５．森林環境譲与税

○山陰中央新報（白築）：また、すみません、話題が替わりますが、森林環境譲与税の件でお尋ねしようと思います。先日、ちょっと報道にもあったんですけども、政府・与党について、この環境譲与税について偏りがあることを見直すというか、制度自体を見直すような検討に入られたというような報道がありまして、山間部とか森林が多い地域への取り分というのを増やす方向に向かうと見られてるんですけども、この偏在についてはかねてから指摘があった中で、知事としてこういった動きが生まれてる中で、国に求めること、求めたいことがあれば伺えればと思います。よろしくお願いします。

○丸山知事：我々としてはありがたい方向で議論を進めていただいているという評価でありまして、大変感謝を、ぜひその方向で見直していただくように我々としてできる要望活動なり、必要であればやっていかなきゃいけないというふうに思っております。ポイントというのは、どうしてもパイが増えるときに、その部分を使って是正をしていく。つまり、今、大都市部に渡ってるものをひっ剥いで増やしていくということになりますと、これはなかなか減らされる側が反対されますから、そういう全体のパイが増えるタイミングで、今の大都市のところを減らすということをせずに、配分を見直せるいいタイミングですから、そういういいタイミングで見直しをしていただいているという理解であります。

○山陰中央新報：ありがとうございます。

　この各市町村への配分分については、なかなか全国共通の課題として、基金に積み立てたりとしか、なかなか活用に向かわないという課題もあると思うんですけども、そういった面については、どういうふうに活用を促していくというのが一番いい方法かなと。

○丸山知事：いや、都市部の活用を促すのは私の仕事じゃないので。

○山陰中央新報：島根県内の自治体も基金に積み立てるというような状況もあるかと思うんですが。

○丸山知事：いや、それは、すみません、具体的に今考えがあるわけじゃありません。

○山陰中央新報：分かりました。ありがとうございます。