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8月8日質問項目6

6.全国学力・学習状況調査

○山陰中央テレビ:すみません、山陰中央テレビ、安部です。

 すみません、ちょっと学力調査の関係でお伺いしたいんですけれども、知事、去年のところでも学力調査のところ、先ほどのお話でも、学習指導要領の改善が必要というような御発言もありましたが、実際、今回も小学校の算数、中学校の数学で全国平均を下回るというところもありました。実際、知事が去年出された問題と同様な問題でも、かなり全国の平均回答を下回るというような状況もありましたけれども、現在のこの段階として、県としてこれを改善するためにどういう対策が必要であるかという、そういう考えがあれば教えてください。

 

○丸山知事:まずは、市町村長さんがこの問題をちゃんと真面目に向き合うということですよ。こんなの県知事が言ってること、小・中学校のテストの問題なんていうのは、全県平均で数字を出してるからこっちに質問が来るけど、誰が実施者なのか。市町村教育委員会ですよ。それを、民主主義的コントロールを受けてるという意味で差配してるのは市町村長さんです。子どもの小・中学校での学びを確かなものにしていくってことについて、私はある意味、市町村の領域に踏み込んで言ってますけど、ただ、それをやるべき人たちというのは、私が言ってる内容は文科省なので私が言ってますけど、個別の点数が上とか下とかっていう話は、私は実はあまり興味がないんですけど、結局のところは、市町村長さんが市町村の教育長さんにきちんとやってもらうという、コミットメントというか、そういうことを通じて市町村教育委員会として具体的な改善、だって、生身の子どもさんが改善するしかないわけですよ。教え方を変えたからという仕組みの問題じゃないわけです。その子どもさんの答えができなかったところができるようになるという具体の結果の結晶なので、それはミクロの話として市町村教育委員会で、県教委としてはいろんな取組をしてますので、それを使って市町村教育委員会が自らの課題として設定をして取り組んでもらうということが大事なんだというふうに思ってます。

 

○山陰中央テレビ:ちなみに、今回の何か結果を受けて、そういう、県教委にこういう対策を市町村教委にするように指示をしたりとか、そういった具体的な何か御指示であったりというのはあったりするんでしょうか。

 

○丸山知事:基本的にあれなんですよね。県教育委員会とか県知事って、そんな権限ないんですよ。ないんです。基本的に市町村立の小・中学校の運営をするのは市町村教育委員会で、そこに配置する学校の先生が市町村単位では採用が難しいので、県で一括して採用して、そこで人事異動をかけてやってる。それと、市町村ごとで専門的な対応が難しいということに対しての助言、指導をしていくというのが県教委の仕事なんです。なので、県単位で結果がこういうふうに悪いからこうしろとかっていうふうに指示が出せる関係ではない。なので、今の県教委の対応というのは、こういう課題があるので、こういう課題を、こういうことを使って一緒にやっていきましょうよというふうな働きかけをしてるという現状です。

 

○山陰中央テレビ:ありがとうございました。

 


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