7月28日コメント2
コメント2)
続いて、2点目のコメントでございますけども、新型コロナの感染状況を踏まえた、県民の皆様への感染予防のお願いについてであります。
県内の感染状況は、5月は低い水準で推移をしておりましたけれども、6月以降は増加が続いております。直近の7月17日から23日の定点医療機関当たりの患者数は、前の週に比べまして約1.2倍の10.68人となっております。
患者数が定点把握によること、また、感染しても一定数は受診されない方がおられると想定されることから、実際の患者数を正確に把握することはできません。県全体で1日平均450人の患者が確認されていた第8波の昨年11月の上旬に数字的には近くなっておりますけども、先ほど申し上げました、未受診者が増えているという状況を踏まえますと、11月上旬以上の感染状況であると推定、推認されると考えております。
また、県内の多くの病院からは、医療従事者の欠勤が報告をされております。そして診療制限が生じた病院も一部にはございます。全体として医療現場の詳細な状況を聞く限りは、現時点では直ちに県内の医療への大きな影響が生じるという状況にはないと考えておりますけども、現状のまま、この感染が拡大いたしますと医療逼迫も懸念されるところであります。過去2年につきましては夏に大きな感染拡大が起こっていることや、この夏は感染対策が緩和されていることから、今後、急速な感染拡大を招かないように、感染予防に十分な注意が必要である時期であるというふうに考えております。このため、今後の感染拡大防止に向けまして、県民の皆様に、この感染予防につきまして協力のお願いをさせていただきます。
1項目めが換気や手洗い、手指消毒、場面に応じたマスクの着用といった基本的な感染対策につきまして、これは引き続き有効でございますので、熱中症に注意しながら、適切な対策の実施をお願いいたします。特に高齢者など、重症化リスクの高い方への感染を防ぐために、医療機関を受診するときや高齢者施設などを訪問するときなど、マスクの着用をすることが効果的な場面では、着用を推奨いたします。また、症状のある方や検査陽性の方、また同居家族に陽性者がいる方で、通院などでやむを得ず外出するとき、また、ウイルス排出の可能性がある発症後10日間が経過するまでの期間につきましても、マスク着用を推奨いたします。
夏休みやお盆は、帰省や旅行などで人と接する機会が増えます。移動先の感染状況にも注意していただきまして、自主的な感染予防に心がけていただきたいと考えているところでございます。
また、発熱や風邪症状がある場合には、無理をせず、自宅などで安静に過ごし、周囲にうつさない配慮もお願いをいたします。
また、お盆期間中は休診が多くなります。医療機関にかかりにくくなるわけであります。発熱時や療養中の体調不良時の相談などは、健康相談コールセンターを設けておりますので、ここに御相談いただきますようにお願いいたします。
県といたしましては、今後も県民の皆様が適切な感染対策を実施していただけるように、引き続き情報提供や注意喚起を行ってまいりますので、御理解と御協力をお願いを申し上げます。以上であります。
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