２．島根大学新学部設置

○山陰中央新報：少し話題替わるんですけども、島根大学の新学部の設置について、先日、文科省の諮問機関が認めてるということが分かりまして、近く正式に認められることになると思うんですけども、今後、県としても予算編成の時期を控えてまして、改めまして県としての大学に向けての支援体制についてお考えを伺えればと思います。よろしくお願いします。

○丸山知事：今回の島根大学の新学部の創設というのは、エネルギー問題を材料工学等々を駆使して解決していくといった、材料工学をエネルギーの観点からも生かしていくという、そういう新しい切り口であります。エネルギー問題に対応していくことについては、これはユニバーサルな課題でありますし、素材産業、素材工学というのは島根でいきますと、たたら以来の伝統がある、安来を中心とした特殊鋼クラスターを持っている島根県の地場産業にもマッチした新しい学部だと我々は思っておりますし、そういった意味で、島根の既存の企業の皆さんに対する卒業生の皆さん、高度人材の供給ですね、それから様々な共同研究といった意味で、地元経済への波及効果が大きく期待できる学部であるというふうに思っております。

　そういった意味で、県としても必要な支援があれば、大学からお話を伺って、この支援というものは検討していきたいというふうに考えております。財政支援なり、そういった地元企業とのコラボレーションをサポートしていくというソフト面と、両面があろうかと思いますけど、そういったことについては積極的に取り組んでいきたいというふうに考えております。県議会とも御相談した上で、必要な支援を検討していきたいというふうに考えております。

○山陰中央新報：関連ですが、財政支援金の規模については、今のところはまだ白紙の状態というか、これから協議をした上でイメージが固まっていくという認識でよろしいでしょうか。

○丸山知事：そういうことですね。

○山陰中央新報：ありがとうございます。