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11月9日質問項目8

8.空き家対策

 ○山陰中央新報:山陰中央新報社の白築です。よろしくお願いします。

空き家の問題について、ちょっとお尋ねしたいんですけども、国交省のほうで、空き家対策の特措法を改正することを検討する動きがあるような報道がありまして、島根県内も空き家の数というのは、人口減に伴ってどんどん増えている中で、市街地のものもあれば、中山間地域の空き家のそれぞれ課題があると思うんですけども、こういった法改正の動きが起こってる中で、対策の主体は市町村にはなると思うんですが、県として国に、国交省に求めていきたいことというのが何かあれば、伺えればと思います。よろしくお願いします。

 

○丸山知事:基本的に今取り組んでいただいている方向というのは、いい方向だと思うので、今の方向で対策の充実、予算の増額なり、補助対象の緩和なり、補助率のアップなり、虫のいい話かもしれませんけども、やはりお金がかかる話なので、そういう財政支援の充実みたいなところが一番、我々は期待するところじゃないかというふうに思いますので、国の検討状況を見ながら、我々としても必要な要望というのは、知事会なりで言っていくなり、いろんな県の重点要望だと間に合わないかもしれませんけど、個別の要望で伺うなり、必要なことがあれば要望していきたいというふうに思います。

 

○山陰中央新報:ちょっと漠とした話になるんですけど、松江市内、歩いて見てて、車運転してて見ても、かなり空き家が散見されるわけですが、こういった状況については、知事としてはどう捉えているかという、すごい漠然とした質問ですが、お答えいただければと思いまして。

 

○丸山知事:いや、それはもう空き家というのは、一つの問題は、空き家の持ち主がそこの土地を売らなくていい状況に置かれているというのも一つの動かない要因なんですよね。そこが市場に売り物として全部出てればいいですけど、出てないものは、そのまま置かれるしかないので、仏壇の問題だったり、直ちに土地とか家屋を売却する必要がないというふうな状況になってスタックしちゃってる、固まっちゃってるというのが、松江の場合はそういう状況に近いんじゃないかと思いますよね。一方で、中山間地の場合は、そもそももともと買手つかないでしょうと。または、Iターンとかで来られる方向けの住宅として整備をし直すとかという用途以外はなかなか厳しい。またはそういう、まだ、松江の場合は……。だから場所によって構造が違いますよね。別にそういう状況に置かれてるのがけしからんと言える状況でもないし、ただ、管理できる能力があるんであれば、老朽化とかしてるのは、老朽化止めてもらうなり、危険な状態はそれは回避してもらわなきゃ、所有者として、いけないし。誰かが何か悪いことをしていてそうなっているわけでもないので、そういう意味では、今の状況で置いといても構わない所有者に対して、こういうところを取得して、自分で商売をしたいとか、中心市街地の商店街であれば、ここを住居で買いたいというふうなニーズが出てくるようにならないと、実際ビジネスベースでは動かないんだろうと思いますから、やはりそういう空き家を使いたいという人を増やしていくという方向が必要なんだろうと思います。そういう意味で、やっぱり人口減少というのが厳しいわけですね。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 


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