9月11日質問項目6
6.宿泊税
○山陰中央テレビ:すみません、山陰中央テレビ、安部といいます。
すみません、ちょっと松江市の宿泊税の関連で質問させてください。
今、松江市の宿泊税で、市の検討委員会のほうが5,000円の免税点を設けるということで結論を出して、その後、今、松江市側もその意見を尊重した上で基本方針を固めているところでありますが、かねてからビジネスや通院利用に対して、この免税点を設けることなどを意見されてきた知事として、この5,000円の免税点が設けられる結論が出たことに対して、どのように評価されるか。そしてまた、今後、最終的に導入に向けて議論が進むと思いますが、今後、どういう議論であったり、もう少しこういう点に注意が必要なんじゃないかという考えがあれば教えてください。
○丸山知事:当初の案に比べれば、免税点考えてませんという案からすると、大幅な改善だと思います。5,000円は6,000円のほうがいい、7,000円のほうがいいって議論は当然あると思いますけど、そこのところをあまり県知事としてとやかく言うつもりはないということで、5,000円で泊まれるところがどこにもないというんだとすると、事実上、それは空振りの免税点じゃないかというふうに言わなければいけませんけど、部活で子どもさん方がツインに泊まったり和室の4人部屋に泊まったりしていくっていうふうにすれば5,000円未満で泊まることができないこともないでしょうし、駅前のちょっと狭めのビジネスホテルだと5,000円以下で泊まれるところはないわけじゃないので、私はそういう税負担を回避するということが可能な選択肢を残すべきだというのが私の主張だったので、そういった意味では、当然デラックスなところで5,000円以下ってないですから、デラックスと税回避というのは両立しませんけど、ちょっとグレードを落としたところで宿泊をすると回避できるというふうな選択肢ができたということで、これは税収との兼ね合いもあるし、そこはもっと金額を上げるべきじゃないかという議論はあり得ると思いますけども、そこの金額の設定については、市民の皆さん、市議会で評価されればいいんじゃないかという気持ちでありまして、私は、もともと県知事として市町村独自課税に注文をつけるというのは、あんまり、できればやりたくないことだったんですけど、すみませんけども、メディアの皆さんを含めて、全くそういう検討がなされた経緯が、感じじゃなかったので、自分が言わないとこのまま決まってしまいかねないと思ったので言ったんですけど、そういった意味では、自分の役割はここら辺りではないかというふうに思っていますので、あとは市議会とかパブリックコメントでどういう意見が出てくるかということに委ねるのが適当ではないかというふうに思っています。
○山陰中央テレビ:分かりました。ありがとうございます。
なので、今後の議論のところについては、もうあと、パブリックコメントと市議会の議論に委ねられるべきだという。
○丸山知事:もともと権限はないですもんね。権限はないんですけど、口を挟む段階はもう過ぎたんじゃないかというふうに自分では思ってます。
○山陰中央テレビ:分かりました。
一方で、ちょっと口を挟むべきではないというところの前置きがあるかもしれませんが、この宿泊税に関しては、やはり使い道の目的がもう少し明確にされるべきではないかといった意見とかもありますけれども、何かそういう、やはり宿泊税の活用とかに関して、知事としてのお考えがあれば教えてください。
○丸山知事:いや、それは何で、納税してもらうわけなんで、どういうふうに使われるんですかと聞かれたときに、それは、問われるのは宿泊事業者さんなわけですよ。なので、ある意味クリアな説明ができないと、簡便な納税制度が必要だったように、簡便な説明ができなければいけないという意味で、ある意味クリアな説明ができることが望ましい、納税者の納得を得られる税制としては、それが望ましいと思います。ただ、そういうことも含めて、これからの議論に委ねなければいけないんじゃないかと、委ねるのかなと。そこまで口を出すのもよろしくないんじゃないかというふうに、私は……。いや、市民の皆さんとか税負担をされる方々から意見を言われるのは、それはいいことだと思いますけど、県知事としてこれ以上あれこれ言っていくというのは、もう潮どきじゃないかというふうに思ってます。
○山陰中央テレビ:分かりました。
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