1月10日コメント1
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○丸山知事:私から3点コメントさせていただきます。
1点目が、年頭に当たりましての所感でございます。
新年明けましておめでとうございます。県政記者クラブの皆様方にも、県民の皆様にも健やかな新年をお迎えになられたこととお喜びを申し上げます。
本年、今回の年末年始は、暦の関係で長めのお休みが取れることとなりましたので、例年に比べますとゆっくりお過ごしになることができたんじゃないかというふうに思っておるところでございます。昨日、今日と、若干雪が多めになっておりますけれども、年末年始自体は比較的穏やかな天気に恵まれましたので、すがすがしい新年を迎えられたことということだと思っております。
今年は、3月2日に山陰道の出雲インターチェンジと出雲多伎インターチェンジの間が開通をいたします。これにより、鳥取県境から石見福光インターチェンジ(大田市温泉津町)まで連続してつながることとなりますので、県東部と県西部の一体性が高まるということ、加えて企業誘致や広域的な周遊の観光や地域経済の活性化につながるものというふうに期待しておりますし、そういった成果を生み出せるように、県、市町村で連携して取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。
また、今年といいますか、令和7年度の後半、10月以降には小泉八雲先生の妻、セツさんをモデルとしたNHK連続テレビ小説「ばけばけ」が放送されるという運びとなっております。これによりまして、セツさんが生まれ育った松江を中心に、また、小泉八雲先生が県内各地を回っていただいておりますので、島根県全体の各地を多くの全国の方々に知っていただく絶好の機会になるというふうに考えております。多くの方々に松江、島根を目指してお越しいただけるように、観光誘客に取り組んでいきたいというふうに考えております。
一方で、経済環境はエネルギー価格や物価の高騰が継続しておりますし、過度な円安が続き、県内の事業者の皆様にとりましては大変厳しい状況が続いているところでございます。また、県民生活、県民の皆さんの家計も厳しい状況が続いております。こういった厳しい状況を打開をして、皆様に乗り切っていただくために、政府で実施していただくべきことは政府に求めながら、県としてできることを着実に取り組んで、回復に向けて全力で取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。
そして、本年は、現在策定終盤を迎えております第2期島根創生計画のスタートの年となります。人口減少対策は、一定の政策をやれば乗り越えられるといった特効薬はございませんので、様々な政策を総動員し、また、これも政府に実施していただくべきことを実施していただきながら、着実に取り組んでいきたいというふうに考えております。人口減少に歯止めをかけて、愛着と誇りを持って笑顔で暮らせる島根を次の世代に引き継いでいくという県民の皆様の願いを実現するための島根創生の取組を、この2期計画のスタートに合わせて、さらに強めていきたいというふうに考えております。
今年はヘビ年でございます。蛇はこう真っすぐは行きませんけど、右、左、左右に動きながら着実に前に進んでいく動物でありますので、足はありませんけど、地に足の着いた、着実に前に進む、そういう島根県政にしていきたいというふうに思っておりますので、この県政記者クラブの皆様方にも、引き続きお力添えを賜ればというふうに思っているところでございます。
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