5月9日質問項目7
7.ツキノワグマの指定管理鳥獣
○山陰中央テレビ(安部):ツキノワグマの件で少し伺いたくて、国のほうで先月、ツキノワグマのほうが指定管理鳥獣になって、これまでイノシシとかニホンジカと同じように、ちょっと管理の方向にシフトするような動きも出てきています。具体的な支援策とかはこれからですけれども、全国的にも島根県は結構保護の色合いが比較的強い地域かと思いますが、こうした国側の動きについて、知事というのは今どのように受け止められていますでしょうか。
○丸山知事:たしか西中国地域、山口、広島、島根の山間部のツキノワグマというのは、ゾーニングをするという形で個体管理をしてるということで、何かよく分かりませんけど、安部さんがおっしゃった制度改正によって直接的な内容、変更する、何かそれが変わるというわけではないというふうに聞いています。ですので、入ってこないようにする地域、いてもらう地域、グレーの地域、この3つにエリア分けをして、そこで発生した、侵入してきたツキノワグマに対して適切にそれぞれのルールに基づいて対応していくというやり方をたしか継続していくということになろうかというふうに思います。
ちょっと自信がないので、記事にされるのであれば、担当課にもう一回確認してください。たしか影響がなかったように記憶してます。
○山陰中央テレビ:多分そういう西中国地域のお話もあるので、また確認はさせていただくんですけども、実際この議論の中で、結構捕獲とか、そういう処分とかのほうに、動きに一気に全国的にシフトするのではないかというような懸念の声もある中で、やはり知事としては、こういった貴重なツキノワグマ、このエリアの個体を保護していかないといけないというところなのか、一方で、生態数が増えているので、転換点としてそういった処分のところについてももう少し考えていかないといけないみたいな、そういうお考えがあれば、ちょっとお聞きしたいなと思った次第です。
○丸山知事:すみません、県知事が保護しなければいけないと思ってるから保護するとか、県知事が駆除しなければいけないと思ってるから駆除するとかという、そういう何か制度的なフレームにないと思います。生息数に基づいて保護すべき鳥獣なのかどうかという指定があって、それに該当するので、それに対応した管理の仕方をしていくという、何かそういうものだと思うので、私が何かちょっと、私の裁量で右、左にかじを切っていくというものではなかったと思います。なので、私オリジナルでこうすべき、ああすべきとかっていうふうに方針を持っているわけではないというのが率直な状況です。
○山陰中央テレビ:一方で……。
○丸山知事:どっちかというと、住民感情としては、やっぱり被害を受けられる方がおられますし、そういう熊の出没におびえながら生活しなければいけないという状況から脱したいというふうに、それ人間の立場でいえば、そういうふうな御指摘をいただくことのほうが多いというふうには思いますけども、これは自然と人間の調和の仕方、動物と人間の調和の仕方というものを、一定のルールに基づいて、一定の枠組みの中でやっていくということですので、そういう枠組みの中でそういった、可能なところは対応していきますけども、大きな枠組みを変えてどうこうしていくということは考えていないという状況であります。
○山陰中央テレビ:ありがとうございます。
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