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9月29日質問項目2

2.全国旅行支援

○山陰中央新報:先ほど、冒頭発言いただきました全国旅行支援の関係で、併せて配付いただいています資料を基にちょっと質問するんですけど、この県独自の上乗せ分というのは、ここのしまねっこクーポンの部分が県独自の上乗せ部分という理解でよろしいでしょうか。

 

○丸山知事:県独自の、ありますよね。どこのことですか。

 

○山陰中央新報:頂いているこの資料の、このしまねっこクーポンというところが県独自の上乗せ分という理解でよろしいでしょうか。

 

○丸山知事:いや、これは国の制度に基づく、国庫補助の対象になるクーポンを、島根県の場合はこういう、しまねっこクーポンという言い方をさせてもらってるということになります。

 

○山陰中央新報:今回は、それでは、島根県独自の上乗せ分を、他県がやってるようなものは、今回は特に想定をされてないということですか。

 

○丸山知事:はい、してません。

 

○山陰中央新報:今、各県がそうやっていろいろ上乗せの動きを見せていらっしゃいますけど……。

 

○丸山知事:そういうことはね、まだ、開始を表明してるとこ自体がまだ僅かじゃないかなと。これをこの期間でスタートするって、上乗せ合戦が展開されてるとは承知してませんけど。鳥取県がやってるのは知ってますけど。

 

○山陰中央新報:分かりました。質問しようとしたのは、そういった、こういう合戦というか、各県がそうやって上乗せをやってる状況については、知事としてはどう受け止めていらっしゃるかというのを伺いたかったのが……。

 

○丸山知事:どこに重点を置くかじゃないですか。島根県の場合は、よそがやってるからって全部やってたら、財政力が乏しいところからできなくなっていくだけの話なので、県内経済の状況を踏まえて、どこでどういう対応をするかというのは県が決めていくんです。じゃあ、コロナ融資の条件変更支援の融資期間延長、ほかの県がやってますか。やってないでしょう。だから、どこでお金使うかというのは、県内事業者なり県内経済の状況を踏まえて、優先順位をつけてやっていかなきゃいけないので、そういう意味では、よそがやってるからやらないのとかという、そういう単純な質問は出てくるでしょうけど、じゃあ、ほかのところはどうなのと、ほかがやってないことをやってるんだから、同じようにはできないでしょうと。よそがやってるから全部やりますといって対応できるのは、多分東京都しかいませんよ。お金の裕福なとこしか、そういうことはできない。ですよね。ほかがやってるところを全部やっていこうという対応ができるのは限られてるわけです。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 

○読売新聞:全国旅行支援の関係で伺います。ごめんなさい。

 開始の先延ばしとかもいろいろある中で、これから始まるというところですけれども、知事として、始まること自体に対する受け止めってどうでしょうか。感染状況に対する懸念とかも何かあるのかなというふうに思ったんですが。

 

○丸山知事:旅行自体、旅行というか、特に宿泊、これまでも何度か申し上げてきましたけど、帰省というのはプライベートルーム、プライベートな空間に、日常生活しておられる方々以外の方がプライベート空間に入ってこられますので、トイレが共用だったりお風呂が共用だったり、食事を通常生活を異にされている家庭同士でされるということでの接点が多いので、感染リスクは高いわけです。それに比べれば、旅行に伴う宿泊というのは、基本的には来られた方々が、来られた方々の範囲で入られるスペースというのは、その方々に限られますから、そういった意味で、同じ旅行、移動という意味では形式的には似てますけど、そのグループ、家族で来られたり友達で来られたりしますけど、その方々が同じ部屋だったり部屋を分かれたりしますけど、いわゆる県内の県民のプライベートスペースに、プライベートな空間を共有されるわけではないので、そういう意味で感染リスク自体はそれほど高くないと申し上げてきてます。ですので、大きく感染拡大の要因になるというふうにもともと考えておりませんし、これだけ長期間、県民割とか#WeLove山陰という形で山陰両県での、これはずっと継続してきましたけど、県民対象とか山陰両県対象、それをやっとブロックに広げてきました。けれどもやっぱり同じところに2回行こうという人はいなくなっちゃうわけなので、そういった意味では、裾野を広げないと、行ってみようという方がやっぱり広がるわけですから、そういう意味ではメリットのほうが大きいというふうに思います。特に出雲大社をメインにして来られる方々というのは、特に東京便利用の、東京から、関東圏からお越しの方のシェアが大分ありますので、そういった神在月という他県にない特別な観光シーズンを前にして、関東、それから関西もそうですけど、まで広がるという大きな人口圏のところまでそういった割引支援の対象にしてもらえるというのはありがたいという認識です。

 

○読売新聞:ありがとうございました。

 

○山陰中央テレビ:すみません、山陰中央テレビ、安部と申します。

 すみません、ちょっと今の全国旅行支援のところで改めて聞く形になるんですが、今、東京都とか、一部のところでは11日から開催しないという判断の自治体もある中で、改めてやはり島根県として、この初日といいますか、11日からこのキャンペーンを展開する一番大きな決定材料となったところを教えてください。

 

○丸山知事:私は、何で東京都が11日からやらないか知らないから。普通に考えれば、政府の支援措置があって、感染状況がこれまでに比べれば落ち着いてるわけだから、やるほうが普通でしょう。やらないところがあるというのは、申し訳ないですけど、やらない人たちのほうが説明しなきゃいけないんじゃないかって感じですけどね。

 

○山陰中央テレビ:それじゃあ、知事としては、今おっしゃられた、感染状況が一定落ち着いている中で、助成が受けられるキャンペーンの対象となるのであれば積極的に活用すべきだというお考えのところで、11日から始められるという認識でよろしいでしょうか。

 

○丸山知事:そうですね。

 

○山陰中央テレビ:はい、分かりました。

 

○丸山知事:逆に言うと、こういう期間が長く続くかどうか分からない。これまで、昨年、一昨年は年末から、昨年は、昨年というか今年ですけど、昨年末は年明けから、本当に、本当の年末、大みそかぐらいからばたばたし出した。つまりは、冬というのは換気が悪くなりますし、これまで大きな感染拡大が冬場に来るというのがこれまでの経験則なんです。秋場が比較的落ち着いているというのも、これも一つの経験則。つまりは第8波なんていうのは来ないことを祈ってますけど、そういうタイミングがいずれは来るということを考えると、できるときにできることをやっておくというのが大事で、それは逆に言うと、感染が落ち着いている時期に、時期を逃さずやっていくということが、どっちかというと大事なので、後になればなるほど感染者が減っていくというだけだというふうに捉えれば、先送りするという選択肢もあるかもしれませんけど、感染が落ち着いているときにできるだけ様々な活動をしてもらう、またはしてもらう対象として選んでもらうというふうに考えなきゃいけない。恐らくやっぱり感染が厳しかったのでブロックに限定されていたり、県内に限定されたり、隣県に限定されたりしたわけなので、そういう場面だって再現する場面が来るかもしれないと考えると、今のような状況でマーケットを広げて対応できる、私からすると適切なタイミングで制度が開かれた以上、機を逃さず活用していくというのが大事なんじゃないかというのが積極的な言い方になろうかというふうに思います。

 

○山陰中央テレビ:ありがとうございます。

 

○NHK:NHKの猪俣です。お願いします。

 全国旅行支援でちょっと追加でお聞きしたいんですけれども、先ほどタイミングの話で第8波といいますか、感染状況を見極めた上での実施になると思うんですけれども、政府は当面2か月ということで、12月後半ということで期間設定してると思うんですけれども、一般の人からすると、冬休みですとか年末年始とか、どうなんだろうなというふうに考える方もいらっしゃるかなと思いまして、県内の経済状況を踏まえた上で、この期間というところに対して、知事、どういうふうにお考えなのかというのを1点伺いたいのと、もう1点、ちょっとすみません、細かくて恐縮なんですけど、全国が対象になるということで、島根県、今回のキャッチフレーズ「ご縁も、美肌も、しまねから。」ということで、改めて他県と、各地でやってくると思うんですけれども、他県と差別化する上で、この島根の魅力って、改めて、この時期にどういうふうに魅力というのを伝えて、来てもらいたいと思っていらっしゃるのかというのをお願いします。

 

○丸山知事:期間については、ちょっと雑な言い方をすると、放っておいても人が動く年末年始は対象から外してしまおうという財務省的な考え方もあるかもしれませんね。そういう需要喚起をやる必要がない、もともと需要が高い時期を外すという意図なのであれば、それはそれで一つの考え方なので、ただ、年末年始が終わった後、例えば1月の中旬以降とかということから再開をしてもらうというふうに求めていかなきゃいけないんじゃないかというふうに思ってます。旅館、ホテルというのは大変厳しい状況が続いてましたし、特に、率直に申し上げてビジネスホテルという形態よりも、飲食を伴う部屋食だったり食堂で食べるパターンだったりしますけど、食事も一緒に出すという形で、いわゆる旅館とか、いわゆるシティーホテル的な、ビジネスじゃない形態でやられているところというのは、そういう宿泊、飲食分も含めて大変厳しかったわけなので、そういった意味で、これを2か月程度やればいろんな経営上の問題が解消していくというわけではないと思ってますので、できるだけ期間を長く実施してほしいということはお願いしていかなきゃいけないとは思います。ただ、また感染状況によって全国展開は難しいというような場面もあるでしょうから、そこは感染状況次第でしょうけど、感染状況が許せば、できるだけ長くやってもらいたいというふうなことというのは求めていかなきゃいけないというふうに思ってます。

 差別化の関係につきましては、最初の白築さんのお話にもありましたけど、上乗せをしていくようなやり方もあるかもしれませんけども、島根県としてはやっぱりコンテンツとしてのご縁と美肌、美肌については特に太平洋側、冬場というのは紫外線も強くて乾燥する時期ですけど、本県の場合は最も暖かい雪国みたいな立ち位置で、冬場の湿度も高いわけですから、そういったほかのエリアでまねできない気候とかというところも含めて、紫外線、よくも悪くも曇りが多いですので、そういう肌に優しい気候、環境、それから温泉、食材といったところを美肌観光としてPRするポイントを決めてますので、そういったことをきちんとPRをしてお迎えしたいと思ってますし、また、最初ちょっと触れましたけども、神在月という他県にない特別な位置づけの観光シーズンを出雲部は持っておりますので、そういったこととの相乗効果も狙いながらやっていきたいというふうに考えております。

 

 


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