳密に言うと分かりません。受け止められる側がどういうふうに受け止められるかってことじゃないかというふうに思いますので、それは自分がやったことなので、それはそれで、自分自身のいろんな御判断とかお気持ちがあると思いますので、それは自分がやったこととして受け止めなければいけないという認識です。

 

○毎日新聞:ありがとうございます。

 


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