コメント１）

○丸山知事：私から、冒頭、１点コメントをさせていただきます。

　古代出雲歴史博物館の企画展「山陰の戦乱ー月山富田城の時代ー」の御案内であります。

　明日、１０月１１日金曜日から１２月８日日曜まで、企画展「山陰の戦乱ー月山富田城の時代ー」を開催いたします。

　安来市広瀬町にあります月山富田城は、山陰屈指の名城として知られまして、１６世紀には尼子氏の本拠地として、尼子氏、毛利氏の争奪戦が繰り広げられました。この企画展では、戦乱の世であった戦国時代の山陰について様々な側面から紹介をさせていただきます。

　近年の発掘調査で分かりました中国地方の山城の状況や、刀剣、大砲、甲冑などの武器・武具、そして戦乱の様相を記します古文書などを通して、戦国時代の戦いの実相に迫ります。

　また、城下町跡から見つかりました茶釜や天目茶わんなど、人の暮らしをうかがえる品々を展示いたします。中でも、石見銀山産と推定される銀貨の破片は、石見銀山の銀が実際に貨幣として流通し、城下町で使用されていたことを物語るものでありまして、今回、初公開となるものであります。

　月山富田城が見届けました戦乱の時代とはどういう時代だったのかということについて、見聞を広めていただける絶好の機会でございますので、多くの方々に御来場いただきまして、当時の山陰の人々や地域の姿に思いをはせていただきたいということで御案内をさせていただいたところでございます。

　私からは、冒頭のコメント１点、以上でございます。