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4月12日質問項目2

2.宿泊税
○山陰中央新報(曽田):松江市の宿泊税に関する質問なんですけれども、本日、宿泊税制度に関する基本方針へのパブコメを知事が御提出されましたが、率直な御所感をお願いします。

 

○丸山知事:何度も申し上げてますとおり、目的税として、観光施策に充てる財源を確保するために課税をするという税でありますので、そういう観光施策の受益を受けられる方が負担されるということが求められるわけでありますけども、現実問題として、県庁所在地であり、様々な医療機関が所在するということで、観光以外で宿泊をされる方が、私は島根県知事でございますので、松江市以外、松江市内の県民の方でも、美保関や旧八束郡の方だって、松江市内のホテルに泊まるかもしれませんけど、そういう方だって、その負担を求めるというのは課税の正当性がないのではないかというふうに思っておりますので、それを、観光目的というのは厳密に言うと主観になりますよね。主観になりますけど、主観を、内心を、気持ちとか意図を客観的に簡便に判別する方法がないでしょうから、それを、一定の金額を決めて免税点という形を設定をして、ラグジュアリーな宿泊じゃないというものについては課税しないというふうな整備をされるということが適当ではないかという、これまで申し上げてるとおりの考え方で提出をさせていただいたところであります。

 

○山陰中央新報:知事がこういったパブコメを出されること自体が異例だと捉えたんですけども、そこに対する受け止めと、そうまでした理由について教えてください。

 

○丸山知事:私は一応、事務的には自分の考えを伝えてます。松江市の担当部局には。それで、パブコメが出される段階で私の意見が反映された基本方針なりが出されたのであればこんなことやる必要ないですけど、検討委員会か何かの有識者の報告書のとおりの内容で、私からすると適当じゃないという内容がパブリックコメントで意見を求められてるわけですので、出させていただいたということでありますし、それはあらかじめ私の意見とともに、こういうパブコメを出させてもらうということは広く伝えておりましたので、そういった意味では予定どおりであります。

 地方自治とか、よそが決めることだということですけど、ただ、影響があるんです、島根県民に。松江市民は松江市議会で多数決で、議会で条例で決まれば松江市民としては従わなければいけないようになるんでしょうけど、ほかの県民からすると、何で病院で、例えば松江の赤十字病院のお医者さんが一番いい治療をしてくれるということで紹介されて、松江日赤に紹介され、それが前日から入らなければいけない、で、宿泊をする。治療を受けたその日も夕方までかかって、外来であってもですよ、外来であっても夕方までかかって泊まらなければいけないという人が、観光振興に充てるお金を200円負担しなさいよと言われて、はあそうですかってならないでしょというふうに言ってるわけで、別に県知事だから上品に振る舞って、何か意見言わないなんていうことじゃ仕事にならないでしょと。上品じゃないかもしれないけど、直してくれないから言うしかないでしょということです。

 いや、私は別に、ほかの人がやらないからやらないとか、ほかの人がやるからやるとかという行動スタイルじゃないことは皆さんもよく御存じのとおりなので、必要なことはやっていくということで、こういった形を取らせていただいて、あらかじめ公言しておりましたので、また、あとは県組織としてやることですから、当然公表するということが必要だと思ってやった内容につきましては県政記者クラブに提供させていただいたというてんまつであります。

 

○山陰中央新報:分かりました。

 今後の動きについてなんですが、国に要望したり、宿泊事業者と意見交換したりするとかっていうお考えはあるんでしょうか。

 

○丸山知事:ん、何。

 

○山陰中央新報:今後の動きについて教えてください。

 

○丸山知事:だって、パブリックコメントだから、県知事がパブリックコメントしたんだから何か特別なことをしろなんて言えないでしょう。みんな多分公平に扱われるというものだというふうには思います。聞かれれば、何か答えることになるでしょうけど、担当部局が。特別扱いをしてくれというわけじゃありません。

 

○山陰中央新報:分かりました。ありがとうございます。

 


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