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12月23日コメント3

 そして、3点目が、本年最後の記者会見となりますので、令和4年を振り返ってのコメントをさせていただきます。

 今年は、1月からオミクロン株の感染急拡大、いわゆる第6波が始まりまして、6月中旬からは全国に先行する形で第7波、そして10月中旬から拡大傾向に転じまして、ここ数日で感染が急拡大しております第8波と、予断を許さない状況が今も続いているところでございます。

 県民の皆様には、一年を通じまして基本的な感染対策の徹底やワクチン接種、そして1月から2月にかけましてはまん延防止等重点措置の実施に伴います諸制限、また飲食店に対します時短営業のお願いをさせていただいたところであります。9月以降は国の全数詳細届出の見直しに伴います自主的な感染予防行動の徹底など、様々な場面で御理解と御協力をいただいたところでありまして、関係の皆様、県民の皆様に心から感謝を申し上げる次第でございます。

 とりわけ医療従事者の皆様方には、発熱外来やワクチン接種、そして入院での治療など、県民の皆さんが適切な予防・受診・療養を受けられるように、日々御尽力をいただいております。また、高齢者関係の施設、そして保育園、幼稚園、そして学校と、感染者が多数確認されている施設での従事をしていただいている皆様方にも、活動、事業を継続していただきながら、感染拡大防止に大変な御尽力をいただいているということに対しまして、心から敬意を表しますとともに、深甚なる感謝を申し上げたいというふうに思っているところでございます。

 そして、明るいニュースといたしましては、10月、鹿児島で開催されました全国和牛能力共進会におきまして、肉質を競う部門でしまね和牛が全国の1位、また脂質、脂肪の質を競う部門で全国2位を獲得するなど、すばらしい評価を獲得してもらったところであります。今回のこの成果につきましては、生産者の方々をはじめといたしまして、和牛生産に関わる多くの関係者の皆様方がオール島根の体制で取り組まれた成果でありまして、県といたしましては、JAしまねなどの関係者と連携をして、今回の結果をしまね和牛全体のブランドの向上、価格向上、生産向上につなげていきたいというふうに考えているところでございます。

 スポーツでは、栃木で開催されました国民体育大会が3年ぶり、また全国障害者スポーツ大会が4年ぶりに開催をされました。国体では、横田高校男子ホッケー部が3大会ぶりに6回目の優勝を果たされ、練習の成果を存分に発揮され、県民に感動と勇気を与えていただいたところであります。2030年に開催予定であります島根かみあり国スポ・全スポにつきましては、全ての競技会場を決定をさせていただくことができました。この関係機関の皆様方と共に、競技力の向上の取組と競技会場の整備に努めていきたいというふうに考えているところでございます。

 そして、新年に向けましては、引き続きコロナの感染状況を注視しまして、関係機関と密接に連携を取りながら感染拡大防止、医療提供体制の確保に取り組んでまいります。

 また、本年は県内経済を取り巻く環境につきまして、コロナ禍に加えてロシアのウクライナ侵攻等々、また円安の進行に伴います原油価格や原材料等の高騰など、厳しい状況が加わっているところでございます。県内事業者の方々にこれらの課題を克服していただくために、制度融資によります資金繰りの支援や新事業展開、そしてエネルギー効率の向上のための設備投資支援、そして閑散期に当たります冬場の需要喚起、観光関連の消費喚起対策など、国の総合経済対策も活用しながら、県内経済の回復に向けて全力で取り組んでいかなければいけないというふうに考えているところでございます。

 この1年間の県民の皆さん方の御奮闘に心から感謝を申し上げますとともに、新しい年が県民の皆様にとりまして明るく実り多い、将来への明るい展望が持てる年となるように願っておりますし、そのために努力をしていきたいというふうに考えているところでございます。

 あわせて、まだちょっと質疑が残っておりますけれども、県政記者クラブの皆様方にも、この1年間、度々ショートノーティスでの記者会見等々を含めて、大変御協力をいただきまして、誠にありがとうございました。

 私からのコメントは以上とさせていただきます。

 


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