5月10日質問項目4
4.GW観光
○中国新聞:中国新聞の高橋です。よろしくお願いします。
観光についてお伺いしたいんですけども、最大9連休あったゴールデンウイーク、かなり人出が戻ってきたかなというような印象を受けたんですけども、一方で、コロナ前と比べたらば8割、6割ぐらいの数字だと、昨日のまとめで数字だったと思うんですけども、知事の所感と、今後の展望などがあればお伺いしたいと思います。
○丸山知事:それはコロナ前に一遍に戻らないでしょう。そういう意味では、今というか、少なくとも連休前の状況というのは、感染状況としては極めて良好な、あまり心配しなくていい状況だったわけですから、そういう意味では、その状況をもってしても8割とか7割という状況だということは、これは、まだまだ、それは要因の分析、要るでしょうね。何かというと、世の中には体の弱い人いるから、今みたいなやり方だと、おちおち出歩けないという人だっているということが影響している可能性もありますよね。それとも、まだまだこういうふうな状況に慣れていないから、日にち薬が要るんだと、もうちょっと時間が要るということなのか、そこの戻り切れていない要因が何なのかというのは、私はちょっとデータを持っていないので分かりませんけど、世論調査とか観光の世界のモニター調査か分かんないけど、何かそういうところで分析をされる必要があるかもしれませんね。
だから、考えられるのは、やっぱり日本社会は高齢化が進んでいますからね、行ったところでみんなマスクしていないかもしんないというところに行きたくないという人だって、いたっておかしくないでしょう。そんなところにおちおち出歩くのは嫌だな、例えばゴールデンウイークじゃないときに行きたいねと思う人だっているかもしんない、わざわざ混んでいるときに行きたくないと。それとも、まだすぐにあちこち出歩こうという気にならないという、これは日にち薬が要るという話だから、特段の対策が要るわけじゃないでしょうけど、その2つがどれぐらいの、戻り切れていない要因のうちのどれぐらいを占めるかということで、最終どこまで戻るかというふうに決まるんじゃないですかね。
あとは、やっぱり普通に考えて、実質賃金が十何か月も下がっているわけですよ。そうすると、正直申し上げて、人数比例で料金が上がっていく飛行機とかJRとか、昔のように使えないという方が増えているでしょうから、そういう意味では自動車移動、自家用車でね、自家用車移動というものの比率が上がっているとすると、動ける範囲が、近とは言わないけど、遠に行くのが難しくなっていると、遠くにね。それはやっぱり物価高騰の影響、物価高騰に対してまだ賃上げが進んでいないということの影響というのがやっぱり家計に出てきているというふうに考えるのが、それは生活必需品が上がっているわけだから、エネルギー価格、食料品ね。そうすると、どうしても飲食とか旅行とかというところが一番、いわゆる遊興費と言われている世界が一番直接影響を受けるでしょうからね。そういうことだって、コロナ前と比べたら経済状況は悪くなっている。だから、そこまで戻りようがないと。そこは絶対あるでしょうね。近場、コロナ前に戻りようがない、経済状況が違うんだから。だって、実質所得は下がっているのよ。だから、同じ消費ができるわけがないでしょう。だから、なかなかやっぱり戻り切れない。だから、そういうことに対する対策を講じて、実質、そういう意味で幅広い事業者の皆さんが賃上げできるような環境をつくっていかないと、コロナ前に戻るというのが、そういう数字が戻っていくというのは、完璧に戻るというのは難しいということじゃないでしょうか。要因は、だから3つぐらいあるんじゃないですかね。
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