• 背景色 
  • 文字サイズ 

5月25日質問項目6

6.マイナンバーカード

○時事通信:時事通信の勝又です。よろしくお願いします。

 話題替わるんですけども、マイナンバーカードについてお聞きします。

 マイナンバーカードを活用したコンビニ交付サービスで、証明書の誤交付があったり、マイナ保険証に別人の情報が登録されていたりといったトラブルが相次いでいます。政府がマイナンバーカードの活用を進める中で、こういった事態になってることへの受け止めと、あと、政府に求める対応などがあれば、お考えをお願いします。

 

○丸山知事:やっぱり状況を深刻に受け止めて対応するべきだと。なぜならば、健康保険証の登録が間違って、他人の登録で過去の投薬情報とかを間違って把握されると、併用しちゃいけない薬を、避けなければいけない薬を間違うわけでしょう。だから健康、生命に関わる話で間違っているというふうに捉えなければいけないでしょうね。だから、マスメディアの皆さんも何か、もうちょっと、もう一つ深掘りして報道しなければ駄目ですよ。あれは、健康に関わる情報を間違っているということですよ。だって、保険証をなくすんでしょう。カードでしか、カードでデータ取るんでしょう。そしたら、Aさんだと思ったらBさんの情報を引いてきて、Aさんだと分かっていたら避けなければいけない薬をBさんだと思って処方しちゃいましたということが生じ得る、そういう何か健康とか生命に関わることを間違っているということは、もっと深刻に受け止めて、報道も何か、何件とか、そんな話じゃないと思いますよ。

 口座の番号にしたって、だって、他人の名前で、私はちょっと今日、朝、耳で、NHKさんの報道を聞いて、本当かと思いましたけど、何か他人の名前の口座番号でも登録できるって、システム上そうなってるって、それって何のためのシステムなの。じゃあ他人でもいいって、いや、今日登庁して、ウェブサイトの記事を打ち出してもらって、そう書いてありましたよ。他人の名義の口座番号でも登録できるようになってる。で、ちょっとデジタル庁のホームページに載っているQ&Aを確認したら、当人じゃないといけませんとなってるわけですよ。当人以外はできません、親でもできませんと。で、仕方ないからデジタル庁にちょっと聞いてくれと言ったら、制度は本人じゃないといけない、本人の口座じゃないと登録できない。でもシステム上は登録できるようになってます。システムではじくようになってない。みんな何か静かだけど、そんなことをデジタル庁がやっているんだよ。デジタル庁のシステムがそんな、それがエラーが出ないようになっているって、法律が同一人じゃないと、多分制度で、省令か法律か何かで決まってると思いますよ。そのとおりに、やっちゃいけないことをはじくシステムになってないシステムで国民に登録させたってことじゃないですか。申し訳ないけど、そんな欠陥システムで、こんな人の口座情報を登録させようとしてたって、大概な失態だと思いますよ。いや、申し訳ないけど、それ、あなた知ってたのか。知っててこんなことやってたの。普通、知ったらシステム止めて、その登録手続止めて、直して、エラーがかかるようにしてから登録再開させるのが普通だけど、それは私ね、隠蔽されてたってことじゃないかと思うよ。デジタル庁のどこまで、誰が知ってたのかと、このことを。こんなシステムになっているということを知って、登録を続けたってことかということがなぜ問われないのか。

 私は、申し訳ないけど、各社の社会部の皆さんも、もうちょっと真面目に取材したほうがいいと思うよ。そんなことはね、だって、普通は法律上、制度上、確かに同一人じゃないとおかしいわね。同じ人の、私の口座ですっていうのに、私の妻の口座名だったら、口座名義人だったら、普通の我々がウェブサイトで電子決済するとか、何かそんな仕組みだったらさ、はじかれるでしょう、登録できませんって、普通なるよね、そういうふうに決めてるんだったら。そういうエラーチェックをかけないシステムを使って国民に登録させてたってことでしょう。

 間違いが起きる、要するに大事なチェックでしょう、他人の名義になってないかどうかって。だって、言ってみれば、人のお金をもらおうと思ったときに、人に入るお金が自分の口座に入るようにできちゃうわけでしょう。そんなこと、一番起こっちゃいけないことでしょう、その口座を登録させるって意味でいえば。お金を引き落とすにしても、お金を給付するにしても。本人と違ったら登録の意味がないよね。それ一番間違っちゃいけないところを、エラーチェックかからない形でやってるって、デジタル庁が使っているシステム全部見直せって感じがする。それが一体いつ分かったんだと、そんなことが。最初から分かってやってたのか、途中で分かって、なぜ止めなかったのか。いつ分かったんだ。

 ということは、放置してたとすると、こんなことがほかにもあるんじゃないかって疑ってかかるのが、メディアの皆さんの仕事ですわな。これは申し訳ない、こんな、口座情報ですよ、まさに金に関わることだ、お金に。ある意味、一番大事なところを、かくも適当に、要するに制度違反のシステムを運用したということですよ。制度に違反することが生じ得るシステムをやってた。私からすると、そんなことが起きないために、デジタルというものを使ってシステムをつくって、はじいて、同じ口座になっているかって、個人が、公務員がチェックしなくていいように、システム上、それは駄目ですよって、それじゃあ登録できませんという禁則、そのチェックをするために電子データで処理しているはずなのに、それができていないって、何かざるにも程があるって思いませんか。

 だから、本当にこれはどっちかというと、こんな大事なことを、さっきの健康保険証の話もそうです、口座の登録の話もそうです。私は、年金記録とあまり変わらないレベルの間違いだと思いますよ。特に、私はどっちかというと、健康に関わるという意味では、本当に健康保険証の話はね、いや、これで本当に運用されていたらえらいことになっていたんでしょう。だから、すごい深刻に受け止めないといけないのに、誰も、デジタル庁って誰か長官か何かいるの。島根県庁だって、このレベルのぽかだったら私が謝罪会見してるぞ。

 だって、あなたの健康を害しかねないことをしてました。あなたのところに行くお金を行かないようにしていましたっていうことでしょう。だから、それをデジタル化とかを進めるんだといって鳴り物入りで発足したデジタル庁で、こんな信じられないような、他人の口座を入れても、はい、登録できましたってなるシステムになっていましたって、大概だと思うけどね。それ本当にいつ知ったんだと、デジタル庁は。そして、誰まで、どう把握していたんだと、そういう追及が要る話だと思いますよ。大事なことは厳重に取り扱わなければいけないし、じゃあ何のために、いや、本当に登録数を増やすために見逃していたんじゃないかというふうに普通は疑うんでしょう。一生懸命何とかポイントつけていたからさ。そういうことを疑わないといけない客観的な状況なんじゃないんですか。数字を上げるために見過ごしてきたんじゃないのかというふうなチェックが入らないといけないんじゃないかなと私は思いますけど。だから、私の感想ですけど、何かもうちょっと真面目にこの問題をチェックしないといけないと思いますよ。

 私は、島根県庁でも、そういうシステムをうまく組めないことはあるかもしんないけど、向こうはデジタル庁なんだよ。デジタル化の旗振りをするといって鳴り物入りで発足して、デジタルの専門家なんでしょう。やっていることは、申し訳ないけど、だって、クレジットカードの登録だって、本人名義じゃないとできないといって、他人の名義入れたら登録できないですもんね、決済の登録にしたって。どこでもやっていることを、普通にやれていることを、より大事なことをやっていないということだから、すごい問題だし、健康、生命、財産に関わる、普通でいうと行政の仕事なんです。国民の生命、財産を守る、そういう一番大事なポイントなんですけど、その大事なポイントで間違っているということに対しての問題の捉え方が浅過ぎると思います。

 ちょっと、間違ってないと思うんだけど、いや、私ね、NHKの、朝、御飯食べながら、他人の口座番号でも登録できるようになっていましたって、いや、ほんとかと。だからね、私、あんまり淡々と報道することでもないだろうという意味において、それもまた、何か奇異に感じましたよ。そんなあっさり言われても困るんだけどみたいな。それだけで見出しが立つと思うんだけどって感じがしますけどね。

 はい、すみません。

 

○時事通信:ありがとうございます。

 


お問い合わせ先

広聴広報課

島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp