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12月13日質問項目4

4.国政

○NHK:NHKの猪俣です。お願いします。

 国政に対する所感を伺いたいんですけれども、自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田総理大臣が官房長官など4人の閣僚を交代させる方針を固めたというのが報道で出てると思うんですけれども、この国政、結構大きな揺らぎというのを、知事としては今、どういって見てらっしゃいますでしょうか。

 

○丸山知事:よろしくないですよね。やっぱり昨日の……。私、こども未来戦略の案がって報道されて、あれ、これ、夏に何かこども未来戦略ってやってなかったかと、何でもう一回やってんだと思ったら、夏のやつはこども未来戦略方針で、今回の案はこども未来戦略だそうです。だから、方針に基づいて詳細を決めていくという、そういう今、プロセスですよ。それも、来年度予算じゃなくて、法改正をするような話を、今ここのタイミングで決めてるわけでしょう。その中に国民負担、新しい支援金制度、支援金って名前になってるけど、社会保険料ですよ。いわゆる国民負担。国民負担の増を決めようとしてるわけでしょう。そういう国民負担の増の議論をするときに、閣僚が替わったり、閣議決定するのに新しい閣僚、何か中身も分からずに署名するみたいなことになりますよね。そんな12月の半ばに閣僚替わって、こども未来戦略、閣議決定したのを、多分花押か何かで署名するんだろうけど、分かってるとはとても思えないし、党内議論だって、もう浮ついて、こんな状況で、いつ捜査が入るかみたいな状況で、そんな大事な政策決定が本当に国会議員の先生方が国民の生活を具体的に思い描いて議論して決めてもらえるような状況にとても思えない状況で、この大事な物事が決まっていくというのは大変なことだと思っていて、逆に言うと、メディアの皆さんがちゃんと頑張ってもらわなければいけないということだと思うんですよ。

 だって、もうみんな、東京地検特捜部に呼ばれるかもしんないとか、家宅捜索が入るかもしんないとか、そんな状況で政策考えられるのかなという、いやいや、超人の人たちは別かもしれませんけど、そんな、で、閣僚も替わっていく。本当に大事な物事を決めるような環境が保たれてないというのが、政治資金の問題とかっていうのは、いろんな話があって、そこがワイドショーとかでは中心だけど、これが今、来年度当初予算とか、来年度だけで済まない、大きな政策を決めるタイミングでこんなことが起きてて、国会議員の先生方が腰を据えて政策のべき論を議論できる状況じゃなくなってるんじゃないかって考えると、本当にこんな状況で国民負担を上げるようなことを決めて大丈夫なんだろうかというふうな不安を持ちます、普通に考えて。

 すみません、政治家として、特別な話じゃなくて、国民目線で考えて、そんな感じ。いやいや、メディアの皆さんの目線で考えて、そんな感じです。

 

○NHK:ありがとうございます。

 


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