3月26日質問項目1
1.商品券問題
○山陰中央新報:山陰中央新報の曽田です。よろしくお願いいたします。
○丸山知事:お願いします。
○山陰中央新報:石破首相が自民党衆院1期生との会食に際して10万円の商品券を配った問題が波紋を広げています。岸田政権下でも確認されており、長年の慣行だった疑いが濃厚となっていますが、知事の率直な受け止めをお願いいたします。
○丸山知事:やられた側の方々がそれを説明して、それを国民がどう受け止められるかということだと思いますし、慣行かどうかって、客観的な証明って簡単じゃないでしょうけど、そういうふうに国民が受け止めれば、そういうふうに思われるってことですよね。慣行じゃなかった、自分はやってないという総理が出てくると違うんでしょうけどね。そういう方がおられなくて、ぽろぽろ受け取ったという話が出てくれば、まあそうだったんだろうなというふうに、普通に国民は思うでしょうね。
○山陰中央新報:分かりました。
政治改革のさなかだということですけども、どのような政治改革をしていくことが国民の理解を得られるとお考えになりますでしょうか。
○丸山知事:私からすると、お金の問題は、ある意味、表層の話ではあるんですけど、表層であり本質であるというふうに思います、ちょっと文学的だけど。何かというと、結局のところ、国民のために仕事をしてくれてるのかということが問われてるんですよ。つまり、分かりませんよ、ポケットマネーなのか、原資は分かりませんけど、お金で動く、お金を受け取るということ、お金じゃなくても、土産なのかな、お土産を受け取るということが当然のことだというふうに受け止められてる社会では、お金が要るってことですよね。ということは、お金を必要とするから、お金をくれる人のことを大事にする。期待を込めて1票は入れるけども、政治献金まではできないという有権者がほとんどですよ。1票はないけども政治献金はできる、企業団体献金はできる、そういう人たちのことしか聞いてないじゃないかというふうに思います。
高額療養費の問題は、決して献金をしてくれたり、業界団体をつくって特定の候補に票を入れてくれるとかっていう人たちとは全く無縁な人たちが、国民全体がですよ、全ての国民が病気になり得て、全ての国民が頼りにしないといけないかもしれない制度をああいうふうに極めて粗雑に、情け容赦ない制度改正をしようとした。私はそっちのほう、そんなことがなぜ起きるのかということの解明のほうがよほど大事で、そんなことをやって、憲政史上初、参議院で修正して衆議院に送らなければいけないみたいなことが起きてるのに、誰も責任を取ってない。こんなこと繰り返しますよ。
ということは、何かというと、国民は、国会議員を信用せずに我が身を守らなければいけないってことです。政府は国民に牙をむく、やいばを向けてくる、鉄砲で撃ってくる。みんなが当たるわけじゃないけど、誰が当たってもおかしくないような鉄砲を撃ってくるということが起きたのに、申し訳ないけど、それに関する集中審議もなされないって、野党も含めて、何考えてんのかさっぱり分からない。自分たちは何か特別な扱いでもしてもらえるんですかと。あなた方だって、国会議員でなくなったら、別に同じ目に遭うんですよ。いや、国会議員であり続けたところで、よほどのお金がなかったら治療を断念しなければいけないんですよ。全ての国民もそうだけど。そんなことをされて、集中審議したのかな。よう分からんけど、こんなことを立案した担当局長を詰問もせずにこの予算が通っていくなんて、修正がされるなんて信じられないですよ。もう国会なんて、お金をかける必要ないんじゃないかと。国会の審議なんか意味がないと。それは安住委員長なんか怒るかもしれないけど、何やってんですかと、予算委員会とか。予算委員会がだって、委員会あるけどね、衆だけじゃない、参もある。こんなことをやった人たちが、いまだに局長室とか次官室とかでのうのうと仕事してるわけでしょう。それは気楽な商売でいいですわな。何の責任も問われない。
国民への加害行為が責任を問われないってこともそうだし、政権を潰しかねないようなことをやった人たちが責任を問われない。国民の感覚からしても、政治のマネジメントからしても、官僚組織をちゃんと率いているのかと。官僚の言いなりになってるんじゃないかと。その政治を改めてほしいと。
正直言って、お金の話というのは、多額の献金をするとか、組織的な集票をするとか、そういうことをできないほとんどの国民を一顧だにしないような政治をしてるんじゃないかということが今回問われてるわけで、そのことについて反省もしてないと、政治も行政も。ということのほうがはるかに問題。
お金の話っていうのは、つまりお金を渡す人、まとまった票を持ってる人、そうじゃない人たちの話っていうのはどうでもいいと思ってる政治がなされているんじゃないかというふうに疑念を持たざるを得ない。そんな政治が蔓延してるんじゃないかというふうに国民が疑わざるを得ない状況になってるということじゃないですか。
石破総理はそんなことをしないと思ったけど、石破総理もやっていたということですよね、つまりは。だから、それは政権とか政治に対する信用なんか、それはないでしょう。慣行かどうかじゃなくても、現職総理がやってるという時点で、それは今の体制だけで十分でしょう。今こんなことが行われてるってことだけで、もう本当大丈夫なのと、本当に私たちのために仕事してくれてるのか、私たちのために政治やってくれてるのかということについて、そうじゃないんじゃないかというふうに、期待していた石破総理もそうだったということの失望というのは大きいでしょうね。だから、それが支持率急落という形で出てるし。こういう信頼失墜を政策で取り戻すとかっていう話だけでは厳しいだろうし、なかなか深刻ですよね。
私は、お金の問題以外に、こんな、お金、お土産、分からないですよ、お土産っていったって、何か家の庭になってるミカンちぎって渡すというわけじゃないんだから、結局お金ですわな。お金がないと入手できないものをお土産にしてるわけだから、結局お金が動かないといけない、お金がないと見向きもしてくんないという政治なんじゃないかということの疑念を持たざるを得ない事象だったし、実際そういう、一般国民が本当に医療を必要としているときに、その医療にアクセスする道を閉ざそうとする制度改正がなされようとしたということと重ねて考えると、まあ本当にお金の問題だったり、その人の、政治のやってる仕事の中身だったり、そういうものが本当に国民の実生活、国民の生活とかっていうものを何とか暮らし向きをよくしていこうとか、困ったときに手を差し伸べていこうとかっていうことに向いてないんじゃないかというふうなこと、これは2つ組み合わせてですけど。何か政治に期待するとか、期待できない状況がはっきりしてるという状況じゃないですかね、国民感覚でいえば。
私は、政治と金の問題、お金の問題、土産物の問題よりも、もっと真面目にやらなければいけないことをちゃんとやってないということについて、強く失望を感じますよ。ともかく高額療養費の問題というのは、私は何度も言ってるけども、戦後の統治機構における最大の汚点。こんなことを繰り返すかもしれないということを考えると、本当におちおち寝てられないってことです、枕を高くして。政府がやってることを一々確認して、国民の生活が立ち行かなくなるような制度改正をしようとしてるんじゃないかというふうに、県知事としては常にチェックしなければいけないと。そういう状況ですよ、国立大学の授業料もそうだけど。
ともかく政府が何か物事を変えようとするときに、大体が普通の暮らしをしている人の生活を苦しくするとか、人生の選択を狭めるとかっていうことの方向で改悪しようとしてるんじゃないかというふうに、私はもう最近疑ってかかってますね、全て、性悪説で。もうろくでもないことをしようとしてるんじゃないかというふうに疑ってかかるというのが私の仕事ですよ。
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