10月10日質問項目7
7.胃がん検診車
○中国新聞:中国新聞の新山です。よろしくお願いします。
がん検診車のことについてお尋ねをしたいと思います。
島根県環境保健公社などが、法で定められた医師の立会いがないまま、長年、胃がん検診を検診車で行っていたということが9月に分かったんですけれども、これについて、県が7月に行政指導をしています。知事として、このことの違法性なまま長年行われていたということの受け止めと、その中で行われた検診の有効性について、どう考えていらっしゃるのかということをお尋ねします。
○丸山知事:県内の2つの検診機関において、この医師立会いなしで胃がんの検診、放射線の、レントゲンかな、放射線の照射をしていたということになろうかというふうに思いますので、これは診療放射線技師法に反する内容でございます。
この医師確保が困難であったという事情や、この法令に関する認識不足があったというふうに聞いておりますけども、いずれにしても法令を守れていないということでありますので、大変残念な状況だというふうに理解をいたしております。
また、県もこの検診機関に対しまして、医療法に基づく立入検査を実施をしていたにもかかわらず、長年にわたる法令違反の状況を発見をし、是正をできてなかったということについて、責任を感じているところでございます。今後こういったことがないように、しっかりと指導し、再発防止を徹底していきたいと思っております。
今回の事案については、指導後、この改善がなされているという報告を受けておりますけれども、今後の再発防止の徹底に向けた指導文書を発出するということを検討している状況にございます。
それから、検診の有効性いかんについては、厚労省に確認をいたしましたところ、検診を実施した主体で判断すべき事柄だということであります。県の認識としては、つまり医師の立会いが必要だということについて、法令の違反はあるわけでありますけれども、写真の評価、読影については、国が示した指針に基づいて適切に行われているということであれば、一般的には医学的な有効性を否定すべきものではないという認識であります。
○中国新聞:分かりました。ありがとうございます。
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