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6月4日質問項目7

7.関東地方知事会要望

○山陰中央新報(高見):都市と地方の格差のところの話で、先ほどちょっと知事も言っておられましたけど、東京都が高校の無償化みたいな話とか、600億を計上されるみたいな話もあるんですけれども、関東地方知事会の中でも、高校の教育費負担の格差が大きいというところで、何か国への要望に動いたりとかもされる動きがあったりして、関東圏の中でも教育格差みたいなのがあったりする中で、東京都のこの動きというのを改めてちょっと、教育の観点から格差をどのように見られるか、伺えますでしょうか。

 

○丸山知事:たしか要望の発信元は神奈川県と千葉県だったというふうに思いますけど、要望の内容は、政府に対してそういう差が生じないように無償化を国の制度でやってくれと、そんな話だったというふうに思います。でも、現実問題、なかなか、児童手当の拡充で新たな保険料を月額徴収していくって話で大もめなときに、国が、今回そういう制度を、医療費助成もそうですし、教育の無償化という世界には、今回は、こども未来戦略の政策拡充の中には入らなかったわけだから、なかなかすぐにめどが立つような話じゃないけども、ある意味、こんなこと、要するに同じ学校に、東京都の学校に千葉県民とか神奈川県民が通ってるというのはよくあることですよね。同じ学校に通ってて、東京都から通ってる東京の学校の生徒は授業料が無償で、当然神奈川と、埼玉もそうだけど、周りから来てる子どもは授業料ありということになるので、そういうことで同じ学校に通っていて、住んでるとこのお金のあるなしで授業料負担が違うという差が生じるということを回避しなければいけない、してほしいという気持ちはもっともだというふうに思いますし、そんなことで周りの都道府県が困るってことなんて百も承知で東京都はやっちゃうわけなんで、なかなかやっぱり隣人としては付き合うのが大変な人だなと。そんな困るの分かってるから。でも、そんな迷惑顧みずやっちゃうわけだから、なかなかやっぱり……。隣が鳥取県でよかったなと。というか、東京都の隣は隣で大変だなと、全くそんな気遣いしてくれませんからね。

 いやもうね、お金があるから無敵ですよね。無敵だけど、どんなにお金があっても、あの48億5,000万の使い方は議論があると思いますけどね。お金があるからといって何でもできるわけじゃない。でも、何でもできるようになっちゃってるということを都民の皆さんがどう評価されるかという機会になるんじゃないんですかね、都知事選挙は。現職じゃない候補者の方は、こういう問題提起もされてますから、やっぱりこれを知事としてやった人は、それがおかしくないって言うでしょうし、それはおかしいんじゃないかというふうに言われる候補がおられるんであれば、こういう政策の是非というのは一つのテーマになるでしょうから、いいことだと思いますよ。東京都民の皆さんがそういうお金の使い方を望んでいるのかってことを確認する機会になると思います。

 

○山陰中央新報:分かりました。ありがとうございます。

 

○丸山知事:そういう問題の是正の仕方というのはいろんな、その2つの県が要望してる話もありますけど、税源の偏在是正ということを制度としてやる方法もありますから、重要な税源の偏在があることで生じてる問題なので、それをどういうふうに是正したり修正していくかということがもう一つの解決の方法だと思いますけどね。

 ただ、そういうところというのは、先ほど申し上げた東京都政の在り方として、東京都の側から出てくる話じゃないと思うので、都知事選挙の中でそういうことが争点になるということもないんじゃないかというふうに思います。

 


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