1月24日質問項目4
4.竹島問題
○NHK(曽田):来月、竹島の日が22日にありますけれども、去年のところでは隠岐の島町での集会というとこも開催されて、また今年も竹島の日が近づいてるわけですけども、現在、韓国の政権の不安定さという、政権がどうなるかというところもなかなか情勢が不安定なところではあると思いますけれども、県や国として、竹島政策へのこの情勢の影響というものは何かありますでしょうか。
○丸山知事:韓国の影響。
いや、厳密には私、すみません、大使館も持ってないので分からないですけど、残念ながら、これまでの歴史をたどると、日韓関係がよかったから竹島問題が進展したわけでもないんですね。日韓関係が悪いから竹島問題が進展する、これもないわけです。なので、残念ながら日韓関係とか韓国の政情がとかに関係なく進展してないので、ね、進展してないんですよ。どこが進展したっていう場面が、竹島問題での、日韓関係における竹島問題が進展したという場面はないので、李承晩ライン以降。なので、韓国の政情がどうだろうが、日韓関係がどうだろうが、あまり関係ないというのが私の過去の歴史をひもといたところの分析ですよ。
なので、残念ながら、だから、もうはっきり申し上げると、そういう意味においては、あまり興味がない。韓国の国政が混乱すると、何か竹島問題が進むとかっていうことがあれば、まじまじと分析もしますけど、そんなこと、過去にもないので。いや、知見がないだけかもしれませんけど、そういう過去の経験則からすると、あまり関係ない。残念ながら、私個人でいうと、あまり興味を持ってないというところです。
○NHK:ありがとうございます。
以前、知事の会見の中でも、韓国がどうかというより、日本の政府ができること、政府の、韓国の話とは関係なしにできることもあるというふうな話もされていましたけども、今年、制定20年というところで、県としてできること、また、国に求めていくことっていうのはどういったところがあるでしょうか。
○丸山知事:20年たったから求めることなんてないですよ。だって、もう20年前から求めてますから。20年遡ると、何の進展もなかったと言うと、これものすごく間違いでして、実は学習指導要領においては、竹島問題を領土問題として北方領土並みにきちんと位置づけて、小・中・高での学校教育で習った中で学ぶということが、これは政府において実現していただきました。そして、最近でいきますと、領土・主権展示館という立派な施設を虎ノ門に造られて、北方領土と竹島問題と尖閣問題を同等、同じように扱って展示をして、この領土問題、主権の大事さということを国立の施設の中で、東京でやっていただいてます。これは20年前にはなかったことですので、そういった意味で、政府において取り組んでいただいているという意味で、ここは評価をいたしております。
ただ、先ほど申し上げたように、外交問題として取り上げるとか、外交問題として外交交渉のテーブルにのせて交渉するといった場面での進展がない。それから、私、今、御指摘のあった、政府だけ、政府の判断でできることとしては、式典の開催ですとか、竹島の日の閣議決定ということは、これは交渉事ではなくて、できるはずなんですけども、残念ながら、ここについてはまだ実施していただいてないというのは、大変残念だというふうに思っております。それはいずれも、ずっと政府に求めてきておりますので、20年たったから、これも求めないとということはなくて、私、多分県民の皆さんとか県議会の皆さんそうだと思いますけども、島根県としてやるべきことは、求めていくべきことは求めていて、残念ながら実現に至っていないことがまだたくさん残ってるという状況ですから、新たにこれを求めていこうとかっていうことを考えてるわけではありません。
そういうことですので、どちらかというと、竹島の日の式典がそうですけど、島根県がやらなければいけない範疇に入らないことを島根県がやってると、まだやってると。
正直言って、県議会はどう考えられるか分かりませんけど、島根県に編入した日を島根県は、2月22日を竹島の日にしてますけど、県としては。これは1月の下旬だったと思いますけど、閣議決定でやると日が違うんです、決めるとすればね。だから、もしかすると閣議決定で国が竹島の日を決めてくれると、じゃあ、まあまあ県の竹島の日は、もう旗を下ろすかっていうことがあるかもしれませんけどね。県議会がどう考えるか分かりませんけど、国としては2月22日じゃないんですよ。そういう国と、2月22日が国の竹島の日になるわけじゃないですから、政府として節目になる日はまた別の日なので、そういうことを政府でちゃんとやってもらうということ、また、政府がやるべきことで我々がやってきたことというのは、手を引くところも出てくるかもしれません。ただ、それは政府の取組の進展があってからじゃないと。ですから、今はたらればの話なのであれですけど、県としては、やれることを最大限やっていくという考えでありますけども、大体考えれることはやってるつもりなので、20年になったからこれやるかっていうところが何か今あるわけじゃないというところです。
○NHK:ありがとうございます。
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