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10月13日質問項目7

7.原子力防災訓練

○中国新聞:中国新聞の新山です。よろしくお願いします。

 

○丸山知事:お願いします。

 

○中国新聞:原子力防災訓練についてお尋ねします。

 来週と、あと来月の5日に本年度の原子力防災訓練がありますけれども、今年は担当課のほうから、昨年より住民の参加も増えるというふうに聞いています。島根原発の2号機の再稼働の予定が来年の8月というふうに発表されていますけれども、その中で避難計画の重要性というのがより増してくると思いますが、知事として、今回の本年度の訓練にどのようなお考えで臨むのかということと、どのような成果を得たいと思っていらっしゃるかを教えていただけますでしょうか。

 

○丸山知事:訓練ですので、一応、多分私がなってからは大体、毎年新規要素を加えていると思います。今年は、昨年度、各地区ごとに避難ルートとか避難先を個別に印刷した保存用のパンフレットを配布してますから、それを活用してもらう避難をする。それから、協定を締結した中国電力、また国や関係機関と連携した避難体制の確認をする、そして社会福祉施設での避難、これはどうしても箇所が限られるので、他の施設から見学をしてもらう、見学を受け入れるというようなことをやる予定にしております。

 そして、先日、だから、9月に自衛隊のヘリコプターと海自の艦船を使った実動訓練、これは、前回は避難訓練の中で同じ日にやってましたけど、もう切り分けて独立させて別日でやる。ちょっとゴムボートみたいなもので輸送量が足りないんじゃないかというお話がありましたので、艦艇の大型化というものを実際にやってみるというような形で、昨年指摘された事項とか、これまで取り組んでいることについて、例えばパンフレットみたいな話を織り込んで、避難計画の実効性の向上をしなければいけないというのが課題だと思いますので、より現実に近い形で再現をしていくということと、あとは、粛々と終わってくれるのが楽ですけど、現実問題は、そういうふうにならない、いろんな課題が出てくるということ、これは実はある意味いいことなんです。本番になってその課題が顕在化して、現場でそのときに対応できないよりは、訓練の中で課題を見つけて直していく。だから基本は、訓練というのは完璧にできましたという訓練を目指すのではなくて、新しい要素を取り入れて、新しいところで、思ったよりもうまくいかないというところ、これを指摘をしていただいて、そこを直していく、制度として直していく、また翌年の訓練で直したものを確認していく、そういうふうにしていくしか、実際の避難を社会の中で実行するわけにいかないので、そういうサンプルとしての訓練を、バリエーションを増やして、前年の課題とか、これまで取り組んできたことを生かして新しいことに取り組んで、新しいことなり、同じことでも課題が出てくれば、それについて直していくというPDCAを回していくということを地道にやっていきたいというふうに思っております。

 そういった意味でちょっと、今年は比較的大規模な、別日で自衛隊の訓練を入れるなどして、ちょっと大がかり、ちょっと日はずれますけどね、そういった形で新しいことをきちんと取り入れて課題を見つけて直していくということをやっていくつもりであります。

 

○中国新聞:分かりました。

 


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