3月12日質問項目2

2.高校授業料無償化

○山陰中央新報(高見):国会関係といいますか、衆議院のそれこそ予算が通ったところで、自民党と公明党と日本維新の会の3党で私立高校を含む高校授業料の無償化というところが来年度の予算に入ったというところ、この点をどのように見ておられるか、島根県への影響をどのように見ておられるか、伺えますでしょうか。

 

○丸山知事:評価は、今やられてる高校の無償化というのは、今回の拡大で恩恵を受けられるのは実施済みの東京都と大阪府の皆さんからすると、うれしいでしょうね。島根県からすると、私学の割合はそれほど多くないので、東京とか大阪に比べたら、この予算が我々のとこに来る割合というのは相当限られるということです。だって、我々は公立主体で高校がありますからね。

 中身の評価はそんな感じで、政治的な評価でいうと、このポイントは何かというと、来年度予算まで含めた3党合意になってるということですから、この内容を実現してもらう立場にある維新の皆さんというのは、基本的に自民党、公明党という与党の皆さんと、来年度予算が通るまでは根本的な対立はされないでしょうから、維新がいわゆる準与党になったということを意味するというふうに、政治的にはやっぱり理解しなければいけないでしょうね。

 今回の予算で終わる話だったら、この予算を通してしまえばそれで済みますけど、来年の予算もつくってもらわなければいけない。それ維新だけじゃできませんから、自公と協力しながらやっていくという関係に、日本維新の会と自民党、公明党というのはそういう関係になったというふうに理解しなければいけないでしょうということ。

 それからもう一つ。これは、聞かれたことからちょっと外れますけど、高校の無償化を進めるってことと全く相矛盾することが政府において進んでる。それは何か。国立大学の授業料の引上げ。これを問題提起された慶應義塾大学の塾長が、数日前に中央教育審議会の委員に新たに任命されてます。これは、普通に考えれば、あれだけの発言をして物議を醸した人を、まさに教育の大本を決める、諮問される審議会の正委員にするわけですから、国立大学の授業料を引き上げるという宣言と同じだと私は思いますよ。少なくとも大学関係者はそう受け止めてるでしょう。私は本当に高校の無償化はするけど、国立大学の授業料を3倍にするって、どういう政策なんだと。こんなことに合意するんだったら、政府はもう国立大学の授業料の引上げなんかやりませんというふうに言わなければおかしい。こんなことを平然とやる文部科学大臣は一体何を考えているのかと。

 私は、政府の中で統一が取れてないということを言ってるんじゃなくて、3.6兆円をかけて子育て支援を充実しよう、児童手当の充実、保育の充実、そのために新しい社会保険料をつくって、新しい社会保険料をつくったがゆえに、そのときに実質的な社会保険料負担を上げないというふうに当時の岸田総理が答弁したがために、医療費の上昇に伴う社会保険料負担を、上がるということを抑制しなければいけなくなった。そのために高額療養費のこの問題が出てきている。これは、子どもを増やすためにやろうとしたことが、日本国民に対してリスクを自分で対応しろということを強いて、加えて国立大学の授業料を3倍にすると言われたら、3.6兆円かけて子育て支援を充実しようが、日本国民は子どもを持とうと思わないですよ。本気で少子化対策をやる気があるのかと。

 私立大学に行かせるのはできないかもしれない。特に島根県内は私立大学がありませんから、島根県民でいえばですよ、何とか地元の島根大学だったら、それほど仕送りもせずに何とか大学を卒業させれる、そういう選択肢が残されてる。そういうことを考えながら子どもの人生を思い描いて、子どもを子育てしたり、子どもをもう一人持とうと思ったりするわけです。国立大学の授業料を3倍にするって、その道を閉ざすってことでしょう。

 私は、こんなことを、本当に人口減少に歯止めをかけるとか、子どもを増やすとか、本気でこの人達考えてんのかと、いや、文部科学大臣も考えてないだろうと。私は、慶應義塾大学の塾長が、しょせんは、はっきり言って私大学のトップだから、自分の競争相手が減るから、そのほうがいいと思って私利私欲でそういうことを言うのはいいですよ。でも、文部科学大臣はそれじゃ駄目でしょう。そんな人間、そんな人を中教審の委員にしたら、国立大学の授業料3倍になると言ってるのと同じなんだから、そんな人事をする、その神経が分からないよ。正直言って、本当に日本の教育を何とかしようとか、日本の子どもに高等教育を与えようと思っているのかと、文部科学大臣は。

 私は、慶應義塾大学の塾長は、もう自分の利益を考えて、自分の立場でそういうふうに言う、それはもう仕方がないと思う。でも、そういう人を中教審の委員にして、そういう政策を進めようとしてる文部科学大臣は、それは失格だと思うよ。いかに事務方がそんなことを上げてきたって突き返さなければ駄目だ。

 本当に、日本の少子化をさらに、3.6兆円かけた異次元の少子化対策の効果を、これ、国立大学の授業料って多分、3倍にしたところで数千億の世界だと思うけど、数千億で吹き飛ばすよ。自分と同じように、自分は親に大学に行かせてもらった、自分も子どもを持ったら大学に行かせてあげよう、経済環境厳しいけど、こつこつ勉強してくれて国立大学に入るという選択肢が現実としてあると。その可能性が残されてると思ってる人たちの気持ちを、もう踏みにじることなのよ、国立大学の授業料3倍って。

 私は専業農家の長男坊で、家は別に裕福じゃなかったです。国立大学は行かせてもらって、恥ずかしい話だけど、親の所得が低いので、授業料、半額免除してもらったですよ。私は、国立大学に行かせてもらえる道を日本国政府というか、社会につくってもらったから、今、この場でこんな偉そうなことを言えて、県知事という仕事をさせてもらってるけど、こんな3倍なんかにさせられたら、そんな時代に私が生まれていたら、私は同じ人生、絶対に歩めない。たかだか、私がだから18だから、どうだろうな、35年前か。35年前にできたことが、今もう政府ができなくしようとしてるんです。こんなことをやってたら、日本滅びるよ。

 私は、だから、もうはっきり言うけど、さっきの、この高額療養費の提案を考えたというか、仕組んだ人たち、それからこういう中教審の、こんなことを言ってる人を中教審の委員にわざわざ任命しようという、私、名前知らないけど文科大臣、国賊だと思うよ。国を滅ぼそうとしてるのかと、私は、そういう人たちを政府から排除して、まともな政策をやってほしい。こんなことをやられたら、3.6兆円の少子化対策は、国立大学の授業料の話で、本当に吹き飛ぶよ。自分と同じような人生を歩ませてあげたいって、普通、親は思うよね。その道を一生懸命閉じる政治家って、何のためにいるの。こんな案持ってきたら、ふざけんじゃないと言って突き返すのが仕事なんじゃないですか。高額療養費もそうだと思うけど、何のために、国民の代表として政府に入っているってことは、官僚の下僕じゃないんだから、国民のために仕事する。だから、こんなことを仕組んだ人たちを討伐して、国賊を討伐しなければいけない。そうしないと、政権交代しか道がないってなりますよ、国民からすると。

 いや、本当、文部科学大臣がどんな了見でこんなことをやってるのか、国立大学の授業料を3倍にする気かと、次の中教審の諮問内容も、50分の授業を45分にしてとかって、何か本当にろくでもない諮問をされてますけど、今度、閣僚との意見交換、秋にあるけど、あなた方、本気でこんな国を滅ぼすような、こんな政策やる気かというふうに聞かなければいけなくなる。

 言ってること、おかしいかな。おかしくないと思うんだけど。本当に、官僚の下僕になるのはやめてくれと、官僚が間違ってるところを直すのが国会議員とか、国会議員から選ばれた閣僚とか政府の仕事じゃないのか。そんな役人が書いた紙、そのまま読んだり、役人が書いてきたものをそのまま決裁するのが政治家の役割だったら、それこそAIに取って代わられるぞ、AIを入れればいいじゃないか、そんなのな。AI未満だぞ、それ、本当に。国会議員の定数、要らなくなるよ、政府の閣僚なんて。

 いや、ともかくぶったまげたのは、この3党合意の後に、高額療養費、3党合意、ともかく、これを重ね合わせると、あなた方は国民の皆さんに、あなた方の子どもを高校までは無償で行かせてやるけど、大学は慶應大学とかのぐらいの学費が出せないんだったら諦めてください。ザッツ・オール。以上って言ってるのと同じだと思う。それは、人口減少を何とかするとか、子育て支援をするとかっていう政策と真逆で、私からすると、車の運転に例えれば、アクセルを踏みながらブレーキを踏んで、サイドブレーキも踏んで、スピンを起こして、ガードレール突き破って崖の下に落ちていく、そんなことをやってる。やってること真逆じゃないか、本当に。3.6兆円かけたことを、こんなことで吹き飛ばす気かと、あなた方は。何のためにやってるんだと。個別の役人の持ち場でそんな案が出てきたとしても、閣僚、または内閣、または与党というとこで止めてもらうのが求められてる仕事だと思うよ。そういう改善をしてもらいたい。

 私は、高額療養費の問題で、財務省と厚生労働省、どうなってんだと思うけど、今回の中教審の人事を見て、文部科学省もだと。つまり、霞が関の役所って信用していいのか。どこもかしこもこんなんで、しかも、これで何の責任も問われなかったら、同じこと繰り返すぞ。こんなことやったって何も人事に影響しない、評価に影響しない。見てる人間は、こんなことやっていいんだと習得しますよ。私的に言うと、本当にこういう国家を滅ぼすようなことを公務員としてやろうとしてる人たちは排除すべきだと、国賊を排除しろ、国賊を討伐してくれと思います。

 高校無償化をやったところで、もう焼け石に水ですよ。自分が子どもをつくっても、大病を患ってしまったら路頭に迷わせてしまう、そんな政策が実現しようとしたわけだから、子どもを持とうと思えなくなるでしょう。普通の生活をしてる人がどういうふうにこの制度を捉えるだろうかという目線で国民から選ばれた人たちが仕事をしてくれないと困ると。一連のことなんですよ。全てつながっていると思います。長くなってすみません。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 

○丸山知事:なので、石破総理に、政府にいる国賊を討伐してもらいたい、本当に。大変だと思うけど。もうこういう、総理が二転三転してどうだこうだっていうふうに答弁をしなければいけない状況をつくってる人たちをきちんと討伐して、隊列を整えて政権運営をしてもらうというのが必要なんじゃないかというふうに私は思いますね。それが石破総理のためでもあると思う。

 

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