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9月14日質問項目

○山陰中央新報:山陰中央新報社です。よろしくお願いします。

 先ほどの対策本部会議で飲食店の利用の要請について撤廃を決められましたけども、それについての判断に至った知事のそのお考えというか、改めて伺えればと思います。よろしくお願いします。

 

○丸山知事:先ほどコメントの中でも申し上げましたとおり、お盆休み明け後のピークで

ありました8月22日、この人口10万人当たりの1週間の数値で申し上げますと、約1,200人といったピークから一貫して減少傾向にございます。

 ちょっとグラフのほうを見ていただいても、大体土日が明けた月曜日の数字が発表されます火曜日の数字というのが週間でいきますと最大の数字が出ますけれども、この最大の数値を見ましても前週に比べて減少ということが続いている。先ほど申し上げました人口10万人当たり、1週間の数字ということを見ましても下がり続けているといったこの減少傾向が定着してるということに加えて、その絶対的な数字の水準がこのピークの約1,200(人)という数字から現時点で511(人)と半減以下となっておりますので、相当水準下がってきているというこの2点を考慮しまして全面解除を決定したとこであります。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 この解除によって改めて感染が再拡大するようなリスクもあると思うんですけども、その点についてはどういったお考えでいらっしゃいますでしょうか。

 

○丸山知事:基本的なこの感染のトレンドがマイナストレンドにあるという状況で、それが定着しているということとその数字の水準がピークの半分以下になってるということで、そういう要素というのは当然飲食の諸制限を撤廃することに伴うその感染のリスクというのは上がるわけですけども、大本のそのトレンドの中で吸収していける水準であろうという判断であります。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 部活動の停止要請についても、日曜日に停止が、要請が終了してるんですけども、この点の評価を改めて伺えればと思います。

 

○丸山知事:先ほど健康福祉部から御説明させていただきましたとおり、別紙4のグラフを御覧いただきますと、18歳以下という高校生未満の年代の方々の数字のトレンドというのはほかの年代と比べまして同じ減少になってない。減少の中でリバウンドもあり高止まりしているということでありますので、これはやはり学校再開の影響。これは授業の分になりますけれども。

 そして個別にもうちょっと細かい年代別に見ても、高校生に相当する年代というところはリバウンドを短期間ですけどもしております。つまりこれは部活動などを除いた活動の中でこの感染が増えたり、あとはほかの年代も全体、総数はこの間ずっと下がってますけども、ほかの年代についても小学生の年代、中学生の年代についてもどちらかといえば横ばいの傾向でありますので、全体のトレンドからするとやはり押し上げてるという状況であります。

 したがいましてそのトレンドを事前に想定しまして、それがより大きくならないようにという形で学校の中全体での活動の中でこの授業の部分、教科の部分を優先をして部活動についての一時的停止をお願いさせていただいて、授業の部分でこの避けられなかったこの感染拡大がいわゆるクラス単位ではなくて、学年とかクラスをまたいで接触する場面を止めていただくことで、それからさらに広がるということを防ぐことができたというふうに理解をいたしております。

 しかしながら、通常であれば活動ができた部活動をできなかったというその児童生徒の皆さん、これはスポ少の活動も含まれてるかと思いますので小学生の皆さん、それからその活動を熱心に支えておられる保護者の皆さんからするとこの通常の活動ができないということについて御不満、御批判があることについては、これは当然のことだというふうに思っておりますけども、こういった形で児童生徒の皆さんの感染の拡大を防ぐ、学校の中での感染を減らしていく。そして御家庭に波及をしていく、また親御さんに波及をしていくといったことについての感染拡大を抑えるということについての、そういうことのために必要であった措置であるということについて御理解をいただきたいというふうに思っているところでございます。御批判が非常に強いということについては、当然のことだというふうに思っております。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 部活動の停止要請とその飲食店の利用制限とこれまで県民に要請しておられたことが今回一気になくなるわけですけど、これまでのその対策への総括、まだ続くとは思うんですが、評価というか知事としてどうしていらっしゃるかというのを伺えればと思います。よろしくお願いします。

 

○丸山知事:これはいろいろ見方があると思いますけども、お手元で用意しています色塗りの資料の別紙7を御覧いただければというふうに思います。

 この別紙7は黒が島根県の1週間当たりの人口10万人の数字で、ピークは約1,200(人)、8月22日であります。島根県は出雲市内での大規模事業所クラスターを端緒としまして、全国的に見れば早い段階で感染拡大が進みました。したがいまして、このオレンジで書いています全国の数字からしますと先行して感染拡大をいたしました。

 類似の状況にある県といたしまして、先行して感染が拡大したこの緑色が熊本県、そして青色が佐賀県でありますけれども、島根県が6月下旬から飲食についてのこの人数と時間制限を順次拡大してお願いをしてまいりましたけども、それと感染拡大に伴って業務が逼迫しました保健所の業務遅延を早急に解消するために、この本庁でファーストタッチといいますか、陽性になった方に早く連絡を入れて自宅待機のお願いをする。また、濃厚接触者についても同様のお願いをしていくということを時間を置かずに実施するということを徹底して講じたことの影響だと私は思っておりますけども、熊本また佐賀に比べて早めにこの感染急増局面から脱して横ばいに移すことができたというふうにこの比較の中から評価をいたしているところでございます。

 したがいまして、当然飲食店の皆さん、またいろんな会合を予定されていた県民の皆さんについていろんな影響、売上げが減るといったこと、また活動が制限されるといった形での大きな御負担をおかけしたということは、これは大変重く受け止めておるところでございますけれども、こういった措置が早めにこの感染拡大を拡大局面から横ばいというふうに移し、それを維持する。お盆明けのリバウンドがありましたけども、基本的に横ばいに推移することができたというふうに認識しているところでございます。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 その中で、その対策についての反省点などあれば併せて伺えればと思います。

 

○丸山知事:まだ第7波の途上でございますので、その全体的な評価というのはまだ途上でございます。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 ちょっと話題は替わるんですけども、27日に予定されてます国葬への参加について、現時点で知事のお考え、参加されるかどうか伺えればと思います。

 あと、併せてその弔意の表明について県としての考えを改めて伺えればと思います。よろしくお願いします。

 

○丸山知事:安倍元総理の国葬につきまして、先週金曜日9日に政府から知事会を通じて案内がございました。出席が可能な日程でございますので、本日、先ほど参加する旨を知事会を経由して回答したところでございます。知事会に回答したということになります。

 

○山陰中央新報:県としての弔意の方は。

 

○丸山知事:島根県の場合、半旗の掲揚という形で行っておりますけども、これまで内閣総理大臣経験者の公的な葬儀に関しまして半旗を掲揚してるという経緯がございますので、今回もそれに倣って県庁舎、それから各合同庁舎、そして各集合庁舎で半旗を掲揚するというこれまでの対応と同じ対応をするという考えであります。

 

○山陰中央新報:黙とうについては。

 

○丸山知事:黙とうにつきましては、これまでも行っていないということ。それから、葬儀委員長である岸田総理から国民一人一人に弔意の表明を強制的に求めることはしないとされている趣旨を踏まえまして、黙とうについて職員等に対して求めることは考えていないということであります。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 

○朝日新聞:朝日新聞です。よろしくお願いします。

 ちょっといささか細かい質問になりますが、国葬に御出席になる場合にその経費は公費を充てられるでしょうか。

 

○丸山知事:島根県知事に対して案内を頂いておりますので、島根県知事の公務として出席をさせていただくことになります。したがいまして、公費を出させていただいて出席をさせていただくという考えであります。

 

○朝日新聞:もう一つお願いします。

 あと、この前の会見のときに県民に対して弔意を要請するということはないというお話でしたけども、教育委員会とか学校とかに対して何か呼びかけをするっていう考えはないでしょうか。

 

○丸山知事:ありません。

 

○朝日新聞:ないということですね。

 

○丸山知事:はい。

 

○朝日新聞:ありがとうございます。

 

○読売新聞:読売新聞です。

 すみません、先ほどのお答えなんですけれども、半旗の掲揚については学校は特に対象に知事として求められる考えはないという。

 

○丸山知事:ないです。

 

○読売新聞:そうですか。

 あと、決めるのは教育委員会かもしれませんけれども、学校ではそういう半旗の掲揚とかはないという理解でいいでしょうか。

 

○丸山知事:それは教育委員会に聞いてください。

 

○読売新聞:分かりました。了解しました。

 

○丸山知事:今申し上げた施設、県庁舎それから合同庁舎、それから集合庁舎というのは県知事が管理してる施設の話になりますので。

 

○読売新聞:分かりました。

 これも以前の定例のときにもお話しいただいてるかと思います。種々いろいろ国葬をめぐっては議論がある中で今回出席を決められるということで、改めてですが、ちょっと判断に至った理由をお話しいただければと思います。

 

○丸山知事:政府から出席の案内があって、出席可能であるという日程になってるので出席をするということです。

 

○読売新聞:いろいろ批判もある中でというところの議論というのはどう御覧になっておりますでしょうか。

 

○丸山知事:批判があるということについては、それは政府に対して実施されるということに対していろんな議論があるということは承知しておりますけれども、それを踏まえて開催されるというのが政府の判断でありますので、それに対して案内があったものに対して出席可能なわけですから出席をする。

 批判をどういうふうに受け止められるかというのは、政府がどういうふうに受け止められるかということの問題だというふうに受け止めています。

 

○読売新聞:分かりました。

 もう1点ですけれども、全数把握の見直しについてこれからの検討事項になってくるんだろうというふうに思うんですけど、現段階で県としてはスケジュールと言ったらおかしいですけれども、見直しの新しい体制づくりというか、どう考えていらっしゃるのかっていうこともお伺いさせてください。

 

○丸山知事:これまでと違う対応を取るわけですから、できるだけ準備期間を置いて移行するという考えでありますので、先行してやるメリットは乏しい。したがって、9月26日にこの移行できるように準備を進めているということであります。

 

○読売新聞:分かりました。ありがとうございました。

 

○山陰放送:すみません、山陰放送と申します。

 コロナの関係で、島根県の対応案の中で無料検査の受診について、要請期間を9月30日までとするということで9月30日まで無料期間になっていたと思います。延長されてたと思いますけれども、これが終わった後についてはどうなさるのかということと、国が何かCOCOAの対応を今後やめていくというようなお話もあるみたいですが、県民への要請の中に接触確認アプリCOCOAを積極的にインストールして活用することというのが今回も残っていますが、この辺についてはどういうお考えがあってのことなのかをちょっと確認させてください。

 

○丸山知事:9月30日までまだ期間がありますので、この延長するのかやめるのかについてはまだ検討中というのが無料検査の関係についてのお答えになります。

 COCOAの話というのは河野大臣がそういうふうに言われたという話は承知してますけども、大臣の発言にとどまる話なので正式な決定を待って、やめるということであればそれは当然機能がなくなるので落とすことになりますけども、恐らくその内容であれば(島根県対策本部会議を)書面会議とかで対応するような話になるのかもしれませんね。

 

○山陰放送:取りあえずまだあるものなので、これは呼びかけを下げることは必要はないという。

 

○丸山知事:今の時点でなくなってないのに使う必要ないっていう理由がないですので、それはもう報道の話で今の時点でなくなっていく、この時点で機能が使えないっていう状況であればそれは落とさなきゃいけないでしょうけど、今この時点で落とす理由がないのでまだ置いていると。いついつやめるという話が出てくれば、それに向けて恐らくなくなるものを使ってくださいというふうには言えませんので、そのタイミングで落とすことになると思います。それは政府の対応決定を待っている。なくなるのであれば、それは落としていくということが基本だというふうに思ってますが、まだいついつからもう機能なくなるという話が来ているわけじゃないので、なのでやめるという判断にまだ至っていないというぐらいの話です。

 

○山陰放送:ありがとうございました。

 

○山陰中央テレビ:山陰中央テレビです。

 部活動の一時停止についての話に戻すんですけれども、要請に応じなかった松江市と出雲市でもクラスターが発生していなかったかと思うんですけども、その点についてはどのように結果として受け止められているのかということと、仮に第8波が来たときに同じように要請というのはどのように考えているんでしょうか。

 

○丸山知事:松江市と出雲市の中で言えば、エリアで言えば高校の単位で言えば多分、それは別にそういうことだということじゃないでしょうか。どこで起きるか起きないか、あらかじめ分かってお願いできるものではないので、それが分かっていればその学校だけあらかじめ指定できますけど、どこで起きるか分からないことに対応する話なのでそういうお願いをさせていただいてる。当然ピンポイントで分かればそうしたいとこですけども、それが分からないのでそういったお願いをさせていただいてるということになります。

それからもう1つは何でしたか。

 

○山陰中央テレビ:第8波の対応・・・

 

○丸山知事:第8波の対応はまずはこの第7波の収束において今全数把握の見直しなどが行われるその局面ですから、まずは目の前にあることをやること、これを優先をして、そして今政府のほうでオミクロン株対応のワクチン接種を進めていく。また、高齢者施設などでの従事者に対する検査を実施をしていくといった形での新たな対応を進められるという方針が示されてますので、そういったことを通じた感染抑制をしていくというふうなこと、こういった政府の方針にまず対応していくということじゃないかというふうに思います。

 

○山陰中央テレビ:ありがとうございます。

 

○NHK:NHKと申します。よろしくお願いします。

 まず、国葬について1点確認をさせていただきたいんですけれども、県の管理庁舎で半旗の掲揚をされるということですが、そうしますと県の教育委員会も半旗の対象となるということでよろしいでしょうか。

 

○丸山知事:教育委員会というか、あれは県知事が管理してる庁舎に入ってるということなので県の庁舎、県知事が管理する庁舎として半旗を掲揚する。教育委員会として掲揚するわけではないということになります。

 

○NHK:分かりました。ありがとうございます。

 もう1点、コロナの関連で、以前も水際対策の緩和についてお伺いをさせていただきましたが、また政府のほうでも入国者の上限を撤廃する考えですとか個人旅行などもできるのではないかというふうな考えが示されていますが、現時点での感染状況で知事としてはこうした水際対策の大幅な緩和というのは県内でもインバウンドを呼び込む期待になるというふうに考えていらっしゃるのか、今でもやはり少し懸念を示されていらっしゃるのか、お考えをお聞かせください。

 

○丸山知事:木原官房副長官がテレビ、日曜日の報道番組でそういうふうに発言されてるということは承知をいたしておりますので、恐らく官邸の枢要な場所におられる方の御発言ですのでそういう方向で進むんだろうというふうには思いますが、それを決められる際に政府がどういうふうに考えてどういうことをされようとしているのかというお考えを伺った上でないと評価しにくい。ただ、あれだけはっきり言われているので、そういう方向で進むんだろうというふうに思っております。

 全体としては、やはり分科会の医療関係の専門家の皆さんからはまだその感染をさせる可能性がある期間にまだ残ってる期間を含めて自宅療養の期間の短縮を決められたりしてるものの一連の流れでいくと、全体としては日本社会全体として感染リスクも従前よりももうちょっと高い水準で許容して、そして経済とか社会を回していこうという方針で取り組まれているんだろうというふうに全体としては受け止めております。

 あとは、それに対して今回の全数把握の見直しとセットで公表されましたオミクロン株に対応したこのワクチンを全国民対象に接種を進めていくといった対策とか、健康フォローアップセンターという発生届の対象から外れる方々をフォローするためのセンターを各都道府県で整備して、この発生統計からは漏れるけれどもそういう方々に対する相談、それから相談に基づく対応ということをきちんとやっていこうといった対策とか、先ほど申し上げた高齢者施設の従事者などに対しまして頻回検査という、頻繁と言えるかどうか分かりませんけども、恐らく定期的な検査をしていこうといった新たな取組、そういうものとそういう感染拡大を防ぐための対策の強化とそういった行動制限に類するものの緩和というものをバランスを取って進めていかれようとしてるんだろうというふうに大枠としては理解しておりますけども、水際対策の関係についてはまだ決定事項ではないので詳細なコメントができる段階ではない。

 ただ、当然そういうふうになれば県内の観光事業者の皆さんというのは当然そういうビジネスチャンスをきちんと生かしていきたいというふうに考えられてるでしょうし、そういった対応を取らなければ他の地域と観光業の回復といった面で後れを取るということになるでしょうから、そういった制度的な変化に島根県内も対応していかなきゃいけないということにはなるんじゃないか。そういうチャンスを逃さないというふうに事業者の皆さんは思われるでしょうし、それをきちんと県としてサポートしていくというふうな対応をすることになるんだろうというふうに思っております。

 

○NHK:ありがとうございます。

 

○日本海テレビ:日本海テレビです。

 国葬についてなんですけれども、出席は知事お一人でよろしいでしょうか。

 それと公費なんですが、国の公費から知事の移動費として与えられているのかということ。

 あとは半旗の掲揚なんですけども、27日当日のみなのか。できたら時間とか分かったらお願いします。

 

○丸山知事:出席の案内があるのは私だけです。なので私が出席するということになります。

 それから、日にちはその国葬の日の通常半旗じゃない旗を掲げてる時間帯がありますから、その時間帯を、半旗じゃない、フル、何と言うのかな、全旗と言うのか分かりませんけど、全旗を揚げてる時間を半旗にするっていうことになります。ですので庁舎管理、その旗を揚げる方が多分出勤なりしてこられる時間帯、そしてそれをしまわれる時間といういわゆる日中を半旗掲げるという、日にち単位でやるということであります。

 あと何でしたか。

 

○日本海テレビ:国から出る公費はお一人で、具体的に……。

 

○丸山知事:それは島根県知事としての出席になりますから、それは国から出るということではなくて県費、県としての公費を充てさせていただくということになります。島根県知事として出席を判断して出席をするということになりますので、島根県の公費を充てさせていただくと。

 

○日本海テレビ:県の公費というと、具体的に名前はありますか。何々費とか。

 

○秘書課:旅費です。

 

○日本海テレビ:ありがとうございました。

 


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