10月13日質問項目4
4.再構築協議会
〇山陰中央新報(高見):10月から再構築協議会という制度運用が始まりまして、JR西日本が第1号として芸備線に関して設置というのを国に要請をされました。隣の県で、木次線ともつながるというところで、どのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。
○丸山知事:県内にも芸備線と同様に厳しい利用状況にある区間もありますので、今後の芸備線の状況や、国の判断、JRの動向などを注視していきたいというふうに考えております。そして、これはJR路線全体、地方路線全体の維持に向けて、引き続き関係者、県民の皆さんと連携しまして、この路線、JR、これは厳密に言うと一畑も含めて、鉄道の利用促進に県、また市町村、そして経済界と共に取り組んでいきたいというふうに考えております。
○山陰中央新報:先ほど、一畑も含めてというお話だと思うんですけど、県内の路線、今回の再構築協議会の話でいえば、1,000人未満という一つの基準があって、そこに該当する路線もあったりすると思うんですけれども、鉄道をどうやって維持していくか、存続していくかというのを、県としてはどのようにやっていかれるか、もう少し具体的にお伺いできますでしょうか。
○丸山知事:いや、利用促進をしていくということです。
○山陰中央新報:利用促進に向けて、県としてもいろいろとPRをされたり、やっていくと。
○丸山知事:はい。
○山陰中央新報:分かりました。
○丸山知事:基本的に、国も介した形ですけど、JRとの交渉事ということになると思いますけども、私の理解は、国鉄分割民営化のときに24兆円の国民負担、具体的には旧国鉄債務を国の一般会計に付け替える、借金の棒引きを24兆円してもらって出発している会社であって、そのときに路線の合理化がされて、そして線引きをされて、どこの会社がどこを担当するということが決まっているわけですから、その引き継いだ資産をきちんと使っていくという社会的責任がJR側にはある。それがスタート地点。さはさりながら、国鉄民営化から大分時間がたち、人口も大分減ってきたということを踏まえて、基本路線をどこまで修正できるのかということ、そういう議論だと私は思ってます。決して、私は一畑電鉄とJRを同列で考えたり、阪急とか阪神とかとJRを同列に考えるという発想自体が間違っているという認識の下で、JRと交渉なり、対立する場合にはそういう、私は一貫してますけど、そういう認識でありますし、多分、島根県民の皆さんは同じ認識じゃないかというふうに思いますけどね。
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