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12月23日質問項目7

7.新型コロナウイルス感染症

○中国新聞:中国新聞です、いいですか。すみません。中国新聞の新山です。

 同じく関連というか、振り返りのところなんですけれども、知事、先ほど冒頭のコメントの中でも、1月からずっと新型コロナウイルス対応を進めてこられたということだったんですけれども、知事として3つの、6波、7波、8波というのに、8波、今対応されていますけれども、基本的にどういったことに重点を置いて対応してこられたかということと、あと、中には賛否を呼んだような対応もあったかと思うんですけれども、かじ取りとして難しかった部分というのはあったかどうか、コロナ対応の一年を振り返って、どのように思われているかというのを教えていただきたいんですけれども。

 

○丸山知事:基本的には、医療逼迫を招かないと。医療逼迫というか、通常であれば助かる、医療を受けていただいて助かるような病気の方が、このコロナとかコロナに関連する医療の混乱で亡くなるといったことがないようにしなきゃいけない、これが医療崩壊の回避かな、分かんないけど、適切な医療が受けられないという状況が生じないようにしなきゃいけないというところが大きな目標でありましたけども、それをどうやって実現するかということのやり方の問題で、私はそれを第一に置いていましたので、7波までは一定の行動制限をした上で、確実にそういう状況をつくっていきたいというふうに思っておりましたけれども、なかなか県民の皆さんの理解が得られないという状況になりましたし、なかなかそれは、その理由は何かというと、ほかでやっていないので、島根県だけで頑張っても努力の価値がないといった状況にもなっているので、そこは諦めて、そういうことをしない中で医療逼迫をどう回避するかというふうなことに初めてチャレンジしているのがこの第8波なわけですね。なので、それの道筋がついているわけでは、残念ながら、ないです。まだこれ以上、2,000とか3,000とかという感染者数になったときに、そういった状況を回避できる自信は正直言って、まあ3,000はないですね、2,000だと、まだまだあれですけど、そういう、これ以上の感染拡大がないと、これで北海道みたいにここから下がっていくということが確定していれば大丈夫ですと言えますが、まだ言えないといいますか、逆に年末年始というのがあって、それが年末年始、これは年末年始というのは2つの要素があって、人の動きが活発になるということと、あとは学校が冬休みになる、保育園も年末年始は学校ほどじゃないですけど閉まりますから、そういった意味で、学校とか、いろんな家庭が集まる施設が一旦クローズされるということで、広がらない、広がりにくくなるということと、非日常の接触が増える、日常生活ではない接触、遠方から人が来るとか、遠方に行くとかね、そういうことの、それがプラス・マイナスどっちで出るかというのは分からないということ。よくなる要素もある、悪くなる要素もある。そしてもう一つ悪くなる要素は、どうしても年末年始の発熱外来という医療の最初の、医療にかかってもらう第一段階のところがどうしても手狭になりますので、だからどうしても治療開始が遅れたり、感染が広がったりということが想定されますが、基本的にはあまり好転するという可能性よりは、ちょっと悪化する可能性が高いので、この数字の状況、要するに過去最高の数字の状況で感染拡大しかねない年末年始に入っていくということというのは大変厳しい状況だというふうに思っておりますけれども、帰省をやめてもらうとかということをしたところで、県民にお願いしたところで、県外から来られるということもあるでしょうし、なかなか島根県だけの努力でどうこうできるという感染の状況ではないので、起きる状況に対して対応していくということになってくるんじゃないかと思います。

 

○中国新聞:ありがとうございました。

 

○山陰放送:山陰放送の北井と申します。よろしくお願いします。

 10月の後半だったと思いますけれども、忘年会を今年は11月にというふうに呼びかけをされたと思いますけれども、それは年末年始の拡大を懸念されてのことかと思いますけれども、今現在、懸念どおりに感染者、拡大しておりますけども、それについて、その呼びかけをされたことについて、どうお考えでしょうか。どのように……。

 

○丸山知事:必要なので、要らんと思ってやりはしませんので。私は別に、この年末に感染が拡大するという確信があったわけじゃありません。昨年は年末まで感染拡大はなかったです。ただ、もう1年前は、ありました。だから年でいっても半々ですよね。半々で、昨年と同じように年末まで、何か忘年会やっていいのかなというふうに不安に思わないような感染者数で、年まで閉じてくれるかどうか分からないので、そういうふうに悪くなる可能性があるとすると、悪くなったときにも対応できるように、要するに安全に立ち振る舞うということでいくと、早めにやっといてもらう。これは、年末になってセットして、結局できなかったというよりは、まあちょっと何か忘年会やった後にまた仕事しなきゃいけないから、何か忘年会やったという気はしないとかという、それはそういうデメリットありますけど、どこも仕事納めに忘年会をやるわけではないので、それが1週間前になるか2週間前になるか、4週間前になるかという話であれば、できなかったとなるよりは、やっていただいたほうが、行かれる方のためでもあるし、お店のためでもあるということなので、こうなると分かっていたら、もっと別のこと、もっと確信があればほかのこともやりましたけど、なる可能性が十分にあるというのはこれまでの経験則なので、そうなったときにああしておけばよかったというふうに思われないようにしたほうがいいんじゃないかという意味で、すみません、11月中にも、ちょっと表現がちょっと足りなかったかもしれません、11月中にも忘年会をやってほしいと、あまり忘年会だから12月だと思われていると、12月の後半とかでできない時期ができるかもしれないので、ちょっとゾーンを広げて考えてもらいたいというふうに申し上げたところです。なので、悲観的に見ると、こういう状況、今年の今の状況というのはあり得るというのは、正直、普通に考えて予測できる範囲だったので、そういうお願いをさせていただいたと。ならなかったら、別に県知事にだまされたと怒る人もいないでしょうから、こんなのだったら12月末にやっておけばよかったと思われる方もおられるかもしれませんけど、目くじら立てて怒られる方もおられないでしょうから、安全策として11月までちょっと射程を広げて考えてもらうということでお願いというか、呼びかけをさせていただいたところであります。

 

○山陰放送:今回は知事の懸念が当たったというところで、はい、ですね。ありがとうございます。


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