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5月10日質問項目3

3.日韓関係

○山陰中央新報(中島):日韓関係について伺いたいんですけども、日韓両国の関係改善の動きが見られる中で、5月2日に竹島のほうに韓国の議員が上陸されたということで、知事のほうからもコメントで、政府に毅然とした対応を求められるという旨でコメントをいただいたと思うんですが、改めて、この関係改善の動きについて、今後の日本政府に求める姿勢というところはどういうふうに考えられているんでしょうか。

 

○丸山知事:外交上、重要な隣国であります韓国と日本の関係がよくなるというのは当然歓迎すべき状況だというふうに思っておりますけども、両国間に竹島問題という領土問題が厳然として存在するということ、そして、それを解決していくということが政府として求められているということは、きちんとその前提として置いていただく。友好関係を深めるために領土問題をないがしろにするということがないようにしていただくということは当然だと思いますので、申し上げたことはありませんけど、そういう姿勢で臨んでいただいているというふうに理解をいたしております。

 そして、今回の上陸の問題については、報道によると、野党側の国会議員さんということでありますので、いわゆる韓国の大統領と対峙する側の、反対される側の方々の、政治的な立ち位置の方の行動でありますので、韓国政府側といいますか、政府に近い側がやられているわけではないと。逆に言うと、この日韓の全体としての関係の好転といったものに対して水を差す、国内的な思惑でやられていると考えるのが普通の物の見方でしょうから、そういった意味で、政府なり、政府の要人なり、与党の側がやられているわけではないということについては、ちゃんと踏まえなければいけない。国内的な、今回の日本との関係改善というものについて、その是非が韓国国内で議論がある中で、そういう日韓関係の問題をある意味クローズアップさせようというふうにされている、そういう国内的な要因に基づく動きだというふうに冷静に見ていくことが必要なんじゃないかというふうに思いますけども、だからといって容認されるわけではありませんから、毅然とした対応を求めていく。ただ、その要因というのは、誰がやられているのかと、誰がどういう意図でこういうことをやっているのかということについては、個別にちゃんと把握して分析をしていくということが必要なんだろうというふうに思っております。

 私の今申し上げたことについては、私の個人的な見立てであります。

 

○山陰中央新報:分かりました。ありがとうございます。

 


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