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7月14日質問項目1

1.大雨被害

○山陰中央新報:山陰中央新報社の白築です。よろしくお願いします。

 冒頭、コメントにもありましたけども、大雨による被害の関連で、今後、出水期に入っていることもあって、改めて知事からの県民の方への注意喚起というか、呼びかけ等があればお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

 

 

○丸山知事:特に7月の8日は線状降水帯が朝方発生するというところでございまして、昨日の鳥取県の雨も非常に激しいものがございました。前日とか、あらかじめの予報よりも厳しい状況になるということが多々ございますので、雨が降るといった予報の際には念入りに気象情報を確認をしていただく、また、できればアプリなどで、プッシュ型で警報等が出た際に、情報をもらえるようなアプリケーションもありますので、そういったところに登録をしていただくなり、また県の、あるいは市町村の登録メールなどもあろうかと思いますので、自ら情報を取りに行くということと、情報を受けれるサービスがあれば、それを活用してもらうということを通じて、早めの行動が取れるように御留意いただきたいということと、大きな雨が降った後も、土砂の災害の危険性はまだございますので、そういったことで注意深い行動を取っていただくということをぜひともお願いしたいというふうに考えておるところでございます。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 

○NHK:NHKの奥野と申します。よろしくお願いします。

 大雨に関連してお聞きしたいんですけれども、農林水産関係のほうでも被害が出ているかと思いまして、今後、また被害額が膨らむ見通しかと思います。出荷前の農作物に被害が出たりですとかという状況も生じていまして、この現状を知事、どう受け止められて、今後、機械に被害が及んでいるところもあるということで、そうした部分にどう支援をしていくのか、お考えがあればお聞きできればと思います。

 

○丸山知事:農業の関係は、水につかったところがあります。現時点では、農作物の被害として把握しているのは出雲市や大田市などの平野部を中心に、6市町で約2,600万円という報告を受けてますが、まだ集計中の作業でありますので、これからこの数字は増える方向で動いてくるというふうに受け止めております。

 今回は、青ネギやコマツナなど、いわゆる葉物野菜を中心に、水につかって出荷できなくなるといった被害が発生をしておりますし、ハウスに浸水のあったブドウなど、果樹などについては、根の傷みによる成育の影響というのが、これは直ちに出るわけじゃありませんので、これからどれぐらい出てくるかということを見極めていかなければいけないというふうに考えております。

 農業用の機械やビニールハウスなどの施設で大きな被害があった場合には、県と市町村で補助制度の支援を行うこととしております。農作物の不作、不良ということの被害については、農業共済や農業の収入保険の対象となることから、その加入者については、こういった保険での補償補填を受けることになるというふうなことでございます。こういった被害の相談に対応できるように、10日月曜日から東西の農林水産振興センターと隠岐支庁の農林水産局に相談窓口を設けておりますので、御相談をいただければというふうに考えております。

 

○NHK:ありがとうございます。

 

○山陰中央テレビ:TSK、山陰中央テレビの松尾です。

 大雨被害の関連で聞かせてください。今回の被害の関連で、農業分野のほか、家屋浸水ですとか道路損壊など、様々な被害が出たと思いますが、こうしたもののうち、特に急いで復旧対応する必要があると知事自身がお感じになっていること、ありましたら教えていただければと思います。

 

○丸山知事:一番は、テレビでよく報道されてますけど、床下浸水、床上浸水、やっぱり家の中が、日常の生活ができなくなっておられるところがありますから、個人の住宅なので行政が人を派遣してというわけにいかないので、ボランティアセンターなり社会福祉協議会などを通じて支援をしていただいて、早く床下の土砂を撤去して、乾燥してしまうとほこりになったりしますから、そういった生活復旧の作業が円滑に進むようにということで、特に出雲市が多いので、出雲市の状況をよく注視して、県としてサポートする必要があればサポートしていくというふうなことで連絡を取り合っているところであります。

 農業被害というのは、今申し上げたとおり、後で出てくるものもありますし、こういう水につかったときに気をつけるべきことなど、相談を受けることもあろうかと思いますので、そういうところは営農を通じて相談に対応していくと、そういった、一番大きなのは、これまでの生活ができなくなってるというところを早く回復してもらうというところが一番大事だというふうに思っております。

 

○山陰中央テレビ:加えてもう1点だけ聞かせてください。

 今回の災害見られて、規模感ですとか全体の被害の様相ですとか、率直なお受け止めをお願いいたします。

 

○丸山知事:これは、被災された方からすると大きいも小さいもないので、本当に被災された皆さんからすると本当に大変な事態でありますから、そこのところはきちんと個別に対応していくということじゃないかというふうに思います。

 ボリュームとしての数字でいえば、2年前の豪雨と比べると、被災箇所にしても、箇所数の数字としてはそれより小さくなっておりますので、2年前の豪雨被害に比べれば大きくならなくて済んでると、そういう位置づけじゃないかというふうに思いますけども、まだ梅雨前線の停滞は続いてますので、今ちょっと北上してますが、これが南下してきますと、また昨日の、あの鳥取県の沿岸部のようなことも、これは島根県の沿岸部なりで発生し得るわけですから、当然、まずは梅雨が明けるまで警戒を緩めるわけにいかないという認識であります。

 

○山陰中央テレビ:ありがとうございます。


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