１０．秋田県知事発言
○共同通信：共同通信の白神と申します。

　先日、２３日に秋田県の佐竹敬久知事が秋田市内で講演をして、四国の料理について、酒もうまくないとか、メインディッシュがいいステーキだと思って開けたらじゃこ天で、貧乏くさいなどの発言をして謝罪をされてましたけれども、その点に関して、知事から何か所感があればお伺いさせてください。

○丸山知事：私のほうが口が悪いので、私も気をつけなければいけないというふうに思いました。

○共同通信：何か四国の料理とか、その辺についての。

○丸山知事：「のれそれ」って、おいしいですよ。ちょっと長い、酢じょうゆで食べるんだけど。四国、じゃこ天がお気に召さなかったみたいですけど、うちも「あごのやき」があったりするので、なかなか、練り物というのは日本酒にも合いますし、まあ好き嫌いがあるってことじゃないですかね。私は香川のうどんもおいしいと思うし、徳島のすだちぶりもおいしいだろうし、高知のカツオもうまいだろうし、愛媛だと、関サバの向かい側は、たしか三崎サバか何かといって、同じ海域の刺身で食べられるサバもありますし、どこも、結構四国って山を中心に近いですけど、海を見るといろんな地勢が違うので、いろんな食材があっておいしいと思いますし、それぞれおいしいものを楽しむということじゃないかと思います。

○共同通信：ちなみに、他県のトップが他県の食材について、ちょっとこういうふうに陥れるような発言をしたことについて、何か御所感があればお願いします。

○丸山知事：いや、でも、あれですよね、正直に言われたってことじゃないかと実は思っていて、そういう、私は悪いところを直していくというのが一つ、観光地だけじゃないですけど、自己満足だけだとよくないので、外の人のシビアな評価を聞いて、じゃこ天、分かんないですけど、指摘を他山の石として受け止めて工夫をしていくというのもあるでしょうし、佐竹知事も反省しておられるようですので、いいように捉えて、前向きに受け止めるということがいいんじゃないかというふうに思います。

○共同通信：ありがとうございました。