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1月24日質問項目6

6.日銀の政策金利追加利上げ
○山陰中央新報(原):金利というところに関して、先ほど、日銀は政策金利の追加引き上げを決めて、現行の0.25%程度から0.5%程度にするというところを決定されました。全国的な賃上げの機運の高まりが背景というところというのが要因として見られるんですけども、この政策判断について、どうお考えでしょうか。

 

○丸山知事:正しいですよ、正しい。物価が上がっていくときに、金利がつかなければ、お金の価値はどんどん下がっていきます。消費者物価指数が5%上がって、今で3%ぐらいですね、3%上がるということは、今日持ってる1万円の価値が、1年後には9,700円と同じになるということですよ。それを、政策金利が上がれば、どうなの、3か月定期なのか半年定期なのか分からないけど、定期を預ければ0.5つく時代になったということだと思います。そうすると、そういう減価の割合が、消費者物価指数が3%上がっても0.5%政策金利があれば2.5%の減価で済むということですよ。本当はあまり減価しないのが、本当は通貨価値が下がらないようにしようと思ったら、もっと金利がつかないといけないんですよね。これが私は円安の要因だと思ってるんで、円安是正をちゃんとやっていこうと思ったら、我々が一生懸命汗水垂らして稼いでいるものの価値がどんどん下がっていくって、つまり日本人がどんどん貧しくなってると同じだからね。この状況を是正しないと日本人の生活なんか豊かになるわけないわけです。物価上昇の話だけじゃなくて、我々が稼いでるお金の価値が下がっていくような、ある意味異常な環境を直していかないと、3%も開いているようじゃ、それは円安ですよ。つまり、我々、預金を持ってる方に金利がついてくるっていうプラスもあります。我々の持ってるお金の価値の下がり幅がちっちゃくなるということですから、私は円安を抑える、または円高にちょっとでも振れる力があるとも思いますので、それはいいことだと私は思います。

 ただ、借入金利が上がるということに対して、これは資金繰りの課題が出てきますので、この金利負担が大きくて賃上げに苦しんでる中小企業にとって過重な負担になるということであれば、これは政府がきちんと政策金融で金利を抑える、そこに公費投入をして中小企業の資金繰りに影響を与えないように、それは金融政策に対応した国の産業政策なり中小企業に対する支援策を講じていくと、それはセットでやればいいんだというふうに思います。弊害はゼロではないので、弊害を抑える政策を、それは経済産業省とか中小企業庁が考えて適切な対応を取ってもらうということと組合せで乗り切っていくべきことだというふうに私は思ってます。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 


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