12月26日コメント1
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○丸山知事:本日は、令和5年の最後の定例記者会見となりますので、今年一年、令和5年を振り返っての所感を申し述べさせていただきます。
今年の夏は、全国で記録的な高温かつ大雨となったところでございます。県内におきましてもお一人が亡くなられ、住宅や農林水産物などへの被害も発生をいたしました。謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様に改めて心からお見舞いを申し上げる次第でございます。
新型コロナにつきましては、長らく社会経済活動が制約を受ける状況が続いておりましたけれども、本年5月に5類感染症に移行したことに伴いまして、県内への観光客も回復基調にあるなど、明るい兆しが顕著に表れているところでございます。
県内の明るいニュースといたしましては、4月に島根大学に新学部であります材料エネルギー学部が創設されまして、80名を超える新入生や、また多くの教授陣をお迎えすることができたところでございます。工学系の初めての新学部ということでございまして、高度な専門教育、それから県内企業との共同研究や連携などを通じまして、県内産業の成長、また発展を支える人材の育成、また県内企業の競争力強化に貢献していただくということを強く期待しているところでございます。
また、萩・石見空港の開港30周年、それから益田にございますグラントワの入館者数が600万人を超えるといったこと、また、山陰道の事業化が進むといった朗報も続いたところでございます。今後も産業や観光、また県民生活を支えるインフラの整備を進め、各地域がそれぞれの個性を生かして産業や交流が活発になるような地域づくりを進めていきたいと考えております。
また、一方で、多くの方々の訃報にも接したところでございます。青木幹雄元参議院議員、また細田博之前衆議院議長、そして澄川喜一先生をはじめ偉大な方々をお見送りする年となったところでもございます。先人の方々の深甚なる御尽力に対しまして敬意と感謝を表しますとともに、謹んで哀悼の意を表するところでございます。
県内経済を取り巻く環境は、コロナの側面では大幅な改善を見られたところでございますけども、原油や物価の高騰といったことにつきましては高止まりの状況にございまして、県民生活、または県内事業者の経営にとりまして厳しい状況が引き続き続いているところでございます。
私ごとでございますけども、この4月の知事選挙におきまして、多くの県民の皆様からの御支持をいただき、2期目の任期をいただいたところでございまして、そういった諸課題の解決、そして島根の長年の課題でございます島根創生、人口減少対策に現場主義、県民目線で取り組んでいきたいと、改めて思っているところでございます。
そういった物価高騰、エネルギー高騰に関しましては、まだまだ先行きが見えない厳しい状況でございますけども、来る新年におきましては、県民の皆様にとりまして、そういった様々な価格の高騰といった課題についても、先行きを見通せる年となるように、政府に対して経済対策として求めていきながら、島根県、または県内の市町村と連携して、できることにつきましては機動的かつ着実に取り組んでいきたいと考えておりまして、何とか経済の回復に向けて反転攻勢の1年にしていきたいというふうに思っているところでございます。
新しい年が県民の皆様にとりまして明るい実り多い、希望を持てる年となることを願っておりますし、そのために努力していきたいというふうに考えているところでございます。
私からのコメントは以上でございます。
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