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8月22日質問項目2

2.核燃料サイクル
〇山陰中央新報(白築):国の描いている核燃料サイクルというのが、ちょっと今遅れている状況があるかと思うんですけども、この関係で、島根1号の廃炉の完了時期というのもまた遅れが生じるような見通しになっているところもありまして、上関の案件も含めて、いよいよ使用済核燃料の処理の問題が中国管内でも起こってきているというか、表面化している状況があるかと思うんですが、改めてこの核燃料サイクルをめぐる状況を含めて、知事の現状認識というか、お考えを伺えればと思います。よろしくお願いします。

 

○丸山知事:核燃料サイクルの中での再処理施設については、竣工が何度も繰り返し遅れているという状況にあり、その影響を受けて、今回、事前了解願が出されました島根原発1号機の廃炉措置の計画についても、全体として時期が後ろ倒しになっているという意味で、影響が生じているというところでございます。

 これは何度も申し上げておりますけれども、使用済核燃料を搬出なりをしていく仕組みが滞りますと、今の現状でいうと、プールに暫定的に保管されているものがいっぱいになれば、再稼働した場合の、再稼働自体の中断を招くということになりますので、関係者、原子力発電を推進しようとする政府、そして事業者である原子力発電所の設置者である各電力会社については、基本的には、意図的に遅らせるということについて、そういう動機がない人たちでありますから、基本的に怠けられてるという結果ではないんだろう、ただ、技術的に難しい、完成に至ってないということなんだと思います。

 上関町については、これは、どちらで評価するかというと、核燃料サイクルの中でいえば、原子力発電所の廃炉に伴って搬出が求められる使用済核燃料の域外への搬出という、その1点だけ取れば、それは、そういう候補地になるという意味でいけば、その点だけ捉えれば、その点については進もうとしてるということになるかもしれないということですので、それは一進一退ということなんじゃないかというふうに思います。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 


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