9月29日質問項目7
7.認定こども園等の送迎バス
○山陰中央新報:山陰中央新報社です。よろしくお願いします。
すみません、話題がまた替わるんですけど、静岡で起きた認定こども園のバスの置き去りの事件について、県のほうでも点検を進めていらっしゃると思うんですが、現状の点検の状況というか結果と、今後、県独自のガイドラインというか、そういったものを定められるお考えがあるかどうかというのを伺えればと思います。よろしくお願いします。
○丸山知事:島根県の現状としては、418の施設がある中で23施設、全体の約5%が送迎バスを運行されておられます。まず、9月5日の事故発生後、直ちに県内の市町村、また保育施設等に対して安全管理の徹底について注意喚起を行っております。今、政府においては、全保育所等を対象に緊急点検、実態調査を実施しておられます。これを踏まえて、10月中に再発防止のための緊急対策を打ち出されるという予定であります。
この緊急点検の結果として、県内では、車内で子どもの見落としがあったといった重大事故につながるような事案は確認されておりませんけれども、この調査結果に基づいて、送迎バスを運行する施設に対して実地による調査を年内で実施をする予定にしております。国の対策を踏まえて、マニュアル策定を含めて必要な対策を講じていきたいというふうに思っておりまして、多分マニュアルについて独自性はないと思います。島根県だから独自の要素があるというわけではないと思いますので、どういうマニュアルが適切かとかということも含めて、国の対策の中でマニュアル策定ということが出てくれば、それに沿ってやっていく。
正直申し上げて、9月8日の、あの静岡の案件というのは、車内だけではなくて、全体としての登園管理ができておられないという多重ミス事案ですよね。なので、そういう意味でいくと、ああいうマネジメントだと、どんなマニュアルを作っても、マニュアルをやってませんでしたというふうになりかねないわけなので、マニュアルがあったらできてたんじゃないかというケースじゃないというところが、あの園の、静岡の案件の問題の根深さだと思いますから、送迎バスの問題として見るのか、それとも登園管理、来るべき子どもさんが来てるのか来てないのかという管理をしていれば防げた話でもありますし、そういう、どこまで射程に入れてやるのか。普通にやってるだろうと思っていることをやってなかったということですよね、皆さんの普通の常識からすると。だから、どこまで疑ってマニュアルを作るかというところですね。恐らくあの問題、ああいう静岡の例を見ると、送迎バスだけの問題として捉えるのか、送迎だけじゃなくて、送り迎えで来られてた子どもさんが、送迎バスじゃない世界で来てるはず、迎えたはずの子がいないってことですら気づかない可能性があるわけだから、そういう子どもさんの登園管理の全体の問題として捉えるのか、どこまで射程に捉えてやられるかですけど、そういう多重ミスということは、そういう意味で、送迎バスの問題だけにとどまらないんじゃないかなというふうに思いますね。
○山陰中央新報:ありがとうございます。
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