3月26日質問項目3

3.松江西高等学校
○山陰中央新報(曽田):教育の問題ではあるんですけども、ちょっと地域の教育の話をさせていただきたくて。
松江西高の問題がございますけども、先日、1年生を対象に行うキャリア教育の授業を一部実施しておらず、単位が一部取得できないことが判明いたしまして、この問題に対する知事の受け止めと、また、県として今後の対応について何か考えられていることがあればお伺いします。

 

○丸山知事:今回報道にあった教科、BT、バイターンと言われてますけど、については、県に届出がされている教育課程上は、毎週5時間の授業を行うというふうにされてますけども、外部からの情報提供によりまして、そのとおり実施されていないということの通報がありましたので、繰り返し改善を学校側に求めてきました。けども、結果的に改善されてないという状況でありますので、著しく問題ですよね。なので、今後、県としては行政指導として、新しい年度の学年の授業が教育課程どおり実施される体制があるのかということ、それから今回の事態に至った理由、そして、それが改善される見込みがあるのかってことについて、県として報告を求めます、文書で。

 あわせて、我々は改善を求めて、結果的に何が起きたかというと、この学年でこういう単位を取得できますと、保護者、生徒に約束していたことができてないわけですよ。これは通常でいうと契約違反でしょう。こういう教育を与えます、その結果、こういう単位が取得できますということを履行してないわけだから。残念ながら、その説明を、我々は繰り返し注意をしてきましたから、改善を求めましたから、つまりは年度内まで改善できなかったという、言ってみれば契約不履行が確定してから保護者に説明するという、この対応が本当に、はっきり言って、ろくでもない対応ですよ。だって、改善を求められて、改善しようとしたけど、やっぱり年度内にどうしてもできそうにないとかっていう途中経過の段階で、これこれこういう事情でこういう状況になってる、例えば今年度は改善できないけども、来年度改善してこういうふうにしていくとかっていうふうに言うのが普通の対応でしょう。それができませんでしたって確定してから、その経過を説明するっていうのをこれからやるってことでしょう。何か本当に会社だったら、物の売ったりする商売だったり、普通のビジネスでいったら、それはもう相手にされませんよ。

 だって、お金もらって、授業料払ってもらってやってるわけでしょう。で、契約不履行が確定してから説明しますって、それじゃあ、こんなとこに任せていいのかって、それは保護者は思うはずなので、これは、でも、学校と保護者の間の問題ではなくて、行政がきちんと関与しなければいけないと私は思いますので、これまであんまり使ったことがないみたいですけど、私立学校法の第60条で措置命令というのがあるみたいなので、所轄庁はだから、知事はですわね、知事は、学校法人の運営が著しく適正を欠くと認めるときは、その学校法人に対して、期限を定めて、違反の停止、運営の改善その他必要な措置を取るべきことを命ずることができるという規定がありますから、これに基づく命令を出すかどうかということを検討します。それぐらいのことをしでかしてる。

 だって、総務部が担当だけど、総務部からは、もう何か、いや、卒業がさせられなくなるような事態でないと、この規定は発動しないんですといっていさめられましたけど、ばかたれと。こんなもん、3年繰り返したら、もう卒業できなくなるじゃないかと。今の状況で来年、改善するって見込みがないんだったらば、これが繰り返されるという性悪説で対応せないかんと。もう卒業できませんでしたってなってから改善命令出してどうすんだよと。卒業できなくなって改善命令出したって意味がないだろうと。そこに至る可能性があるような状況が生じてるんだったら、約束した単位を出せなくなってるということは、卒業を危うくしてる状況が発生していると、それが著しく適正を欠くと何で認められないんだと、運用を変えろと。変えると。なぜならば、所轄庁って、これは知事だからね。知事は、知事が認めればできるんだ。私がそういうふうに認識すればいいんだと、運用を変えると。そんな抑制的にやったところで、生徒、保護者のためにならない。学校法人を保護するために私は仕事してるんじゃないんだ。学校法人を信じて教育を受けてる人たちを保護するために法律はあるんだ。私は学校法人の擁護者じゃない。県民の擁護者です。なので、運用の仕方を改めます。

 ただし、これは審議会の意見を聴かなければいけないとなってますので、審議会の意見を聴くとか、どういうことをやるべきかということを検討して、審議会に諮問してやりますけど、手順は要りますけどね。

 なので、今回の起きてる状況は、本当にゆゆしき事態だと思いますよ。だって、これが最大の売りで始めたんでしょう。言ってみれば、ウナギ屋さんにウナギがないとか、カニ料理屋にカニがないのと同じでしょ。何だそれって感じだよ。これを売りにして生徒を集めておいて、このざまは何なんだ。

 中身とか授業のレベルがどうだこうだって話は、質の問題としてあるかもしれないけど、形式の問題として、単位が2つ、予定数よりも少なくしか与えられなくなってる。それは質以前のクオンティティーの問題、量の問題でしょ。量的にも駄目だということであれば、それは単位数が足りなければ卒業できなくなるおそれがあるんだから、これはもう、今起きてる状況というのは、生徒に生じる不利益を考えれば、それは運営に著しく適正を欠くと認められると思いますし、こんな状況を、本当は学校とか、これ私立の学校なんで、法人経営なんですよ。法人の理事会とか、そういうチェックする仕組みがあるはずなんだけど、ワークしてないからこんなことになるわけでしょ。もう外部から介入するしかないでしょう。保護者、頑張ってくださいって話じゃないよね。

 法人の理事だって、理事長が何かおかしなことをやってんだったら、理事が止めなければ駄目なんだよ、こんなの。それは、何か理事会をやるからって出ていって、日当もらって、それで帰っていくんじゃ理事の資格はないよ、はっきり言って。そこがワークしてないんだから。

 なので、法律上の規定を使って改善をしていくと。法律上の規定も使って改善を求めていくと。まず保護者への対応がなってないと思う。生徒、保護者への対応ね。

 だって、年度途中で指摘されて、結果的にできませんでした、ごめんなさいですよ。単位が2つあげられなくなってから、それから説明会を開くって、大概ろくでもないよ。と思います。

 

○山陰中央新報:分かりました。

 報告内容を見て、措置命令をするかどうかを検討されるという認識かな……。

 

○丸山知事:手順としてね、はい。

 

○山陰中央新報:と思うんですけども、知事が改めて納得できる報告っていうところと、西高に求める教育像っていうところは、具体的にどういったものが。

 

○丸山知事:あのね、西高に求める教育像なんか、教育像なんて、そんな高尚なことなんか議論できないでしょう、こんなところ。やるって言ったことをやれよと。やれなくなったら、やれない状況を説明して、その都度、改善策考えろよって、教育像なんて、そんなレベルじゃないでしょう。そんな建学の精神がどうだこうだなんて、建学の精神で約束破っていいなんてなってないだろう。そんな高尚な話じゃなくて、ちゃんと約束したことを守る、または約束したことができないんだったら次善の策を考える。それをちゃんと、約束を守れなかった相手方に対して謝罪をしながら理解を求めて、どういうふうに変えていくかということを考えるということが、この1年間の、少なくともそういう授業ができなくなった時点でやるべきことでしょう。やるべきことをやれと。

 社会人として当たり前のことをやってくれよということです、私からすると。社会の公器なんでしょう、学校なんて。だから、普通の営利法人にしたって、こんなことやってたら潰れるぞ。信用されないんだから。

 いや、私は別に高尚なことは全く求めません。常識で対応をしてくれと。常識に至ってないでしょう。どんな報告が来たなんて、起きてることが、普通だったら考えられないことが起きてるから、どんな報告が出てくるかなんて分からないし、見てから考えるという感じだと思います。

 

○山陰中央新報:分かりました。ありがとうございます。

 

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