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2月8日質問項目7

7.国会
○山陰中央新報:山陰中央新報社の白築です。

 先ほど発言の中で少し触れてらっしゃいましたけど、国会が今始まって、予算審議に入ってますけども、政治と金をめぐる問題に議論が集中して、なかなか地方にも関わる本体の予算審議が止まっている状態ではありまして、そういった状況を知事としてはどう見ていらっしゃるか、所感を伺えればと思います。よろしくお願いします。

 

○丸山知事:予算委員会って、時間が過ぎていくと大丈夫なんで、予算をテーマとしてやったかどうかなんて、そんなの関係ないですよ。開催時間とか審議時間の累計だから、あれはあれで審議をしたってことになるわけで、取り上げられてるテーマが国民生活をいかに向上させるかっていう話じゃないテーマが、それ以前のテーマになっちゃってるというのは残念ですし、特に私は能登の関係がやっぱり、半島で初動が難しかったというところがずっといまだに尾を引いてるような感じがするので、やっぱりそんなことを言ってられるのも終わってるので、早く生活をどうやって戻していくか、今のようなペースでいいのかってことをまず一番にやってもらいたい。一番しんどい状況に置かれている方をどうやってサポートしていくかっていうことを、まず一番やってもらいたいことを、そういう、今申し上げたような大きな枠組みを議論してもらいたいとこなんですけども、やっぱり政治と金の問題をきちんとしていこうと思ったら、やっぱりどうしても自民党の国会議員の方々の、または元国会議員の方々の話なので、やっぱり政党としてきちんと公認権を持ってたり、小選挙区制度における政党の中枢というのは大変強いわけです。公認権がまさに生殺与奪の権を持ってると言われるかのような。なのでやっぱりきちんと、まずはっきり上下関係をもって、きちんとした事実を報告をさせて、政党としてやっぱり公表するというふうにして、それをどう国民に評価されるかということ、そうやって国民に事実をつまびらかにするってことを政党としてイニシアチブを取ってやってもらうってことで、早くこういう堂々巡りをやめてもらうっていうことが大事なんじゃないかというふうに、私は政治と金の問題については、そう思います。

 もう一つの国民の生活に直結しないで時間が取られているのは、旧統一教会と盛山文科大臣ですかね、のお話ですけど、私は、これも、第1番は、少なくとも盛山文科大臣の自民党への報告内容は正しくなかったわけです。閣僚になられるような当選回数を重ねた方でもそういう状況になってるということだから、再調査をすべきだと思います。きちんともう一回、間違ってない内容を報告をしてもらうということを、政党主導で、自民党主導でやってもらうっていうことが大事だと思います。

 もう一つ言うと、盛山文科大臣を罷免すべきだとかっていう、そんな新聞、それから野党の主張がありますけど、それは間違ってると思います。この旧統一教会問題でやるべきことというのは、様々な問題を起こしている、長年起こしてきて、解散命令が出るに至ってると、そして自民党としては関係を断つと言われてる相手方を利する可能性のあることなんです、罷免とか更迭をしてしまうということは。

 それはどういうことかというと、今回の報道は確かおととい、朝日新聞さんのスクープがスタートだと思います。たしかおとといは選挙支援、昨日は政策協定、そして昨日は朝日新聞じゃなくて雑誌ですけど、林官房長官、もう一つ遡ると、岸田総理大臣の面会の話。これはいずれも政治家側か教団側かしか知り得ない情報が報道にのってきてるということです。それは、どちら側からかしか出てこない写真とか情報が出てきてるってことですよね。ということは、可能性は2つあって、政治家側から出てる可能性もあります。でも、教団側から出てる可能性もあるということでしょう、ロジカルに言ってね。ということは、少なくとも教団側から出てる情報の可能性があるってことです。いや、教団側から出てるということを断言してるわけじゃありません。ただ、そういうふうに疑うことができる。そういう可能性があるというふうに客観的に疑うべき状況だと私は思いますよ。とすると、解散命令を……。選挙支援を受けられたかもしれません、受けられたんでしょうね、受けられたかもしれない。で、政策協定を結ばれたかもしれない。でも、文部科学大臣として解散命令を出された当事者が、もし、これ可能性ですけどね、可能性ですけど、教団側のリークで罷免に追い込まれるとか更迭に追い込まれるみたいなことがもし発生すると、それは、教団側を利することになる可能性があります。なぜならば、先ほど申し上げた、もう一回再調査すべきだと申し上げた自民党の調査内容というか、自民党への、党への申告内容が不十分な国会議員さんは、教団側は分かるわけです。分かりますよね、相手だから。自分たちはここまでしてるのに、あの政治家の方は100%申告してないって分かる状況に、もうなっちゃってる。実際、盛山文科大臣はそのケースに当たっちゃったんだと思います。当たった可能性があるけども、そういう状況にある方を、そういうふうに追い込むことができるってことを、そういう事実をつくってしまう可能性があるわけです。これ全部、可能性ですよ。可能性だから。なので、私はそういう可能性があるということは、可能性の問題も含めて、旧統一教会との関係を一切断つとか、やはり関わり合いを持つということとか、影響力を持つということはけしからんというのであればですよ、そんな可能性のあることをやるべきじゃないと。と思いませんか。生殺与奪の権を与えてしまうかもしれないわけですよ、こんなことを認めてしまうと。事実かどうか分かりません、もし教団側がそういう事実を把握していて、そういうことを都度都度メディアにリークをすると、公職に就いている方がその公職を離れざるを得なくなるという、そういう力を与えてしまうことになりかねないという事案だと私は思います。

 なので、旧統一教会が問題だと、旧統一教会がやられてきたことが問題だ、解散させるべきだとかっていうふうにむしろ思われてる方であれば、そういう教団側に力を与えるような、やられてる側はそういう意図がないでしょうけど、社会的に見れば、結果的に見れば、教団側をサポートする可能性のあるようなことはやめたほうがいいと私は思います。

 いや、そうじゃないかもしれません。ないかもしれないけども、そういう可能性があることは避けたほうがいいという意味で、私は、もう解散命令出されたわけです。そういう支援を受けられたかもしれない、受けられたんでしょう、受けられた。だとして、政策協定結ばれたんだとして、それ自体が正しかったのかということは、それは政治家として盛山文科大臣は説明される必要もあるし、もうちょっとこの間の経緯を、後出しではなくて、最初からつまびらかにされるべきだったという意味で反省されるべきだとは思いますけども、そういう問題があるにしろ、この一連の経緯を見ますと、やはり自民党が調査された、または自民党に国会議員の先生が申告された内容が不十分なケースがあった。そういうケースのときに、こういう報道、こういうことが教団側によってなされる可能性はあるわけです。なので、その大本である申告内容の不十分さを早く是正すべきだという意味で、最初に調査をやり直すべきだというふうに申し上げましたけども、当面、今回のこの問題を、解散命令まで出されて、ある意味、選挙で支援を受けた、政策協定を結んだから手心を加えたんじゃないかというふうに言われるけど、手心を加えてないから解散命令出されたんじゃないんですか。その解散命令出された人を、教団側からのリークかもしれない一連の報道を契機として職を辞してもらうような方向で物事を進めてしまうと、教団側を利することになりかねない。これは可能性です。私は全て可能性で申し上げてますけど。でも、可能性の問題だけど、そういう問題は排除すべきだと思ってまして、そうやって早くこの問題はけりをつけて、そういう意味でですよ、政治資金の問題と同じように、もう一回申告内容に不足がないかどうかという意味で再調査をされて、そうしないと、私が申し上げたようなことは可能性の問題ですけども、そんなことがほかの方でも繰り返される可能性があるかもしれない。そんなことは日本の政治にとってよくないと思いますので、そういう可能性を排除するために、可能性の問題ですけど、もう一度申告内容に漏れがないかどうかってことで再調査、再照会をされて、そういう、されてるっていう、教団側がそういうふうにしてるっていう証拠は全くありませんし、可能性の問題でしか申し上げてませんけども、そういう可能性を早く排除してやらないと、国会審議の予算委員会のど真ん中でこういうことが起きてる。解散命令を出された文部科学大臣が進退窮まるような状況が発生をしてます。

 しかも、官房長官の話まで、時を空けずして出てきている。そして、文部科学大臣、文部科学省はこれから2月の22日、くしくも今年の竹島の日ですけども、解散命令の東京地裁での審問ですか、非公開の協議を控えてる。そんなタイミングでこんなことが起きてるということなので、偶然かどうか分かりません、そんなことがあるかどうか分かりません、可能性の問題で、あるかもしれないっていうふうに考えたほうがいいんじゃないかという可能性の問題ですけど、そういう可能性を排除する、つまり申告内容が不十分で、それの不十分さを、教団側からリークされてしまうということが、教団がされないかもしれないけど、され得る状況にあるのであれば、それは教団側の胸先三寸でそういう状況に各政治家の方が置かれるという状況というのはよろしくないと思うので、早く申告内容に漏れがないかどうか、もう一度自民党として調査をされるのが、国会審議ですとか解散命令の執行ですとかということにはいいんじゃないかと。というか、そうでないと、政治が安定しないおそれが、すみません、全て可能性の問題を申し上げているので、おそれですけども、そういうおそれがあるので、そういうおそれを排除するっていうことがいいんじゃないかと。なので、文部科学大臣には引き続き今の、反省すべきとか説明されるべきところは反省し説明されながら、職責をきちんと果たしていただくというふうな対応をされるのがいいというふうに思ってます。

 そういう可能性の問題ですけども、もしそんなことになるとよろしくないので、そういう可能性とか危険性をちゃんと摘んでおくということが、政治の安定とか、日本のためにはいいんじゃないかというふうに思います。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。


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