7月12日質問項目5
5.出雲空港の運用時間外に無許可離陸
○山陰中央新報:山陰中央新報の曽田です。
出雲空港の離着陸できる締切り時間をJAL機がオーバーして離陸させた問題についてお伺いします。
JAL側は延長申請をして県に断られた認識を持っておりまして、一方で、県は延長の申請はされなかったとの見解を持っておられます。両者の認識に食い違いがあると考えております。1分オーバーしたというのは違反ではあると思いますけども、その前提となるコミュニケーションに問題はなかったのかというところの御認識をお願いいたします。
○丸山知事:条例違反をした離陸便が、ターミナルから出るとき、離れていく、出発する段階で、JAL側から運用時間の期限である20時30分を超える可能性があることについて連絡がありましたけども、島根県といたしましては、臨時延長許可を受けていないその状況で、運用時間を過ぎるようなことがあれば離陸は認められない、駄目だというふうに伝えました。そういう経過であって、我々としては、県側としては、臨時延長の申請を受けたという認識はないというのが我々の理解であります。このやり取りに対して、JAL側の受止めは、県から臨時延長の申請を断られたというふうに認識をされたと、そういう認識の違いだというふうに思っております。
我々というか、この問題が起きた後に、これは相互にJAL側と確認してる内容としては、今回の、運用時間に間に合わない可能性があるというのであれば、やはり、言ってみれば、離陸態勢に入ってしまうと離陸してしまいますから、その前にやはり臨時延長許可の手続を取って、許可を取って飛ぶということをするべきだった。つまり何かというと、8時30分までに臨時延長許可が要るわけではないんです。ちゃんとした手続を取って、例えば離陸の態勢に入っていくのは、例えば8時35分でも、45分に飛んでもですよ、それは許可の範囲内だったら認められるので、ちゃんとその手続を取って離陸に入る。JAL側は間に合うと思って行かれたんだけど、結局1分、間に合わなかった。なので、そういうリスキーな、そういう時間に迫ったやり方ではなくて、やはり離陸の態勢を一回止めて、手続を取って、許可を取って離陸をするということが、あのときの正しい判断だったんじゃないかというふうに相互理解をしているところでして、今後、そういう対応を取っていこうというふうに、これは相互に理解しているところであります。
ただ、そのとき、その時点での受け止めが、認識がずれてるというのはそうだと思います。ただ、そういうことがないようにしていきましょうということで、相互認識にずれがある、それを直していかなければいけないという意味で、今回のケース、どうすべきだったかということについて、JAL側と県側でそういう反省なり、今後の対応について整理をしているという状況です。
○山陰中央新報:やはり年明けには羽田空港で悲惨な事故があったと思って、コミュニケーションがなあなあな状態ではいけないなということは思ってますけども、そうならないように、今後もコミュニケーションを深めていくという御理解でよろしいでしょうか。
○丸山知事:今回、ある意味、よくない事例、失敗事例なわけです。だから、失敗事例があったんで、こういうこと、今回のようなケースの場合にどうすればよかったかということを振り返って、こういうふうにしていこうというふうに整理をお互いつけてるので、そういうことで今回のケースを再発させないように相互に取り組んでいくという考えであります。
○山陰中央新報:分かりました。
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