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7月12日質問項目2

2.宿泊税
○山陰中央新報(曽田):松江市が導入を目指している宿泊税について伺いますけども、今、検討委員会が隠岐諸島4町村などが求めていた課税免除については、公平性を理由に免除対象を拡大すべきではないとの意見をまとめ、免税点については5,000円での折衷案に議論しております。これは議論継続となっておりますが、御所感についてお願いします。

 

○丸山知事:いろんな見方があるかもしれませんけど、個別の事情を勘案して免除をしていくということは、直接的に役所が課税して徴収するという仕組みだと、これはまだやれるんですよ、やる可能性はある。ただ、これは徴収業務を民間事業者、宿泊事業者に頼まなければいけないという徴収方法だと、その役所的な判断を、徴収するその旅館とかホテルのフロントでやれないので、やりにくいので一般的に免除というやり方を宿泊税で取られてる。何で教育旅行ができているのか私はよく分かりませんけど、一般的には、そういう個別の事情を勘案して、個別に判断して徴収、免除をしていくというのは、実務的にはやっぱり難しいんだと思いますよ。なので免税点という簡便なやり方しかないんじゃないかというふうに私はかねがね申し上げてきているので、そういうふうな検討がされているんだなというふうに思っていますし、要するに主観が絡むところって判別がつかないんです。何とか目的でというのは、じゃあ病院に行く予定ですといって、じゃあ診察券見せればいいのか。本当に診察券を持ってるものはあるけど、その宿泊が本当に何目的なのかというのはあらかじめその場で判断するのはやっぱり実務的に難しいということだと思います。多分教育旅行は、恐らく修学旅行として団体申込みをされてるっていう、そういう手順を踏まれてるってことが事前に分かってるからやれるんだろうというふうに思いますけど、個々の方が、私はこういう目的での宿泊なんで外してくださいといったときに、何を求めるか、何を判断して、何を丸として何をバツとするかという判断を、個々の徴収を担うホテルのフロントで、旅館のフロントでやるというのは実際難しい。なので、そういうことを厳密に、完全にやり切れませんけど、免税点を設けて、そういうものに対応するしかないんじゃないかというのが私の考えなので、松江市がやられてるやり方というのは現実的なんじゃないかというふうに思います。

 

○山陰中央新報:分かりました。5,000円で宿泊できる松江のホテルってあんまりないのかなというふうに思ったんですけども、そこについてはいかがでしょうか。

 

○丸山知事:いや、別に、ツインで、2人で泊まって1万円だったら5,000円でしょ。ホテルでなくたって泊まるところありますから。ホテルしかないわけじゃない。隠岐の出産月の方が隠岐では出産はできないので、松江で泊まられるときに、松江のレインボープラザで泊まられるときは、多分町村の助成が入ってると思いますけど、5,000円以下で泊まれてる。結局全てをカバーできないので、どこかで線を引かなければいけない。そして、税である以上は、一定の税収を確保しなければいけないということとの兼ね合いなので、それは5,000円がいいのか6,000円がいいのか、いろんな選択はあると思いますけど、どこかで線を引かなければいけない事柄、それが5,000円がベストだとか6,000円がベストだとかというのを判断する能力は私はないですけど、どこかで線を引かなければいけない事柄だというふうには思います。

 

○山陰中央新報:分かりました。ありがとうございます。

 


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