10月13日質問項目1
1.島根原発
○山陰中央新報:山陰中央新報の佐々木です。よろしくお願いします。
○丸山知事:お願いします。
○山陰中央新報:お願いいたします。
先日、原発の運転期間について、規制委がそれに関する規定を削除する方針というか、見通しを示しまして、これについての受け止めをお願いいたします。
○丸山知事:えっ、何のことを。もう一回。
○山陰中央新報:原発の運転期間の、40年で最大60年という、そういう規定を今後削除するという見通しを示したことについてです。
○丸山知事:規制委が外したということよりも、政府がそういうふうにするということになったんじゃなかったっけ。
○山陰中央新報:政府が原発の使用するということを踏まえて、規制委がその見通しを示したというふうに聞いております。
○丸山知事:事実関係は、規制委が何をしたんでしたっけ。
何か多分、最長60年としている原発の運転期間規定を削除するという話でしたっけ。
○山陰中央新報:そうです。
○丸山知事:それは、法律の規定を変えていくのは、基本、政府が提案して法律改正を、法律改正は規制委じゃなくて多分政府だと思うので、規制委はその制度の下で原子力規制法に基づく規制をする立場だから、もともと規制委が駄目だとか拒否権を持っている話じゃないんじゃなかったですかね。だから、規制委がという話じゃないような、物の性格でいえば。
○山陰中央新報:それについての、じゃあ、受け止めをお願いします。
○丸山知事:いや、政府が国会の議決を得れば、制度は変えることは可能でしょうね。規制委がその法律の下で規制を厳格に行ってもらわないといけませんから、それは注文つけますけども、トータルとしては、そういう期間の制限がなくなる。規制委は厳格に審査したと言う。そして設置変更許可とかが出てくるということを、我々立地自治体の立場からすると、そういう政府の制度と規制委の審査をもって安全性が、できるだけ事故が起きないように注文つけて、原子炉の機材なり設備をきちんとさせてますということを我々立地自治体が再稼働同意のときにどう受け止めるかという話じゃないかというふうに思います。
一般的には、安全性が高まりましたねとは思わないわけですから、制度的に見ればね。長くなったけど大丈夫なんだろうかというふうに普通は受け止めるので、その大丈夫なんだろうかというところに対して規制委がどういう審査をして、事業者側がどういう対応をしたのかということを、より厳しく見なきゃいけなくなるというふうになるんじゃないかと。
原子力発電所の構造上とか、何か定性的にあり得ないこと、やっちゃいけない政策判断をされてるという感じとまでは言えませんけど、基本的には安全性について大丈夫なんだろうかというふうに疑義を持つ方向に物が動く、そういうふうに受け止めるのが普通の住民感覚、県民感覚だと思うので、その分、大丈夫だろうかと、より厳しく大丈夫なのというふうに問うていかなきゃいけなくなる、確認しなきゃいけなくなるんじゃないかというふうに感じます。我々に対して何か説明されてる話じゃないので。出てるものを見る限りは、今までよりもリスクを取るように見えるので、制度自体はね、期間制限がなくなるということになれば。その制度の立てつけ自体はリスクが上がるように見えるから、そこで生じるようなリスクの上昇分をきちんと追加の対策工事なりなんなりで、その懸念を除去するようなことをやってくれてるのかどうか、審査を通じて。設置変更許可の規制委の審査を通じて、規制委がちゃんと指摘をして、電力会社側がそれに対する対策なり工事をやっているのかどうかというふうに、見るポイントが増えたというか、より厳しく見なきゃいけなくなったんじゃないかなというふうに受け止めます。
○山陰中央新報:分かりました。ありがとうございます。
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